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第70回 2本で1本のソフト?? 『SIMPLEキャラクター2000シリーズVOL.12 機動武闘伝Gガンダム THE バトル』
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PlayStation |
メーカー名 : |
バンダイ |
タイトル : |
SIMPLEキャラクター2000シリーズVOL.12 機動武闘伝Gガンダム THE バトル |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
2002/10/10 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\680(税込)
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※この価格は2004/12/23現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★☆☆☆☆ |
音楽 |
★☆☆☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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PlayStation最初のRPGである「アークザラッド」は尻切れトンボで中途半端なシナリオだったため、「アークザラッド2」と合わせて辛うじて1本分のソフトと酷評される事しばしばですが、今回紹介の本作は同時発売の「VOL.13 新機動戦記ガンダムW」と合わせて1本分のボリュームを「SIMPLEシリーズ」と言う事でバッサリ割り切り2本に分離している確信犯です。
隠し要素と言うか仕様と言うか、それぞれゲームを進めるとお互いのセーブデータからキャラクタが「新キャラ」として相互に登場、2本ともソフトを用意しないと全キャラがそろいません。
また、登場キャラクタそれぞれのエンディングを迎える等で「隠れキャラ」が登場。
初代ガンダムやザクなどが登場します。
本作の最大の特徴は「ゲームバランス」の調整を一切行なっていない点。
続に言う「キャラ勝ち」が顕著で「ガンダムマックスター」での戦闘は理不尽極まりないほど厳しいものがあります。
また、BGMはオリジナルな物が使われ、画面効果も原作を無視しておりGガンダムの雰囲気まったく無し。
シナリオモードでのキャラクタの挙動も違和感/不自然ありまくり。
全編を通して大味な本作、駆け引きや攻略よりもゴリ押しや運で勝敗が決まるので、できの悪い同人格ゲーの様ですが、逆にそれが微妙な持ち味となっております。
本作が通常のPlayStationソフト同様の価格であれば大暴れ必至なのですが、
冷静に考えて見れば「SIMPLEキャラクター」シリーズな訳で、その部分だけを
考慮すれば非常に良作なのです。
でも「VOL.13 新機動戦記ガンダムW」も合わせて購入すると相応の価格な訳で……
こんな人にオススメ!
格闘ゲームが苦手な人
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掲載日:2004/12/23 本部のジャンカー |
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第69回 スクウェアのFC参入第一弾!(古傷かも……)『テグサー』
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
スクウェア |
タイトル : |
テグサー |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1985/12/19 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\980(税込)
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※この価格は2004/12/16現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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シルフィード/ヴェイグス/ファイアーホーク/自己中心派/ハラキリ(ぉぃ)など、PCゲームのベストセラーメーカーであるゲームアーツのデビュー作にして大ヒット作の「テグザー」を、スクウェアがファミコン参入第一弾として移植した本作。
今でこそ知らぬ者も無いほど有名なスクウェアですが、当時はデストラップ/デストラップ2・ウィルと言った通好み(同じシリーズとは思えないほどベクトルは違うけど)のアドベンチャーをリリースしているだけのマイナーメーカーでした。
移植の度合いは、プラットフォームがファミコンと言う制約の中では、かなり頑張ってはいますが、テグザー最大の魅力である「自動追尾レーザー」が……バルカン?
ファミコンに多くを求めてはいけないかもしれませんが、追尾レーザーで無い時点で 魅力の40%(残りの60%は変形)は無くなってしまっている上、
異様にスッキリした画面構成。
右下パラメータの表記に奇妙な脱力感を覚えます。
しかも雰囲気は再現されてるんですが、バランスが悪い。
自機が小さい分、動きが速く感じ、バルカンだから弾の発射から命中まで時間差があり、当たりゃしないので難易度は上昇。熱くなれない。
ミンメイ人形は健在だが、こんな所の移植が忠実でも……
PC版を知らなければ良作なんですけど、完成度が異様に高いSR対応版のテグザーが比較対象だとどうしても……
ふと思ったんですが、ブラスティーってテグザーのオマージュだったのかな?スクウェア的に。
そういえば、うちにシエラが勝手に移植販売したPC/AT用の5インチ版テグザーがあるんですが、PC-DOS Ver6では何故か起動してくれない(涙:壊れてるのか??
こんな人にオススメ!
マクロス好きな人
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掲載日:2004/12/16 本部のジャンカー |
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PlayStation |
メーカー名 : |
namco |
タイトル : |
スターブレードα |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1995/03/31 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\280(税込)
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※この価格は2004/12/09現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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90年代初頭、ゲームセンターに一際目立つ大型筐体。
他のゲームとは一線を画す、本格3Dポリゴンのシューティングとしてスターブレードはリリースされました。
現在の3D描画から見れば、テクスチャをはってないサーフィス表示なのでいささか寂しいですが、当時としては画期的で、BGMの代わりに流れる通信の音や効果音が雰囲気を一層引き締めていました(宇宙空間で効果音って自体、おかしいっちゃおかしいんですが)。
で、テクスチャ表示により一層リアルな描画の専用モードを追加され、満を持して発売されたPlayStation版……なんかオカシイ。
いや、ゲーム性や雰囲気はアーケードに忠実な移植なんですが……なんかオカシイ。
確かにジョイパッドでガンシューと言う部分は問題アリだけど、2Pポートでマウスを使用する事によりアーケード同様に迅速なカーソル移動が行なえ、連射パッドの使用でアーケードでは実現不可能だったジェノサイドが可能になり、さらに隠しコマンドで無限コンティニューができ、至れり尽くせり……って難易度が下がったからか??
いや、違う。
正直、見た目も爽快感もアーケードより遥かに改善されてはいるのだけれど、アーケードで感じた「感動」が微塵も無い。むしろ、ただ標的に対して乱打するだけのクソゲーにしか感じられない……なぜだ???
で、気が付いたんですが、スターブレードの最大の「売り」は「ポリゴン表示」な訳で。
PlayStation版がリリースされるまで様々なポリゴンゲームがリリース、進化して来た訳で。
ぶっちゃけプレーヤーの目が肥えて陳腐化しちゃった訳で。
ん〜、ファミコンなど昔のソフトが非常に面白く感じて、記憶の中で美化されて、実際に「今」プレイすると「あれ?あれれ??」な感覚ですか。例えるなら。
当時のハイテクゲームも今では電子なモグラ叩きゲーム、寂しい限り。
こんな人にオススメ!
シミュレーション初心者
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掲載日:2004/12/09 本部のジャンカー |
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第67回 シビリアンコントロール『信長の野望 全国』
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ファミリーコンピュータ メガドライブ PC Engine SUPER CD-ROM2 GAMEBOY PlayStation |
メーカー名 : |
KOEI |
タイトル : |
信長の野望 全国 |
ジャンル : |
シミュレーション |
発売日 : |
ファミリーコンピュータ版:1988/03/18 メガドライブ:1993/09/15 PC Engine版:1993/12/11 GAMEBOY版:1988/03/18 PlayStation版:1998/01/22 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
ファミリーコンピュータ版:\280(税込)
メガドライブ版:\1,280(税込)
PC Engine版:\480(税込)
PlayStation版:\1,580(税込)
GAMEBOY版:\780(税込)
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※この価格は2004/12/02現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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さまざまなプラットフォームにリリースされたKOEI不朽の名作にして定番ソフト。
それまで解り難かったコンピューターシミュレーションを、マニアにも納得させた上で初心者でも楽しめるように極限までブラッシュアップし、以降のシミュレーションゲームの基本を確立させた秀逸ソフトです。
全国制覇という目標に対し、主要コマンドを絞り込み、操作を簡易化し「イベント」を挿入する事で、作業になりがちなプレイスタイルに変化をもたらす事に成功。
発売以降、多彩なシリーズをあわせ長く親しまれています。
で、「初心者に優しい」部分。
コマンドをブラッシュアップした結果、かなり卑怯な裏技が露呈しました(基本的にPC-88版の話で他のプラットホームでできるか不明)。
その1・「生まれながらのPS」
キャラクターパラメーターの決定時に、PC版は「INS」+「HELP」で数字が止められるので、かなり強力なキャラクターが作成可能。これで地方武将でも全国統一の夢が現実に?
その2・「米価支配」
収穫の再に一気に米を買い占める事により米価格が急騰。急騰後一気に売りさばくと利益が発生すると共に米価格暴落、再度買占め/販売で金が増やせる。
こんな事をやってたら普通は民衆、暴動を起こします。
その3・「信長教徒」
「兵」に収穫/収益を施す事により兵忠が上がります。
で、収穫の再にすべての収穫/収益を兵に施し続けると20年程で兵忠が1,000を超えます。
兵忠1000の部隊は、僅か「10部隊」にも関わらず「100部隊」の敵兵を無傷で倒せます(個人的にこの部隊を「信長教僧兵」と呼んでます)。
兵の補充で兵忠が下がる(薄まる?)のが問題ですが。
そしてこの部隊で攻め取った国で改めて「信長教僧兵」の生産を始めたりします。
このゲーム、選んだ武将が死ぬと即、ゲームオーバーなので普通にプレイすると「毛利 元就」とか「今川 義元」だと寿命の問題で全国制覇はかなり厳しかったりします。
こんな人にオススメ!
