更新日:2025.04.19
最新の NVIDIA GeForce RTXシリーズ、AMD Radeon グラフィックボードの性能を参考スコア形式でまとめました。最新GPU同士の性能比較など、ゲーミングPCや自作PCの購入や買い替えの目安としてご利用ください。
GeForce RTX50 シリーズが登場
GeForce RTX50シリーズのモデル展開
2025年1月、GeForce RTX 5090 をはじめとする GeForceシリーズの最新モデル、GeForce RTX50 シリーズが発表されました。
そこで RTX50 シリーズの製品スペックをRTX 4090と比較してみました。
※実際の製品スペックとは異なる場合があります。
RTX50 シリーズ と RTX4090 の比較
|
RTX 5090 |
RTX 5080 |
RTX 5070 Ti |
RTX 5070 |
RTX 5060 Ti |
参考 RTX 4090 |
発売日 |
2025年1月 |
2025年1月 |
2025年2月 |
2025年3月 |
2025年4月 |
2022年10月 |
AI TOPS |
3352 |
1801 |
1406 |
988 |
759 |
466 |
CUDAコア数 |
21,760 |
10,752 |
8,960 |
6,144 |
4,608 |
16,384 |
Tensorコア |
第5世代 |
第5世代 |
第5世代 |
第5世代 |
第5世代 |
第4世代 |
レイトレーシングコア |
第4世代 |
第4世代 |
第4世代 |
第4世代 |
第4世代 |
第3世代 |
メモリ構成 |
32GB GDDR7 |
16GB GDDR7 |
16GB GDDR7 |
12GB GDDR7 |
16GB/8GB GDDR7 |
24GB GDDR6X |
メモリバス幅 |
512bit |
256bit |
256bit |
192bit |
128bit |
384bit |
TDP |
575W |
360W |
300W |
250W |
180W |
450W |
グラフィックボードとは
グラフィックボード(ビデオカード・グラフィックカード・GPU) は、3D描画や高精細なパソコンの映像をより美しく滑らかに処理して映像に表現するPCパーツです。
PCゲームなど、3Dグラフィックの処理能力・描写能力を重視するなら GeForce RTX4080 SUPER などのハイエンドモデルがおすすめですが、プレイするゲームや使用用途によってはそこまで高性能なグラフィックボードが必要とは限りません。性能に応じて価格も高いですので、用途に合ったグラフィックボードの購入をオススメします。
GPUメーカーで選ぶ
NVIDIA (エヌビディア)
NVIDIAは世界的なグラフィックボードのメーカーです。多くのメーカー製ゲーミングパソコンにも搭載されており、ゲームプレイヤー向けの「GeForce (ジーフォース)」シリーズや、クリエイター向けの「NVIDIA RTX」シリーズなどが有名です。
ゲーム向けのGeForceシリーズは、基本性能が高いほうから RTX、GTX、GT という順序でシリーズ展開されています。
とくに高性能のRTXシリーズは、RTコアと呼ばれる「光の処理」専用のプロセッサーを備えており、リアルな光の表現や映り込みを描写することができます。
NVIDIA (エヌビディア) のグラフィックボードはこちら
AMD (エーエムディー)
AMDは、Radeon(ラデオン)シリーズなどのグラフィックボードを製造しているメーカーで、半導体でも世界的に有名なメーカーです。家庭用ゲーム機であるPS5やPS4、Xbox Series X/S のGPUもAMDベースのものが使われています。
AMD CPUと組み合わせてAMDマシンとして選ばれたり、コストパフォーマンスの良い製品が選ばれたりするメーカーです。
AMD (エーエムディー) のグラフィックボードはこちら
グラフィックボード 売上ランキング
集計期間:04月22日〜04月28日
※3DMark Time Spy (DirectX 12) を使用したベンチマークテストのスコア一覧です。最新のDirectX 12でのテストのため、DirectX 11や、DirectX 9を使用したソフトではスコアランキングが変わります。
※CPUやグラフィックボードメーカー、測定環境によってスコアは変動しますので、こちらの表は性能を保証するものではありません。
グラフィックボード 一覧はこちら
ゲーミングPC 一覧はこちら
グラフィックボードの選び方
プレイするゲームタイトル・ソフトで選ぶ
