更新日:2024.07.21
最新のNVIDIA GeForce、AMD Radeon グラフィックボードの性能を参考スコア形式でまとめました。最新GPU同士の性能比較など、ゲーミングPCや自作PCの購入や買い替えの目安としてご利用ください。
グラボ 売上ランキング
集計期間:09月03日〜09月09日
最新グラフィックボード性能比較表
3DMark Time Spy Graphics Score - DirectX 12
※3DMark Time Spy (DirectX 12)を使用したベンチマークテストのスコア一覧です。最新のDirectX 12のテストなので、DirectX 11や、DirectX 9を使用したソフトではスコアランキングが変わります。
※CPUやグラフィックボードメーカー、測定環境によってスコアは変わってしまいますので、こちらの表は性能を保証するものではありません。
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グラフィックボードの基礎知識
グラフィックボード(ビデオカード・グラフィックカード・GPU)は、3Dや高精細なパソコンの映像をより美しく滑らかに処理し映像に表現するPCパーツです。
3Dグラフィックの処理能力・描写能力を重視するなら GeForce RTX4080 などのハイエンドモデルがおすすめですが、使用用途によってそこまで高性能なグラフィックボードが必要とは限りません。
GPUメーカーで選ぶ
NVIDIA (エヌビディア)
NVIDIAは世界的なグラフィックボードのメーカーです。
多くのメーカー製パソコンにも搭載されており、ゲームプレイヤー向けの「GeForce (ジーフォース)」シリーズや、現行ではないですが、クリエイター向けの「Quadro (クアドロ)」シリーズなどが有名です。
ゲーム向けGeForceシリーズは基本性能が高いほうから RTX、GTX、GT という順でシリーズ展開されています。
とくにRTXシリーズは、RTコアと呼ばれる「光の処理」専用のプロセッサーを備えており、リアルな光の表現や映り込みを描写することができます。
例えば RTX 4080 では、40が世代、80が性能となり性能の数字が大きいほど高性能となります。
シリーズ・世代ごとに多くの型番があり、さらに同じ型番でも性能が上がる「Super」や「Ti」がついたモデルなど多くの種類があります。
NVIDIA (エヌビディア) のグラフィックボードはこちら
AMD (エーエムディー)
AMDは、Radeon(ラデオン)シリーズなどのグラフィックボードを製造しているメーカーで、半導体でも世界的に有名なメーカーです。
家庭用ゲーム機であるPS5やPS4、Xbox Series X/S のGPUもAMDベースのものが使われています。
またMac Proに搭載されているグラフィックスはAMD Radeon Proグラフィックスというワークステーション向けのものが採用されていたりと、Windows以外でも採用実績の高いメーカーです。
WindowsユーザーからはAMD CPUと組み合わせてAMDマシンとして選ばれたり、コストパフォーマンスの良い製品が選ばれたりするメーカーです。
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グラフィックボードの選び方
プレイするゲームタイトル・ソフトで選ぶ
パソコンゲームや3Dグラフィックを扱うソフトを使用する場合は、使いたいソフトやアプリの動作環境を満たしているかが大事です。
例えば、オンラインゲーム「Apex Legends」の推奨動作環境は、NVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 とメーカーページで案内されています。
推奨動作環境ぎりぎりのグラフィックボードでは、描写ユーザーが密集した場所を描画する、戦闘や爆発が重なるなど、処理が重くなる際には著しくfpsが落ちる場合がありますので、それの少し上の性能のグラフィックボードを用意するのが良いでしょう。
さらに、60fps の「一般的なディスプレイ」ではなく、120Hz、144Hz や240Hz など「ゲーミングディスプレイ」を使用する場合や、1920x1080 以上の高解像度を描写する場合はさらに上位のグラフィックボードを用意しましょう。
fpsとは1秒間に表示するコマ数です。数字が多いほどなめらかに表示できます。
メーカーやシリーズで選ぶ
グラフィックボードは、NVIDIAやAMDが製造したGPUを、複数のメーカー(ASUS、MSI、GIGABYTEなど)から発売されているため、同じチップでも非常にたくさんのモデルが展開されています。
通常のモデルのほかに、チューニングしたオーバークロックしたモデル、冷却性能を高めたモデル、高耐久の実装部品を採用したモデル、ライティングのカスタマイズやデザインに力を入れたフラッグシップモデルなどがメーカーごとに存在します。
PCケースの側板がガラスのものが多いのでグラフィックチップを決めたらボードのデザインで選ぶのもオススメの選び方です。
また最近ではRGB LEDの制御が一括でできる場合があるのでマザーボードメーカーと合わせるのもオススメです。
PCケースのサイズで選ぶ
高性能なグラフィックボードを買ったけど、PCケースに入らない。そうなってしまっては元も子もありません。
ファンが3つ付いているような冷却性能の高いグラフィックボードはサイズが大きくなる傾向があります。
使用しているPCケースのサイズや、取り付けるスロット数を事前に確認してから購入することをおすすめします。
電源ユニットの容量で選ぶ
グラフィックボードは、ほぼ性能に比例して消費電力が高くなります。
メーカー製のパソコンのグラフィックボードを交換する場合などは電源の容量に余裕がある場合が少なく、またグラフィックボード用の補助電源ピンがなかったりと注意が必要です。
電源が足りないとPCが起動しなかったり、すぐシャットダウンしてしまったり、負荷時に急に落ちたりといったアクシデントが発生してしまいます。
グラフィックボードを購入する前に電源の容量も確認しましょう。
おすすめグラフィックボード
GeForce RTX 40 / 30 シリーズ
GeForce RTX 30 シリーズはゲーマーとクリエイター向けに作られたグラフィックボードです。
最新のNVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャ、美しい光の表現ができる第3世代レイトレーシングプロセッサ、AI処理による高解像度化など、最新の技術を搭載しています。
さらにGeForce RTX 40 シリーズは対戦ゲームにおけるシステム遅延を測定し、削減することができるNVIDIA Reflexという革新的な技術に対応しています。
これはGeForce RTX 40 もしくは 30 シリーズ GPU、Reflex 対応 NVIDIA G-SYNC ディスプレイ、NVIDIA Reflex 互換マウスを使用することで、対戦に求められる 25 ミリ秒 (ms) 以下の応答性を手に入れることができるものです。詳細はこちら(外部NVIDIAサイト)
ライブ配信用エンコーダーNVIDIA Encoder (NVENC) も搭載し、驚くほど高画質でスムーズ、そしてカクツキのないライブ配信を実現します。
GeForce RTX 40シリーズ一覧はこちら
AMD Radeon RX 7000シリーズ
さらにAMD Ryzen 7000 シリーズとAMD Radeon RX 7000 シリーズ グラフィックスを組み合わせることで、AMD Smart Access Memoryという技術が使用できます。
従来ではプロセッサーから一度に一部のグラフィックス・メモリー(VRAM)にしかアクセスできないため、システム・パフォーマンスが制限されていました。
しかしこのAMD Smart Access Memoryにより、データ・チャネルが拡張され、GPUメモリーの可能性を最大限に活用できるため、パフォーマンスを向上することができます。
このAMD Smart Access Memoryを利用できるため、最新世代ではAMDでCPUとGPUをそろえるのもオススメです。
Radeon RX シリーズ一覧はこちら
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