シミュレーション初心者
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掲載日:2004/12/02 本部のジャンカー |
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
ナムコ |
タイトル : |
ゼビウス |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1984/11/08 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\1,280(税込)
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※この価格は2004/11/18現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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古典シューティングの金字塔。
当時としては画期的とも言えるグラフィックのクオリティに加え、シューティングゲームなのに「ファードラウト伝説」をベースにシナリオの厚みを持たせ点。
さらに「プレイするたびに謎が深まる」とのキャッチコピーが示す通り、多彩な敵キャラクター/ソルやSPフラッグなどの隠れキャラ/意味深な地上絵など、当時のプレーヤーはその世界にグイグイと引き込まれました。
今では笑い話になっていますが、爆発的な人気を獲得すると同時に様々な噂が一人歩きしだしました。
「バキュラは256発で壊せる」「46個目のソルがある」「地上絵を打つとボーナス」「アンドアジェネシスの壊し方でガンプが登場する事がある」etc.
踊らされた踊らされた、絶対に不可能って判っていてバキュラ打ちまくってました。
壊せなかったのは「ゼビウス」じゃなくて「バトルス(BATTLES)」だったからだ、きっと。
爆発的に普及したゲームセンター版ゼビウスも、達人になると1コインで数時間はザラにプレイされる様になり、インカムが減少。
ファミコン版の登場以降は次々と違うゲームに入れ替えられました。
「ZEVIOUS」タイトルロゴが画面に焼きついた筐体がそこかしこで見られ哀愁。
そしてファミコン版では46個目のソルが用意され、初心者に優しい無敵モードが隠し技で実装されるなど、細かいファンサービスが用意され、登場以降20年経った今も根強い人気があります。
最近ではGAMEBOY ADVANCEのファミコンミニシリーズで再出、ファミコンでは2Pパッドを使う無敵コマンドも「Aボタンを押しながら〜」で忠実に再現されております。
こんな人にオススメ!
YMOファン
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掲載日:2004/11/18 本部のジャンカー |
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第65回 ナムコ囚われのヒロイン救出ゲーム第1弾『ドルアーガの塔』
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ファミリーコンピュータ GAMEBOY PC Engine |
メーカー名 : |
ナムコ |
タイトル : |
ドルアーガの塔 |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
ファミリーコンピュータ版:1985/08/06 GAMEBOY版:1990/12/31 PC Engine版:1992/06/25 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
ファミリーコンピュータ版:\1,580(税込)
GAMEBOY版:\480(税込)
PC Engine版:\1,980(税込)
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※この価格は2004/11/11現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
|
アーケードゲーム「ゼビウス」のソルを代表する隠れキャラ/アイテムは、その後の多くのゲームに実装され、本編にオマケの要素として彩りを添えておりました。
ところが、今回紹介の本作では隠れアイテムこそが本編クリアに重要なファクターとして転化され、見てくれは「モンスターの徘徊する塔を囚われのヒロインを救出するためにヒーローが剣でモンスターを撃破する」ゲームなのですが、その実「隠れアイテム」を見つけるパズルゲームになってしまっています。
基本的に、塔の1階から、どこかに落ちている「カギ」を拾い、扉にたどり着けば次の階に進め、最上部60階を目指すアクションゲームなのですが、
クリアするために特定のアイテムが絶対必要なフロアが多々あり、そのアイテムを取りそこなうとクリア不可。
さらに最終直前面、最終面にも罠が仕掛けられている親切設計。
PlayStation版スペクトラルタワーの原点をここに見た気がします。
問題はアイテムの入手方法。
開始早々は「特定のモンスターを〜匹倒す」とか「鍵を取らずにドアの上を通る」など、普通のプレイでも「アイテム」は出現するのですが、「外周左右の壁に触わる」「敵を殺さずにドアを開ける」「レバーを右に7回、左に1回右に7回入れる」
「1P開始ボタンを押す」他、理不尽極まりない条件が目白押し。
しかも出現するアイテムは重要な物がある反面、まったく意味の無い物も混じっています(しかもそれらアイテムが何処のフロアで活用されるかもノーヒント)。
アーケードゲームでリリースされた直後は、コアなゲーマーが100円玉を60階建てに積み上げて各階の攻略を日夜行なっていました。
ライトユーザーは初見でスルー。
このゲームをクリアするのに、日本中でどれだけのゲーマーがいくらつぎ込んだかを考えると笑いが止まりません。
ファミリーコンピュータ版のリリースでアイテムの出現方法にアレンジが加わり、
さらに「裏ドルアーガ」が実装され、さらなる無間地獄が待ち受けてると思いきや攻略本なる物が刊行。
その後攻略本は確固たる地位を得て現在に至る、記念碑的なソフトとしてメモリアルされてます。
本作のシナリオを一言で言うと、タイトルの通り「囚われのヒロイン救出ゲーム」。
その後もナムコはドラバス、ドラスピ、未来忍者、スプラッターハウス、ローリングサンダー フェリオス、マーベルランドなど続々と「ヒロイン救出ゲーム」をリリースしましたが……最近はご無沙汰ですね。
こんな人にオススメ!
スペクトラルタワーに抵抗が無い人
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掲載日:2004/11/11 本部のジャンカー |
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第64回 メールが届いています。『アーマード・コア』
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PlayStation |
メーカー名 : |
FROM SOFTWARE |
タイトル : |
アーマード・コア |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1997/07/10 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\480(税込)
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※この価格は2004/11/04現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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根強い人気シリーズの記念するべき1作目で、プレイヤーは傭兵(レイブン)となり、ミッションをこなす事により与えられた報酬を元にして、機体(アーマード・コア)のパーツを購入強化し、さらなるミッションのクリアを目指して行きます。
ミッションは護衛/防衛/殲滅/調査などバリエーションに富み、面白いのは敵対する企業のどちらのミッションをこなしたかでシナリオが変化する点。
例えば、ある企業が防衛のミッションを、敵対企業が殲滅のミッションを提示していた場合、プレイヤーがどちらのミッションを選択したかで同じ戦場で攻守の立場が異なる戦闘となり、さらにミッションが成功した場合は選択した企業よりのシナリオに変化して行きます。
また、この世界には「ランカー」と呼ばれる凄腕のレイヴンが存在し、シナリオでも時々顔を出します。
プレイヤーは、最初は最下位のランクですが、シナリオとは別に他のランカーに対しサシでの勝負もオマケ要素として用意されており、勝てばランクアップ&報酬を受け取る事ができます。
ちなみに、ミッション失敗を繰り返すと借金がかさみ、ある程度になるとプレイヤーは改造されてしまいます。
その結果、自機は機能強化され
ミッションのクリアは楽になるのですが、あまり気分のいい物ではありません……
惜しむらくは、セッティングできる機体が1機のみで、どんなにパーツを集めてもミッション毎に機体を組み替える煩わしさがあります。
また、PlayStationを2台用意できれば4人での対戦も可能ですが、基本的にデスマッチしかプレイできないため、折角のゲームシステムが大味になっています。
Windows用のゲームですが、過去にヘビーギア(2)と言う、アーマード・コアライクなゲームがありました。
こちらは10人までのネット対戦(デスマッチ/チームプレイなど)が可能で、役割に応じた機体セッティングとチームプレイ独自の面白さが秀逸なソフトです。
攻撃力を犠牲にし電装強化に特化(電波妨害やステルスでの斥候担当)したり、動きは鈍重だけど火力は最大にしたりなど、アーマード・コアも要素としては含有しているのですが、シリーズを通してネットプレイはあまり考えられていない様子。
実装してくれれば面白さも格段に上がるのですが、今後に期待と言った所で。
こんな人にオススメ!
機械いじりが好きな人
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掲載日:2004/11/04 本部のジャンカー |
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第63回 てごわいシミュレーション『ファイアーエンブレム 聖戦の系譜』
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スーパーファミコン |
メーカー名 : |
任天堂 |
タイトル : |
ファイアーエンブレム 聖戦の系譜 |
ジャンル : |
シミュレーションRPG |
発売日 : |
1996/05/14 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\2,180(税込)
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※この価格は2004/10/28現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★★ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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今もシリーズが続くファイアーエムブレム、その中でも一風変わったシステムを持っているのが四作目にあたる「聖戦の系譜です」。
今までのアカネイア大陸の話はまったく関係無く、ファイアーエムブレム出てこないよ?