パソコンゲームや3Dグラフィックを扱うソフトを使用する場合は、使いたいソフトやアプリの動作環境を満たしているかが大事です。例えば、オンラインゲーム「Apex Legends」の推奨動作環境は、NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 とメーカーページで案内されています。
推奨動作環境ぎりぎりのグラフィックボードでは、描写ユーザーが密集した場所を描画する、戦闘や爆発が重なるなど、処理が重くなる際には著しくfpsが落ちる場合がありますので、それの少し上の性能のグラフィックボードを用意するのが良いでしょう。
さらに、60fps の「一般的なディスプレイ」ではなく、120Hz、144Hz や240Hz など「ゲーミングディスプレイ」を使用する場合や、1920x1080 以上の高解像度を描写する場合はさらに上位のグラフィックボードを用意しましょう。
fpsとは1秒間に表示するコマ数です。数字が多いほどなめらかに表示できます。
メーカーやシリーズで選ぶ
グラフィックボードは、NVIDIAやAMDが製造したGPUを、複数のメーカー(ASUS、MSI、GIGABYTEなど)から発売されているため、同じチップでも非常にたくさんのモデルが展開されています。
通常のモデルのほかに、チューニングしたオーバークロックしたモデル、冷却性能を高めたモデル、高耐久の実装部品を採用したモデル、ライティングのカスタマイズやデザインに力を入れたフラッグシップモデルなどがメーカーごとに存在します。
PCケースの側板がガラスのものが多いのでグラフィックチップを決めたらボードのデザインで選ぶのもオススメの選び方です。
また最近ではRGB LEDの制御が一括でできる場合があるのでマザーボードメーカーと合わせるのもオススメです。
PCケースのサイズで選ぶ
高性能なグラフィックボードを買ったけど、PCケースに入らない。そうなってしまっては元も子もありません。
ファンが3つ付いているような冷却性能の高いグラフィックボードはサイズが大きくなる傾向があります。
使用しているPCケースのサイズや、取り付けるスロット数を事前に確認してから購入することをおすすめします。
電源ユニットの容量で選ぶ
グラフィックボードは、ほぼ性能に比例して消費電力が高くなります。
メーカー製のパソコンのグラフィックボードを交換する場合などは電源の容量に余裕がある場合が少なく、またグラフィックボード用の補助電源ピンがなかったりと注意が必要です。
電源が足りないとPCが起動しなかったり、すぐシャットダウンしてしまったり、負荷時に急に落ちたりといったアクシデントが発生してしまいます。
グラフィックボードを購入する前に電源の容量も確認しましょう。
おすすめグラフィックボード
GeForce RTX 40 シリーズ
GeForce RTX 40 シリーズはゲーマーとクリエイター向けに作られたグラフィックボードです。
最新のNVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ、美しい光の表現ができるレイトレーシングプロセッサ、AI処理による高解像度化など、最新の技術を搭載しています。
さらに対戦ゲームにおけるシステム遅延を測定し、削減することができるNVIDIA Reflexという革新的な技術に対応しています。
これはGeForce RTX 40 もしくは 30 シリーズ GPU、Reflex 対応 NVIDIA G-SYNC ディスプレイ、NVIDIA Reflex 互換マウスを使用することで、対戦に求められる 25 ミリ秒 (ms) 以下の応答性を手に入れることができるものです。詳細はこちら(外部NVIDIAサイト)
ライブ配信用エンコーダーNVIDIA Encoder (NVENC) も搭載し、驚くほど高画質でスムーズ、そしてカクツキのないライブ配信を実現します。
GeForce RTX 40シリーズ一覧はこちら
AMD Radeon RX 7000シリーズ
AMD Ryzen 7000 シリーズとAMD Radeon RX 7000 シリーズ グラフィックスを組み合わせることで、AMD Smart Access Memoryという技術が使用できます。
従来ではプロセッサーから一度に一部のグラフィックス・メモリー(VRAM)にしかアクセスできないため、システム・パフォーマンスが制限されていました。
しかしこのAMD Smart Access Memoryにより、データ・チャネルが拡張され、GPUメモリーの可能性を最大限に活用できるため、パフォーマンスを向上することができます。
このAMD Smart Access Memoryを利用できるため、最新世代ではAMDでCPUとGPUをそろえるのもオススメです。
Radeon RX シリーズ一覧はこちら
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