「VALORANT」とは？
-配信がより楽しくなる知識とポイント-

まずは「そもそも『VALORANT』とはどんなゲームなのか？」をご紹介します！

VALORANTは人気ゲーム制作会社Riot Games（ライアットゲームズ）から配信されている FPSゲーム* です。
対戦するマップはそれぞれ特徴がある9つから選択され、攻撃側5人と防衛側5人の計10人のプレイヤーで個性豊かなスキルを持ったエージェントを操作し、13ラウンド先取することを目指して戦います。
ゲーム中に使用するスキルや武器は、ゲーム内のみで使えるクレジットで購入します。各ラウンドの勝敗や倒した敵の数で得られるクレジット額が違うので、このクレジット制度もVALORANTを観戦するにあたって重要な要素の1つです！

*FPSゲーム：FPS ＝ First Person Shooter（ファースト パーソン シューター）の略称。「一人称視点（操作キャラクターそのものの視点 ＝ First Person）」であり、「銃あるいは銃に類似する武器を主体とするバトルシステム（＝ Shooter）」であるゲームのこと。

「13ラウンド先取で勝利」と一口に言っても、各ラウンドの勝利条件は 攻撃側と防衛側で異なります。

攻撃側のラウンド勝利条件は2つあります。

ラウンドの制限時間1分40秒の間に敵を全員倒すこと

時間内にマップの決められたエリアにスパイクという爆弾を設置し、爆発するまで守り切ること

対する防衛側の勝利条件は3つあります。

ラウンドの制限時間1分40秒の間に敵を全員倒すこと

設置されたスパイクを解除すること

敵に倒されず、スパイクも設置させずに1分40秒守り切ること

これらの勝利条件を達成する為に作戦を立ててプレイしていきます！

攻撃側と防衛側は、試合が始まってから12ラウンド経過すると交代されます。そのため、両チームともに攻撃も防衛もこなせるようにバランスを考えて、プレイするエージェントを選択していきます。

「エージェント」とは、各プレイヤーが操作するキャラクターのことです。
エージェントにはそれぞれ4つのロール（役割）と4つの固有アビリティ（スキル）があり、アビリティの内容によって得意なことや苦手なことが異なります。
ここでは、重要な4つのロールについて詳しく見ていきましょう！

デュエリスト
攻撃的なアビリティを使いながら、敵と交戦していくアタッカーロールです。
積極的に戦闘を行うロールなので、他のロールよりも撃ち合いの強さ・敵に素早く照準を定めるエイム力・戦闘を仕掛けるタイミングやスキルの使いどころを考える判断力が求められるロールです。
数多くの敵を倒すチームの花形といえます！

イニシエーター
敵の位置を見つけ出す索敵アビリティや、敵の視界を遮るフラッシュ等のスキルを使いながら、チームの動きをサポートするロールです。
このロールはアビリティを適切なタイミング・位置に使うための知識や、マップの理解度が求められます。
敵の情報をより多く得られることから、司令官としての役割を担うことが多いです！

コントローラー
敵やエリアの視界をスモークで遮り、攻撃側ならスパイク設置エリアに進行する時、防衛側なら敵の進行を遮る際や、敵に占拠されたエリアを取り返しに行く場面で活躍するサポートロールです。
スモークを有効に使うことができるか否かで勝敗が大きく左右されるため、スモークの知識・チームの意図をくみ取る理解力がカギとなります。
スモークを用いてチームを勝利に導く為の、縁の下の力持ちです！

センチネル
設置型の索敵スキルや足止めに適したアビリティでエリアをコントロールするディフェンスロールです。
効果的なアビリティの設置場所等の知識や、敵から攻撃を受けた際の判断力がとても重要です。
敵に簡単にエリアを取らせない、守りのスペシャリストです！

それぞれのチームは、この異なるロールのエージェントを相性よくかつバランスも考えて選択し、ゲームをプレイしていきます！

ゲーム配信を見ている時にはつい画面の動きを追いがちですが、よりよく戦況を把握するには ミニマップ を見るのがオススメです！

公式大会や実況解説がある配信の場合は、それぞれ注目してほしい箇所を教えてくれます。ですが、実況解説のない個人や小規模大会の場合は、画面に動きがないとどこに目を向ければいいのかわからない場面があるかと思います。
そんな時に画面左上に表示されているミニマップを見ておくと、そろそろ戦闘になりそうな場所や両チームの作戦を読み取ることができるため、よりVALORANT観戦が面白くなります！