ってのが第一印象でしたが、基本的にシステムは一緒で死んだら生き返らないなど、やりごたえを感じさせる造りです(ただ、バルキリーの杖というアイテムで一度だけは蘇生できますが)。
戦略MAPも今までのシリーズより広めになっており、村を盗賊から救出しながら敵の城を目指したりするため、騎兵や歩兵の用兵をしっかり考えながら進撃させないと城や村を落とされたりして大変です。
ただ聖戦では小隊を率いる小隊長が存在し、わざと小隊長を取り逃がすと城に戻り兵を補充してくるので、延々とレベル上げができます。
序盤にしっかり強くしておくと後半の進行は非常に楽に進めることができます。
今作では親子二代に渡り動乱の大陸で戦いを繰り広げますが、親子二代というあたりがくせもので、親同士のカップリングが後半戦の重要な位置をしめてくるのです。
女性キャラにはかならず二人の子供が生まれ、父親と母親のスキルと武器を継承し、後半の戦いで活躍してくれます。
そこで生まれてくる子供たちのために優秀な父親と結婚させる事が
前半の重要な(?)戦略でもあるのです。
特に、かつて大陸を救った12人の聖戦士達の血を引く者達は通常の仲間達よりも能力が高く、キャラによっては聖戦士達の武器を継承するため、普通の敵では歯が立たないくらいの強さになります。
例を上げると「女剣士アイラ」には序盤に恋人候補になるイベントキャラが「傭兵ホリン」と「斧騎士レックス」の二人がおり、「ホリン」を選べば敵の防御無視の強力な剣の技が継承され、「レックス」なら経験値が
二倍入るオトクなスキルが継承されます。
もちろんこの二人意外にも恋人候補がたくさんいるため、誰と誰を結婚させて後半の子供たちの戦いをいかに戦い抜くかと思案するだけでも十分楽しいです。
ちなみに私は最終的に「ホリン」を選びました(一応剣士系の血筋でしたし……)。
子供達は両親が持っていた剣とスキルを継承してくれたので、両親以上の強力な戦力として立派に成長してくれました。
さらに通な人は、わざと親候補達を恋人にしないで強力な子供が生まれないようにし、かわりに仲間になるスキルや聖戦士の武器を継承しない子供たちで戦い抜くなんて楽しみたをしています。
ときメモとかダビスタみたいと言われた異色のファイヤーエムブレム聖戦の系譜、個人的にはとっても長く楽しめるので秋の夜長とかにはオススメですよ。
こんな人にオススメ!
じっくり一つのソフトをプレイしたいかた
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掲載日:2004/10/28 秋葉原12号店 土山 |
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GAMEBOY ADVANCE |
メーカー名 : |
カプコン |
タイトル : |
逆転裁判 |
ジャンル : |
アドベンチャー |
発売日 : |
2001/10/12 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\2,180(税込)
|
※この価格は2004/10/21現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★★ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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ADVゲームにおいて「推理物」は定番のテーマであり、古くからさまざまなタイトルがリリースされてきました。
数多のタイトルが出現し、名作も非常多い(個人的ベスト1はPC88版バーニングポイント)のですが、その殆ど多くは「推理」の消化が不十分な物ばかりです。
例えば、プレイヤーが「謎」を解いたにも関わらずゲーム中の主人公がトンチンカンで、プレイヤーは主人公に対し「謎」に気が付かせる作業に突入。
気分は「志村うしろ!うしろ!」状態。
あげくの果てに伏線のない「単なる偶然な事件/事故など」で謎が解けたり。
また逆に、主人公が勝手に「謎」を解きプレイヤーを置き去りにする場合や、謎解きもヘッタクレもなくコマンド総当たりで解けてしまう物など、枚挙に厭みません。
今回紹介の本作は逆にプレーヤに「推理をさせる事」のみに特化した新しいスタイルのADVゲームです。
裁判をテーマにしておりますが、ゲームの本質にあわせ独自の
世界観(現実世界ではありえない裁判制度や職業など)を無理やり構築し、かなり砕けた内容になっているため、堅苦しく無く、シナリオも秀逸で一度プレイするとグイグイと引き込まれていきます。
ゲームの流れは「状況確認/証拠集め」→「裁判」を繰り返し、被告人の冤罪を晴らすのが目的で、各エピソードのシナリオは独立している物の最終話で見事に収束する構成は非常に圧巻です(さらに続編である逆転裁判2〜3で本作の伏線が消化される一貫したシナリオが存在)。
このゲームの醍醐味は、毎回極限に不利な状態に追い込まれている被告人の冤罪を晴らすために、プレイヤーに一任されている「推理」によって、わずかな証拠品や証人の偽証を見破る所にあります。
追い詰められ、ハッタリで虚勢をはる主人公。しかし証拠品や証言の矛盾にプレイヤーが気が付いた時、派手な画面効果、BGMで一気に形成逆転する爽快さは非常に痛快です。
かなりシナリオや世界設定に強引な部分があり、突っ込み所満載な上、ADVゲーム
の性質上、何度も繰り返し遊べるジャンルではありませんがハマれる事請け合い。
メーカーサイトにフラッシュによる体験版が掲載されているので、ぜひお試しを。
こんな人にオススメ!
どちらかと言えば、「ボケ」よりも「ツッコミ」な人。
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掲載日:2004/10/21 本部のジャンカー |
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第61回 最強の敵はランドアーチン(SFC限定)『テイルズ オブ ファンタジア』
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スーパーファミコン PlayStation GAMEBOY ADVANCE |
メーカー名 : |
ナムコ |
タイトル : |
テイルズ オブ ファンタジア |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
スーパーファミコン版:1986/04/25 PlayStation版:1998/12/23 GAMEBOY ADVANCE版:2003/08/01 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
スーパーファミコン版:\2,280(税込)
PlayStation版:\1,980(税込)
GAMEBOY ADVANCE版:\3,280(税込)
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※この価格は2004/10/14現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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正直言って「テイルズ オブ デスティニー」と「テイルズ オブ エターニア」の区別がつきません、私。
どちらもプレイ/クリアしたのですが、シナリオとキャラクターが頭の中でゴッチャになって、例えるならばエスカレーターとエレベーターを取り違える感覚?
それに対し、今回紹介の本作はシリーズを通して私個人の中では「別格」の扱いです。
遡ること10年近く前、巷ではWindows95の発売フィーバーが吹き荒れた直後に、1本のRPGがナムコよりリリースされました。
そのソフトはそれまでのコンシューマーでは有り得なかった特徴が……スーパーファミコンでは未曾有の48MBit大容量を誇る本作は、アーケード版サイコソルジャー宜しく「ゲームから歌が流れる」異色な作品として登場しました。
残念ながらゲームの構成、おちゃらけたキャラクターやゲーム中のパズル要素、アイテム等はよくできて面白いのですが、それらは既出RPGエストポリス伝記2の2番煎じであり、新鮮味に欠ける感は否めません。
しかしながら戦闘シーンにアクションの要素を加える事で、このゲーム/シリーズの方向性を決定付け、根強いファンの獲得に成功しています。
シナリオも、シリーズを通して本作が(個人的には)一番よく練り込まれており、難易度も低めで割りとサクサク進められます。
一部お使いイベントのクリアや、レベルアップの経験値稼ぎが煩わしい部分もありますが、ゲーム終盤に「コンボマスター」と言うアイテムが入手でき、これを使いこなすとザコ敵1体で無尽蔵に経験値が稼げるので、アクションが得意な人であれば煩わしい経験値稼ぎに奔走する必要がなくなります。
また、ゲーム本編とは関係が無いのですが、シナリオのそこかしこ、或いはアイテムや登場するモンスターに「ドルアーガの塔」色がにじみ出ています。
スーパーファミコン版でモーリア坑道に出現する「ランドアーチン」は、ドルアーガの塔でもお世話になりました。
こんな人にオススメ!
パズラー
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掲載日:2004/10/14 本部のジャンカー |
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
コナミ |
タイトル : |
グラディウス |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1986/04/25 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\980(税込)
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※この価格は2004/10/07現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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インベーダーゲームが「鉄人28号」、ギャラクシアンが「マジンガーZ」とすると、本作はシューティングゲームにおける「ガンダム」の位置に値する秀作シューティングです。
今さら説明は不要な程の本名作、以降のシューティングの方向性を一変させ、いまだに根強い人気がありシリーズが継続しています。
移植に当たって本来3ボタン操作を、ミサイルとショットを同時にコンポジットする事により処理。
その他は挙動/音楽/画面すべてにおいて完璧な移植で、オマケソフトとは思えないクオリティを発揮。
パーソナルワークステーションX68000の名を世間に知らしめました。
多重スプライトに上下スクロール、アーケード版とは微妙に異なるバランスではありましたが、PSGで処理されていた一部効果音がFM音源に変更されるなど、独自の調整が施され「家庭で楽しむ完璧なアーケード移植ゲーム」がついにPCの世界にやってきた感動は今でも忘れません(結果、現在まで数十台のX68を入手しては手放し……)。
って、ファミコン版の話じゃない。
「オプションの数が2個」「レーザーが短い」と言う点を除けば、
非常によく頑張っています(中にはビックコアのデザインが致命的との声もありますが)。
また、ファミコン版には以降受け継がれていく事になる「ある機能」が最大の特徴です。
それは今でも語り草になる「コナミコマンド」、例の上上下下〜の最強装備コマンドは本作が発祥です。
こんな人にオススメ!
古典シューター
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掲載日:2004/10/07 本部のジャンカー |
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第59回 強い奴のインフレと弱い奴のデノミ『BURAI 八玉の勇士伝説』
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PC Engine SUPER CD-ROM2 MEGA DRIVE CD スーパーファミコン |
メーカー名 : |
リバーヒルソフト |
タイトル : |
BURAI 八玉の勇士伝説 |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
PC Engine SUPER CD-ROM2版:1991/08/09 MEGA DRIVE CD版:1992/09/11 スーパーファミコン版:1993/01/14 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
PC Engine SUPER CD-ROM2版:\480(税込)
MEGA DRIVE CD版:\980(税込)
スーパーファミコン版:\380(税込) |
※この価格は2004/09/30現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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ドラクエタイプのオーソドックスなRPGで、熱血主人公のもとに様々な経緯の仲間が集まり巨大な軍団と戦うと言ったシナリオ。
一言で「南総里見八犬伝をベースにした聖闘士星矢なRPG」。
音楽プロデュースに今は懐かしの「SHOW-YA」が参加しています。
TVゲームのロールプレイングゲームは大抵、最初は非常に低いHPから始まります。
初期装備も、敵に与えられるダメージが1桁程度の物が当たり前ですが、終盤以降は果てしないインフレを起こします。
これが、よく言われる「強い奴のインフレ」であり、ゲームによっては敵が強力になるにつれ主人公のHPが開始時の数十〜数千倍まで膨れ上がり、武装も敵に与えられるダメージがありえない程に強力な物になっていったりします。
そして、本作はインフレ率はもちろん高いのですが、さらに一歩踏み込み「弱い奴のデノミ」を実現させています。
キャッチフレーズの「2億4千万人 VS 8人」
と言う謎の暗号が示す通り、本作に登場する敵には「〜軍5,000人が現れた」と言う名称のザコキャラが無尽蔵に湧きます。
それに対するプレイヤー側パーティーは最大でたったの8人。
しかしながら攻撃力がもの凄く、「〜の攻撃、〜軍680人を倒した!」って……肉弾戦の一撃で数百人倒すってどんな攻撃ですか?
三国無双真っ青な「1対多」の戦闘、数億のバルタンを一網打尽にしたウルトラマン気分。或いはマトリックスのネオVS大勢のスミスって言うか、むしろベルゼルクの使徒VS人間。
要するに敵兵1人は1HPに相当するエナミーの一部でしかなく、弱すぎてデノミされちゃっている状態。
2億4千万人と言うのにも意味があり、この中に強力な武器を持っている兵士が存在し、倒せば武器が入手できるのですが入手の確立が2億4千万(÷部隊構成人数)分の1と言う物で、何が何やら。
で、これ程の強力な武力を持つプレイヤー側パーティーでさえ難攻する敵将軍がゾロゾロ8人登場。強い奴のインフレが激し過ぎます。
よく言えばメリハリの効いた戦闘なのですが、かなり大味って言うか殺し過ぎ。
こんな人にオススメ!
大量虐殺に抵抗の無い人
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掲載日:2004/09/30 本部のジャンカー |
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第58回 かわいい絵柄に重いシナリオ『サモンナイト2』
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PlayStation |
メーカー名 : |
バンプレスト |
タイトル : |
サモンナイト2 |
ジャンル : |
シミュレーションRPG |
発売日 : |
2001/08/02 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\1,780(税込)
|
※この価格は2004/09/23現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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隠れた名作の一つサモンナイト2です。
PS2でサモン3も発売され、GBAではクラフトソードシリーズなどの新しい展開を見せている、今後が楽しみなシリーズです。
サモンナイトは「異世界リインバウム」を舞台に、「機界ロレイラル」「鬼妖界シルターン」「霊界サプレス」「幻獣界メイトルパ」の四つの異界の生物達を使役する魔法「召還術」が絶対的な力を持っており、主人公もその力を持つ者の一人です。
見習い召還師の主人公。試験に合格し一人前と認められたが、いきなり見聞の旅に放り出され、旅先で聖女と崇められている少女を救った事によりリインバウム全土をゆるがす大事件に巻き込まれてしまうのが今回の物語です。
システムは、アドベンチャーパートで街中でイベントをこなし、ミニゲームなどをしながら話を進めていくと戦闘パートに移行します。
戦闘では仲間達の特性を利用しながらシミュレーションをこなして行くことになりますが、高さやキャラの向きによりダメージが変わったりするのでなかなか注意です。
サモンナイトの特徴である「召還」。五種類のサモナイト石と特定のアイテムを組み合わせることによりさまざなな効果を持つ召還獣を呼び出すことができます。
レベルが上がることにより強力な召還術が使えるようになったりしますが、仲間も巻き込むため、下手に強力な術を使うと前衛陣が全滅する事態も発生します。
戦闘が終わると夜会話がはじまり、仲間の一人とその日一日を振り返るんですが、これが何気に重要でエンディングに影響してきます。
サモンナイトは夜会話をしたキャラの好感度(?)が上がるため、たくさん夜会話をしたキャラとエンディングを迎える事になります。
サモンシリーズは単体でも十分に楽しめるのですが、前作からプレイしておくと続編には大抵前作のキャラが現れるため、シリーズ通してプレイしたときに楽しさ倍増です。
サモン2の場合ですと、物語開始からお目付け役として一緒に旅をしてくれる「ネスティ」か、物語の鍵を握るヒロイン「アメル」とのエンディングを迎えると、サモンナイト1の主人公たちと戦えるルートの道が開けるので、一度はこの二人のエンディングを見ることをオススメします。
こんな人にオススメ!
感動したい人。
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掲載日:2004/09/23 秋葉原12号店 土山 |
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第57回 今は亡き「GH-28」に想いを馳せて。『ギャラクシアン3』
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PlayStation |
メーカー名 : |
ナムコ |
タイトル : |
ギャラクシアン3 |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1996/04/26 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\680(税込)
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※この価格は2004/09/09現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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もう10年近く昔の事になりますが、私の結婚式の2次会会場はワンダーエッグでした。
新郎新婦は当然私服だけど、その他の参加者は全員礼服。
Q-ZARで猛進、連続ヒットを飛ばす謎の礼服軍団、一般参加者を恐怖のズンドコに陥れました。
ミラーナの迷宮では男同士で相性占いを決行、新郎新婦以上のベストカップルが乱出し、何がなにやら。
ファイターズキャンプでは味方同士(出撃時、アフターバーナーをOFFにして後ろから味方機を撃墜が基本)でのドックファイトや、ファイトそっちのけで空母への着艦を 試みるなどヤリたい放題。
そんな中、1日の大半を費やしてプレイしたのがGH-28版ギャラクシアン3。
ガンナーシートの1/3(120度)を占める礼服軍団、全員猛者。
列中央より右の参加者までスパークビットは全然回ってきません、なんだこりゃ。
正直、ワンダーエッグに行く度にかならずギャラクシアン3をプレイしてたのですが、1度だけ4人でプレイ(満席で28人、平日早朝でガラッガラに空いてたんで)した事があります。
そうなると問題になるのが「だれがエンブレムを取れないか?」。
上位3名には金銀銅のエンブレムが表示され、それ以外ではプレーヤーランクが
表示され、具体的な得点が不明なこのゲーム。自動的にエンブレムが取れない=ヘボ。
これは恥ずい。
で、PS1のギャラクシアン3、これは28人筐体(GH-28)を小型化したシアター6(GT-6)版ギャラクシアン3の移植作品で、マルチタップを使用する事で4人同時プレイが可能となっています。
また、アーケードの雰囲気に近づけるためシネスコサイズ(縦横9:16)も実装。マウスの使用も可能で、かなり忠実に移植されています。
ギャラクシアン3の特徴は、なんといっても撃墜率を競いつつ協力プレイを強いる点。
とかく寡黙になりがちなシューティングゲームにおいて、大勢で楽しめる珍しいタイプのゲームに仕上がっています。
残念ながら28人筐体版は2000年12月31日のワンダーエッグ閉園に伴いなくなってしまい、シアター6も設置店が少なく、現在ではまったく姿を見かけなくなりました。
そんな中、現在でも雰囲気を楽しめる本作は、見つけたら即ゲットの逸品です。
もう一度プレイしたいなぁ……GH-28。
こんな人にオススメ!
ガンシューティングが好きな人。
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掲載日:2004/09/09 本部のジャンカー |
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
ナムコ |
タイトル : |
マインドシーカー |
ジャンル : |
電波RPG |
発売日 : |
1989/04/18 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,480(税込)
|
※この価格は2004/09/02現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★☆☆☆☆ |
音楽 |
★☆☆☆☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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まず初めに……このソフトは「マジ」なのか「ネタ」で作られたのか非常に微妙な ソフトです。
使用するキーはほとんど「Aボタン」のみ、ゲーム(?)の進行も「運」だけが頼り。
いや、「運」ではなく、あくまでも「超能力」でクリアしいていく体裁なんですが、TV画面に表示されているカードを透視しろって……何処に超能力を使うんですか?
(ファミコン本体のメモリを透視すればいいのか?)
始終、こんな運任せのゲームが延々続きます。
で、超能力が成功すれば経験地が得られ、 失敗すれば経験地が無くなる場合もあり、レベルアップが非常に遠い上にレベルアップしても何の意味も無い罠が
潜んでいます。
唯一の意味は、エスコート役として登場する「超能力者:きよた君」のありがたいお言葉が聴ける事。
最初の内はイメージがどうのこうの、精神が云々と言った軽い話なのですが、レベルが高くなるにつれて「宇宙人を信じるか?」とか「人類は1億人まで減る」とかサイコな事を語りだします。
このゲーム、進行するにつれ中身は「怪しい啓蒙セミナー」、或いは「神秘主義の新興宗教」テイストが溢れており、電波な世界の人達でしたら「素」で楽しめる事請け合いです。
「ネタ」で作られたであろう事が明白な本作ですが、内容がお約束過ぎ&ヤリスギでかなりキッツイです。
こんな人にオススメ!
新しい自分を見つけたい人、あるいは現実社会で生きる事に疲れている人。
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掲載日:2004/09/02 本部のジャンカー |
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第55回 このソフトには(暗に)暴力的な表現が含まれています。 『ポケットモンスター 赤・緑』
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GAMEBOY |
メーカー名 : |
Nintendo |
タイトル : |
ポケットモンスター 赤・緑 |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
1996/02/27 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\680(税込)
|
※この価格は2004/08/26現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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TVゲームのロールプレイングゲームは、大抵自分より弱い相手をタコ殴りにし、金品を強奪。自分を強化して目的を達成する体裁をとっております。
主人公を含め複数のキャラクターで1体の敵をボコる物も多々あり、現実社会では集団恐喝と言う犯罪なんですが、それが当たり前の生活基盤になっています。
それに対し、現在までヒットを続けているポケモンシリーズは一味違います。
「捕まえた小動物(ポケモン)を戦わせ、主人公はまったく手を汚さない」体裁に進化。
従来のRPGに比べて、より犯罪色が豊かに仕上がっています。
この小動物も基本的に「商材料」として扱われ、一方的に戦わされたり、他のプレーヤーとの交換材料に使われたりと、遜在な扱い。
しかも彼ら(ポケモン)は人語を理解し、コミュニケーションがとれるほどの高等な知能を持った存在。奴隷売買に通じるものがあります。
問題は他にもあります。
彼らのほとんどすべてには、普通の動物ではありえない強力な「戦闘能力」が備わっており、火炎/冷却/力技、果ては超能力や化学兵器(睡眠系に多し)、その他様々なガイバー真っ青の生体兵器を保有しています。
人間社会に深く浸透して生活する彼らが、万が一人類に反旗を翻したらと考えると楽しくてしょうがありません。
そこで素朴な疑問が発生します。
なぜ、それほど強力な能力があるにも関わらず人類に対し隷属的なのか。
きっと彼らは遺伝子操作により人類に作られた生物兵器で、過去に大きな戦争があり、その時に逃げ出したポケモンが野生化(ある種バイオハザード)。
戦争終了から長い年月が経過し、現在の世界に落ち着いたと見るべきでしょうか。
「文章は行間を読め」と言う言葉がありますが、一見ファンタスティックなポケモンの世界も上記のような穿った見方をすれば「本当は怖い御伽噺」並みと言うか、「できの悪いB級映画のシナリオ」のような世界に早変わり。
物語に深みを与えると同時に、人に話したら「おかしいんじゃないの?」と思われる事請け合いです。
ぜんぜんレビューになってないや。
こんな人にオススメ!
「ポケモンの原点です、未プレイなポケモンファン」もしくは「闘鶏」とか動物の争いが好きな人。
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掲載日:2004/08/26 本部のジャンカー |
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第54回 ある意味、成人指定。 『ヴァンダルハーツ 失われた古代文明』
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  PlayStation/SEGA SATURN |
メーカー名 : |
コナミ |
タイトル : |
ヴァンダルハーツ 失われた古代文明 |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
PS1:1996/10/25 SS:1997/11/27 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
PS1版:\480(税込)
SS版:\680(税込)
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※この価格は2004/08/19現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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タクティクスオウガ風なシミュレーションRPGっていうか、まんまパクリゲー。
細部に独特のエッセンスが散りばめられており、不思議な雰囲気があります。
例えば、キャラクターのグラフィック、濃スギです。
設定上の年齢より明らかに年配にしか見えない主人公他主要キャラの面々、後半に進めば進むほど増えるゆかいな仲間達(オヤジ〜ジジイばかり)、華がありません。
また、タクティクスオウガではキャラクターをディフォルメする事により、戦闘による死亡の表現は緩い物となっておりますが、本作は一味違います。
飛び散る血シブキ、轟く断末魔、敵主要キャラの恨みに満ちた今際の台詞……非常に野心的です。
焼き殺されても血シブキが出るのは不思議ですが。
でも自軍のキャラは死んでも戦闘不能/離脱するだけで、次のマップでは復活しちゃいます。ヌルい。
肝心のゲーム内容ですが、ゲームバランス自体は非常によく取れており、自軍のキャラが戦闘不能になっても戦闘終了のボーナスが減るだけなのでクリア自体は低難易度ですが、損害を無くす/最大効率でクリアする事を考
えると敵の行動を予測しつつ自軍の配置を行なう必要があり、それなりに手ごたえがあります。
飽きてきます。
特に魔法は詠唱から効果発動まで異様に長く(画面エフェクトも意味不明) ただ、戦闘エフェクトが大げさ・派手なので、段々鬱陶しい事この上ありません(FF8以降程ではありませんが)。
マッタリと戦略を楽しめる人には非常にオススメではありますが。
で、この血シブキ満載のスプラッターゲーム、ニンテンドーDSで発売ラインナップに入ってるんですけど、任天堂的にはOKなのか??
こんな人にオススメ!
美形不在ゲームに耐えられ、かつ血に強い猛者。
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掲載日:2004/08/19 本部のジャンカー |
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第53回 ガンダムゲームの最高峰 『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』
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  PlayStation/DreamCast |
メーカー名 : |
バンダイ |
タイトル : |
機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜 |
ジャンル : |
シミュレーション |
発売日 : |
PS1:2000/02/10 DC:2000/06/29 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
PS1版:\1,980(税込)
DC版:\2,180(税込)
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※この価格は2004/08/12現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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ガンダム1年戦争〜Zガンダムまでの「if」が体験できる秀作シミュレーションで、サターンからのブラッシュアップ移植です。
DISK2枚組で、それぞれ「ジオン公国」「地球連邦」のDISKとなっており、ゲームシステムそのままに勢力が異なる違うゲーム2本のセットで大変オトク。
シナリオ進行も1年戦争を中心に第8小隊/0083などの外伝が平行に絡み、演出として随所にイベントムービーが挿入され、非常に完成度が高くなっております。
初プレイはもちろん「ジオン公国」。
第一部の1年戦争の攻略は兎にも角にも電撃作戦。
連邦がMSを開発するまで速攻で拠点を占拠、ユニット強化のためにギレン総帥は常に最前線に投入。
ドズルの「戦争は数だよ兄者」の台詞の通り、いかに低価格高性能な量産機を開発するかがキモで、「〜専用機」など作る余裕は無く、中盤まではドップ/ドダイ/マゼラが主力になります。
序盤早々に拠点を制圧しないと泥沼戦争になる絶妙なバランスです(序盤最大の敵は潜水艦……)。
ゲームシステムはシンプルながら良く練り込まれた反面、奇妙なバグがあります。
キシリアに言われるがままマ・クベをオデッサ司令官に任命しましたが、連邦軍が進入(オデッサ作戦)。もちろん我等のギレン総帥も「ドップ」に乗ってオデッサに参戦。
その際に史実通りマ・クベ「核」を使いやがりました。
ホワイトベース隊を撃破しちゃっていたので総帥爆死、敵ながら見事としか言いようがありません。
核により撃墜されたにもかかわらず、総帥のステータスは「負傷中」。本来ならゲームオーバーですがなぜか続行。
核兵器使用の責任追及の際にキシリアが弁護に回っていましたが速攻更迭。
また、第一部終盤でキシリアも更迭するも、第二部に突入すると更迭したハズの「キシリア」と「マ・クベ」が普通に存在。
何故か配下に「シャア」がいるのに、さらにエゥーゴに「クワトロ」がいたりと、謎は深まるばかりです(バグか??)。
気が付くと、常に前線任務に当たらせていたデラーズが「大将」まで昇格してるし。
シナリオ分岐がかなり複雑なため、上記のように人物相関の破綻はある程度仕方が無いのかも知れませんが、ゲームの完成度が高いために余計めだってしまってます。
また登場ユニットが多彩なため、ここでも破綻している部分があったります。
MSパイロット属性のないキャラでもGアーマーには乗れるのですが、これが破壊されるとパイロットはガンダムに残留。これを利用してブライト艦長等をガンダムに乗せられます。
また、何故かマッドアングラーにビグ・ザムが搭載可能、しかも8機、鬼。
些細な破綻はありますが、さまざまなシュチュエーションでガンダムの世界を満喫でき、拡張セット「攻略指令書」とあわせる事で長く楽しめる秀作ソフトです。
こんな人にオススメ!
ビグザムの量産で連邦に勝てるか試したい人
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掲載日:2004/08/12 本部のジャンカー |
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第52回 ATを好きにカスタマイズ 『装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語』
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PlayStation |
メーカー名 : |
タカラ |
タイトル : |
装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語 |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1997/10/30 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,180(税込)
|
※この価格は2004/08/05現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★☆☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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装甲騎兵ボトムズの外伝にあたる「青の騎士ベルゼルガ物語」のゲーム版です。
元々は模型情報誌デュアルマガジンに連載されていた小説で、のちにソノラマ文庫で全四巻として発売された、知る人ぞ知る作品です。
ゲームは小説の1〜2巻あたりの話が再現され、ボトムズにおけるバトリング(カンタンに言うとロボット同士を戦わせる賭け試合)をし、賞金稼いで自分の機体をパワーアップしていきます。
原作通りの動きもフォローされ、戦闘ではまったく役に立たない降着ポーズも再現されています(パイロットが機体に乗るために足を折りたたんだ独特のポーズです)。
話が進むにつれ、原作の主人公ケイン・マグドガルに出会うことができたり、ケインの宿敵クリス・カーツに目をつけられて命を狙われたりと、原作ファンにはニヤリとさせられる点が多々あります。
原作の雰囲気を忠実に再現されていてファンには楽しめる作品なんですが、知らない人にはさっぱりな作品なので、好みが分かれる作品です。
個人的な意見ですが、小説版の主人公も使ったベルゼルガ系の機体の強さがかなり危険です。
左手に装備されたパイルバンカーが非常に強力で、大抵の敵なら3、4回も直撃させれば倒せてしまいます。
語源が杭打ちの通り、金属製の長槍を爆薬で打ち出し、高速で相手の機体を撃ちぬく……小説でも主人公の危機を何度となく救う必殺兵器ですからある意味しょうがないのですが、敵に回った時はけっこう泣けました。
こんな人にオススメ!
青の騎士が好きなら買いです
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掲載日:2004/08/05 秋葉原12号店 土山 |
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第51回 プロトタイプギャルゲー『地底戦空バゾルダー』
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
ソフエル |
タイトル : |
地底戦空バゾルダー |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1991/11/15 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,480(税込)
|
※この価格は2004/07/29現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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市場がスーパーファミコンにシフトされつつある時期にリリースされた不思議なゲーム。
この時代、ゲームは円熟期を迎え、地球史で言う所のカンブリア紀生物大爆発直後の様相を呈しており、現在に続く「ゲームジャンル」が出そろった時代でもあります。
それ故にゲームの「アイデア」や「ネタ」は飽和状態を向かえており、打開策の一つとして過去に発売されたゲームのオイシイ所を複合すると言う荒業が横行しだした時期でもあります。
有名なタイトルとしてはCBSソニーより発売された「パリ・ダカール・ラリースペシャル」と言う怪作があり、ラリーと言う要素にアドベンチャーや
シューティングを複合させ、結果「ラリー」とは別次元のソフトに変貌しております。
本作は、複合と言う荒業に、さらに「ギャル」と言う要素を強引に融合した傑作です。
ドリル付の地底戦車での横スクロールシューティングからスタートし、アドベンチャーパートに突入。意味不明な会話(相談?)の後に擬似3Dシューティングへと続いた後、主人公(ギャル)によるファイナルファイトをヘッポコにしたベルトアクションへ……
その間、行方不明の味方機の探索や敵の謎など、シナリオ面においてはは何一つ明確な回答の無いままさらに増える伏線と謎。
全5面のこの作品、もちろんクリアしても謎は解決されません。
感覚的に、序盤に壮大な伏線を張り巡らしたにもかかわらず
10週打切りにされた少年ジャンプの連載気分。
ゲーム内容も、アイデアは良いのですがファミコンの容量/処理能力で実現できるキャパを超えてしまっているネタのために、どのパートも中途半端感が否めません。
素直に「シナリオ」で勝負するか「シューティング」「アクション」どちらかに絞り、完成度を上げていれば評価は変わったかもしれませんが、そもそも「地底戦空バゾルダー」と言うネーミングセンスその物が既に「やっちゃった」感満載です。
こんな人にオススメ!
ドリル好き
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掲載日:2004/07/29 本部のジャンカー |
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   メガドライブ/PlayStation/SEGA SATURN |
メーカー名 : |
SEGA/ビング |
タイトル : |
ナイトストライカー |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
メガドライブ版:1993/05/28 PlayStation版:1995/07/28 SEGA SATURN版:1996/06/14 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
メガドライブ版:\980(税込)
PlayStation版:\480(税込)
SEGA SATURN版:\1,980(税込)
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※この価格は2004/07/22現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★★☆ |
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見た目、「ないといんだすとりあるつーさうざんど」みたいな車のスペハリ風シューティング。
ダライアスのようにステージクリア毎に分岐を繰り返し、最終的に6種類の最終面/シナリオに到達するマルチエンディングゲームです。
最終面それぞれの自機の演出が非常に熱く、ZUNTATAの硬質なBGMとあいまってインサイド率申し分ありません。
最終面の演出は「ロボットに変形」「自機のトラブルによるバイク/バックパックでの脱出」「オプション(ティンカーベル)の付随」「ブースターとのドッキング」
「リミッター解除(フルバトルフォーメーション)」と、最
終決戦に向けての盛り上がりをみせます。
そして、それぞれが敵テロリストの工場/本部破壊や、捕らわれた科学者/科学者の娘の救出と言ったエンディングに繋がって行きます。
このゲームのもう一つの特徴が「得点」。
空中飛行より地上走行の方が高得点を入手できる仕様となっており、ステージに登場するすべての敵を撃破するとワイプアウトボーナスで20万点、ステージで一発も攻撃せずに敵の攻撃も受けなければパシフィストボーナス(初回200万点、続けると倍々に増加)が得られ、ゲームクリア時のシールド残量×200万点を加えて、
アーケードゲームにおいて全国のスコアラーが日々、青天井な得点にしのぎを削る戦いを繰り広げていました。
そんな激しいプレイをされるとどうしてもレバーの劣化も激しく、パシフィストを狙ってプレイしてると土壇場でスイッチ不良で弾が一発発射され台無しになる事しばしば。
冷静になって考えると、敵からひたすら逃げ回って高得点っていうのはシナリオ的には問題アリなんですが。
また、アーケードならではですが、ハイスコアにより「難易度」が変化するため、
達人級プレイヤーの後では、初心者にはなかなか厳しい物があったりします。
で……アーケードではなくPS1/SS版ですが……なんか「妙」。
ステージのメリハリが微妙に違う……って言うか長さが違う。敵の攻撃パターンも違和感があるし、そもそもパッドでプレイしてるって部分が違う。
やはり「ナイスト」はレバーじゃないと雰囲気が損なわれます。が、「別なアレンジゲーム」と割り切れれば、致命的な問題がある訳でもないのでそれなりに良くできています(アーケードに忠実なのはMCD版、見た目が綺麗なのがPS1/SS版)。
アーケードその物の出荷台数が少なく、かなりマニアックなゲームのために一般的な知名度が低い本作。
商業的には成功こそしておりませんが、ゲーム性は抜群でマニアックなプレイに走らなければゲームクリア自体は比較的容易で、昨今の鬼のようなシューティングに辟易している人にはオススメです。
こんな人にオススメ!
弾幕シューティングにはついていけないけど、シューティング好きな人
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掲載日:2004/07/22 本部のジャンカー |
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PlayStation |
メーカー名 : |
アイデアファクトリー |
タイトル : |
スペクトラルタワー |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
1996/10/04 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\980(税込) |
※この価格は2004/07/15現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★☆☆☆☆ |
音楽 |
★☆☆☆☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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昨今のRPGでは、やり込み要素として本編とは関係のないミニゲームやアイテム収集、ダンジョン攻略などが付加されている物が多く、特にダンジョン攻略などは一定の評価がされ人気を博しています。
本来はオマケ要素のダンジョン攻略に特化したゲーム「トルネコ」は、シリーズ化するほど人気がありますが、今回紹介の本作も特化の方向が「トルネコ」とは正反対のベクトルで怪しい人気を醸し出しています。
ゲームの目的はダンジョンならぬ「塔」を登りきること。
登る意味や目的は特に語られる事が無い……と言うか、このゲームにはシナリオが存在しません。
冒頭のオープニングで、塔に登れば願いがかなうみたいな事を言っていますがソレだけです。
ゲーム開始時に適当な数字を選択してのキャラクターメイキング。
出てくる職業は「戦士」「シーフ」などお約束の物の他に「ギャンブラー」「おさる」など、判断に困るような物が出現します。
最初に登ることができる塔は10階/20階/100階建の3種類。どれも階数が違うだけで中身は一緒です。
塔に侵入後は「鍵を探す」「階段を登る」のルーチンワークで、敵は見えているので戦闘を回避したければ避けていればいいのですが、迂闊に触ると戦闘開始。
戦闘はサイコロジャンケンで「運」任せのため、ひたすら単調。戦闘中はアイテムすら使えないメリハリの無さ。
上記のルーチンワークに「敵を避ける」と、アイテム収集のための「宝箱をあさる」「死体をあさる」と言う作業が付加されます。
出現するアイテムで、数十階単位で上層にワープする「杖」が存在するあたり、攻略もヘッタクレもありません。
また、上階に行くほど広くなるこの頭の悪い謎の塔には奇怪な「パン屋」が出没しており、このパン屋のパンを食べるとHP回復か「ブタ」になるかのどちらかと言う、まったく意味不明な罠が潜んでおり、シュールさに拍車をかけています。
塔自体にはトラップやイベントがある訳でも無く、暗い鐘の音をBGMにひたすら登頂を目指すだけのシンプルゲーム。
100階建ての塔を登りきると次は1,000階の塔が出現、さらに1,000階の塔をクリアすると10,000階の塔が出現する地獄の永遠連鎖、凶悪なゲーム内容に怪しい中毒性があります。
こんな人にオススメ!
精神力を鍛えたい人
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掲載日:2004/07/15 本部のジャンカー |
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第48回 「礼」にはじまる格闘アクション『カラテカ』
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
ソフトプロ |
タイトル : |
カラテカ |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1985/12/05 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,280(税込) |
※この価格は2004/07/08現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★☆☆☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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ファミコン世代なら一度は耳にしたことのある伝説のアクションゲーム「カラテカ」。
なにが伝説かというと、スペランカーにも匹敵するほどの主人公の死にやすさ。理不尽なまでの難易度。
しかしそれを乗り越えてこそ真のカラテカなのであろう。
修行の旅から故郷にもどった主人公、なんと兄弟子が師を殺害し、フィアンセの「マリコ姫」をさらい幽閉。自らを「アクマ将軍」と名乗り横暴のかぎりをつくしている。
師の仇を討ちマリコ姫を救うべく悪の巣窟となった道場に乗り込む主人公。
教訓その一:カラテカに後退の文字は無い。
(※Apple2版 カラテカは崖をよじ登って登場〜ゲーム開始なんだけどファミコン版はハショられちゃったんだよ by 本部のジャンカー)
気を取り直して道場に乗り込むと敵が現れます。この時敵の前で構えを取らないと、敵にさわられただけで即死します。
ちなみに戦いの前に礼をすると、敵も礼儀正しく礼を返してきます。実は手下はいい奴らなのでは?
教訓その二:油断は禁物、敵の前では構えろ
敵を倒して進んでいくと大きなギロチンが見えてきますが、これが非常にシビアなタイミングを要求するカラテカ最初の強敵?です。
教訓その三:罠には気をつけろ
道場の奥に進み、手下達をなぎ倒しながら進むと、なんと鷹の大群が襲ってきます。
実はこの鷹たち当たり判定が微妙で、手下たちよりも何倍も強敵です。
アクマ将軍はカラテカではなく、死穿鳥拳の使い手なのでしょう。
教訓その四:カラテよりも覇極流の方が鷹には通用するぞ(嘘)
なんとか鷹を撃破するといよいよアクマ将軍が現れます。
しかも部屋に入ったとたん不意打ちの洗礼。さすがラスボスやることが汚い。
ただ、大抵ここまでの道程をクリアしてきた人は、そんなに苦労せずアクマ将軍は倒せます。
そして捕らわれのマリコ姫を救出。おめでとうカラテカ。
ちなみにゲームボーイでもカラテカは発売されておりますが、ゲームボーイ版はアイテムが出たり、能力値を変更してカラテカを強くできたりと、ゲーム全体の難易度がファミコンよりやさしくなってます。
こんな人にオススメ!
普通の格闘ゲームに飽きた人に
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掲載日:2004/07/08 秋葉原12号店 土山 |
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第47回 本格推理アドベンチャー『クロス探偵物語』
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 PlayStation/SEGA SATURN |
メーカー名 : |
ワークジャム |
タイトル : |
クロス探偵物語 |
ジャンル : |
アドベンチャー |
発売日 : |
PlayStation版:1999/10/21 SEGA SATURN版:1998/06/25 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
PlayStation版:\2,680(税込) ※廉価版:前編・後編とも\980(税込) SEGA SATURN版:\980(税込) |
※この価格は2004/07/01現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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パッケージや画面を見ると、なんとも地味に見えるこの作品。ゲームをプレイして見るとそんな感じはまったく感じさせない秀作です。
ピチカート・ファイヴのオープニングで始まるあたりがただものではありません。
セガ・サターンでも発売されたのですが、主人公がしゃべるPS版の方がオススメです(草尾毅さんの名演が光ります)。
ゲームをするにあたり、CDの読み込み時間は気になる物ですがクロスは早い!いつ読んでるのか解らないくらいに早いです。
マッハシークという早読み機能のおかげでローディングの待ち時間はありません(実際はキャラの台詞中とか演出の合間に読んでるらしいんですが気が付きません)。
主人公の黒須剣(くろす けん)は高校卒業と同時に探偵を目指す青年なんですが、正直パッとしません。
別にジッチャンがすごいとか見た目が小学生な訳でもありません。
ちょっとエッチでお調子者みたいな所もありますが、持ち前の推理力と洞察力だけで勝負するただの青年です。
最初は見習い探偵の剣も、事件を解決するごとに名探偵への道を歩み始め、父を殺した組織との対決に挑みます。
とはいえ、今作品では組織は顔見せ程度で終わり、次回作に期待って感じなんですが……いまだに続編が出ません(現在ワークジャムは神宮寺三郎シリーズを手がけているため、手が回らないのでしょう)。
このゲーム、随所に笑いの種があり、剣の師匠にあたる冴木達彦は一話の剣のイメージではどうみても神宮時三郎だし(実際は普通のおじさんです)、五話に出てくる刑事はどうみてもルパ○三世みたいな服で(OPでワルザーP38持ってる)背景には次元○介みたいな刑事も……。
本格的な推理アドベンチャーなんで、自分でちゃんと推理しないと進めない点もあり、適当にコマンド総当りでクリアできるるようなヌルイ作りはありませんのでご注意を。
こんな人にオススメ!
ミステリーファン
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掲載日:2004/07/01 秋葉原12号店 土山 |
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第46回 半自動ボコスカウォーズ『ヘルツォーク・ツヴァイ』
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メガドライブ |
メーカー名 : |
テクノソフト |
タイトル : |
ヘルツォーク・ツヴァイ |
ジャンル : |
シミュレーション |
発売日 : |
1989/12/15 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,280(税込) |
※この価格は2004/06/24現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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PC-88/X-1/MSX2でリリースされた「ヘルツォーク」のブラッシュアップソフト。
マップ上の敵陣、自陣本拠地を生産した兵器により破壊するのが目的のこのゲーム、特色はなんといっても両軍がリアルタイムで行動できる点にあります。
1台だけ自分で操作できるユニットがあり、こいつで索敵や攻撃、味方ユニットの輸送を行なうのですが、その他のユニットは行動命令を与える事で勝手に進軍し、感覚的に「伝説のオウガバトル」の部隊展開に近い物となっています(或いはファーサイドムーン的と言うか)。
本拠地以外の基地を歩兵で占拠する事で生産力が向上するのですが、基地の占拠を優先させると自陣の防衛がおろそかになるし、防衛を強化しても敵の攻撃ユニットを破壊しないと責められっぱなしになるなど、リアルタイムに進行するために、生産/補給/修理など、どれも重要な要素となっており、微妙なバランスが成立しています。
本作の醍醐味は対人対戦にあります。
対人戦の場合は泥仕合に落ち込みやすいのが難点ですが、プレイヤーの性格が出て非常に熱い戦いになります。
陣地を砲台で要塞化されると膠着状態/長期戦になるのですが、このゲーム、何故か不思議な事に自機では敵陣にダメージを与えられません。
膠着状態になると長期戦必至なので、ダメージを与えられないのはゲームバランス上問題です。
「ヘルツォーク」では「グランドスラム」と言う素敵なユニットがあったのですが、本作では何故かありません。
せめてそれがあれば膠着状態も打破しやすくなるのですが。
また、自機はダメージの蓄積以外に燃料が尽きると何故か「爆発」します。
例え自機が何機やられようと、このゲームの決着は敵陣/自陣の破壊なのでゲームオーバーになる事はありませんが、再出撃するまで行動ができず、敵の進軍を許すペナルティーがあります。
したがって敵プレイヤーの操作ユニット破壊がついつい目的となってしまいがちで、気が付くと対戦アクションゲームになっていたりします。
こんな人にオススメ!
あわただしい(やること一杯な)ゲームが好きな人
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掲載日:2004/06/24 本部のジャンカー |
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PlayStation |
メーカー名 : |
アローマ |
タイトル : |
ゲッP-X |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1999/05/27 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\3,980(税込) |
※この価格は2004/06/17現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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ゲームの内容は70年代のロボットアニメ(主にゲッターロボ)をオマージュにしたパロディーシューティングで、突っ込み所が多すぎて何処から突っ込んでいいのかわかりません。
大体、シューティングなのにCD4枚組って部分から何かおかしい。
全8面のこのソフト、面の最初と最後にオープニング/エンディングアニメが流れ、各面異なるBGMソング、面の途中には架空の玩具/食材のCMまで用意されている周到さ。
歌手/声優もこれ以上無いくらいの面子を用意……これらビジュアルがCD容量を余す事無く無駄遣いしてます。
また、隠しモードでアオシマの合体プラモ「アトランジャー」が使えたり、CMに登場する超合金が海洋堂製作だったりと、微妙な小ネタも彩りを添えています。
シューティングとしての出来はB級臭がかなり強く、「自機が大きく弾幕が避けにくい」「耐久力制だけど自機の耐久力高すぎ」「ボスは固いだけ」「変形中は無敵なので難易度グチャグチャ」など、此方でも突っ込み所は満載。
しかし、このゲームは「演出」を楽しむ物ですので、そんな事は些細な問題に過ぎません。
演出の一貫かパロディーの延長か不明ですが、本作はマルチエンディングの体裁を取っております。
あるボスをゲッP-1〜3号機のどれかでトドメを刺したかで「死ぬパイロット」が変化、以後のシナリオもベタベタにお約束な内容ではありますが3分岐します。
ほんとに死んでしまうので、1号機でクリアーした最初のプレイでいきなり主人公がいなくなり、ビックリしました。
非常に良くできた「パロディー」で、モトネタを知っている世代には大うけ必至なゲームですが、実は本作の発売以前に同社から発売された
パクリ一歩手前のトンデモシューティング「新戦記ヴァンゲイル」とベクトルの方向が一緒なんじゃ無いかと思うこと暫し。
こんな人にオススメ!
スパロボファン
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掲載日:2004/06/17 本部のジャンカー |
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第44回 戦え唯!友を救うその日まで『バトルゴルファー唯』
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メガドライブ |
メーカー名 : |
SEGA |
タイトル : |
バトルゴルファー唯 |
ジャンル : |
アドベンチャー |
発売日 : |
1991/02/15 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,480(税込) |
※この価格は2004/06/10現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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メガドライブ屈指の迷作で、タイトルを見る限り普通ゴルフゲームと思うのですが、実はアドベンチャーゲームです。
バトルゴルファーを使って世界征服を企む悪の組織「ダークハザード」。
ゴルファー使って世界征服を企む組織……もう何かがオカシイ。きっと男塾の呉竜府に師事して纒劾狙振弾でも会得した、まっとうじゃないゴルファーなんでしょう。
そんな組織に狙われた哀れな天才ゴルファー「水原唯」、親友の「竜崎蘭」と共に捕まってしまい、バトルゴルファー「黒い炎」に改造されてしまいます。
そしてお約束の脳改造をされる前に脱出し、蘭を助けるべくダークハザードに単身戦いを挑みます……ゴルフで……。
このゲームのゴルフモードなんですが、改造人間だけあって人間技じゃない芸当ができ、最初は何も技を持たない唯ですが、ライバル達を倒すことにより彼らの技を習得していきます。
最後に覚えるブラックファイアーが凶悪で、某猿くんの必打旗つ○みなんて目じゃないです。
風の影響を受けず、水の上を走り、ある程度コントローラーで打球を操作できるインチキ以外の何者でもないです。
でもまあバトルゴルファーですから何でもアリなんでしょう。
強敵(?)バトルゴルファー達
●元プロ野球選手のバトルゴルファー芳賀田 満
どうみても巨○の星の某ライバルです。最初の敵ですがある意味一番強い敵です
(唯は最初インチキゴルフ技をもってないんで芳賀田戦に苦労します)。
●人間に仇なす妖怪を退治するゲロゲロの飢多子。妖怪なのにゴルファー?
かわうそ男とか目玉の母さんとか出てきます。やっぱり誰かにそっくりです。
●怪傑ディボット。自称「日本で一番のゴルファー」
宮○洋演じる有名特撮ヒーローそっくりです、こいつの登場シーンで大爆笑しました。
あまりのインパクトに今でも忘れられないです。
親友の飛鳥二郎をダークハザードの殺され、形見のディボットスーツを身にまとい敵討ちに行くが
捕まり改造されて悪の手先に。やっぱり変身は五分しかもちません。
バトルゴルファーのクセにゴルフ経験者が一人もいないぞ?いいのかダークハザード。
こんな人にオススメ!
パロディ満載なゲームが好きな人
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掲載日:2004/06/10 秋葉原12号店 土山 |
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第43回 ミサイルの発射本数1.5本(ファミコン版は不可)『銀河の三人』
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
任天堂 |
タイトル : |
銀河の三人 |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
1987/12/15 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\980(税込) |
※この価格は2004/06/03現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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8Bitパソコン全盛期にエニックスより発売されたPC用アドベンチャーゲーム「地球戦士ライーザ」を大幅にアレンジしてリリースされたRPGで、キャラデザは何故か永井豪。
「ライーザ」は当時ハヤリのロボ・アニメ絵・美少女の3点セットを前面に押し出したRPG要素を持ったアドベンチャーで、PCゲームとしては非常にメジャーな作品です。
「銀河の三人」はそれをベースに、惑星の調査/RPGの追加などオリジナル要素を加え、シナリオそのままにゲーム性は格段にブラッシュアップされております。
しかしながら小さな問題点が二つ……
一つ目はパッケージ/キャラクターデザインが永井豪に変更され、タイトルも変更されたために全然違うゲームに「見えて」しまい、せっかくの「ライーザ」という知名度が生かされず、セールス的に失敗してしまった所。
内容的にもPC版を先にプレイしている人ならば、本作は「マクロス」だった物がシナリオそのままに「マジンガーZ」になっちゃってる様な違和感に襲われます。
二つ目はROMカートリッジと言う制約で、PC版の売りであるビジュアル面が非常にショッパい物に成り下がってしまっている点。
シナリオには随所に盛り上がる部分があるのですが、すべて台無しです。
しかしながらBGMは秀逸で、FC版ではYMOの「高橋幸宏」を起用、印象的な音楽が花を添えております。
任天堂的に「永井豪」「高橋幸宏」のビックネームを起用し、かなり狙っていたであろう本作。もう少しビジュアル面で「狙って」いればかなりいい感じに売れたソフトだとは思うのですが……
本作は非常にプレイヤー評価の高いソフトではありますが、PC版と比べてシナリオ自体は同じにも関わらず、ビジュアルとゲーム性でそれぞれ一長一短が入れ替わっている微妙な移植が異色と言う事で。
こんな人にオススメ!
「地球戦士ライーザ」経験者
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掲載日:2004/06/03 本部のジャンカー |
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第42回 こんや 12じ だれかが しぬ『かまいたちの夜』
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スーパーファミコン PlayStation GAMEBOY ADVANCE |
メーカー名 : |
チュンソフト |
タイトル : |
かまいたちの夜 |
ジャンル : |
サウンドノベル |
発売日 : |
SFC版:1994/11/25 PlayStation版:1998/12/03 GAMEBOY ADVANCE版:2002/06/28 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
スーパーファミコン版:\680(税込) PlayStation版:\1,280(税込) GAMEBOY ADVANCE版:\2,980(税込) |
※この価格は2004/05/27現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★★ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★★☆ |
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今回はサウンドノベルの代表的な作品の一つかまいたちの夜です。
最初はスーパーファミコンで発売され、後にPlayStation、GAMEBOY ADVANCEにも移植され、最近ではPlayStation2で続編が発売された人気作品です。
大学生の「透」が友達以上恋人未満の女友達「真理」と彼女の叔父が経営するペンションにスキー旅行へ行く所からお話ははじまります。
スキー旅行の間に真理との仲を進展させようとする透ですが、宿泊の当日の夜事件が起こってしまいます。
夕食を終え、他の宿泊客やペンションの人たちと楽しく談笑していると 「こんや 12じ だれかが しぬ」と殺人予告が。
誰かのイタズラだろうと放って置くと、バラバラ殺人事件が起こってしまい、殺人犯が近くにいる状態で吹雪の中のペンションで一夜をすごす事に……。
大まかなストーリーはこんな感じですが、主人公の選択次第で連続殺人は続いてしまいます。
最短でクリアすれば最初の殺人事件だけで事件解決できますが、場合によっては主人公やヒロインにも逃れられない死が待ち受けています。
犯人の仕掛けたトリックを如何に見抜くかはプレイヤー次第です。
かまいたちの夜は、選択肢を選んだりエンディングを迎えたりしていくと、新たなストーリーが増え、オカルト編やスパイ編など殺人事件編とは一風変わった展開も待っています。
さらにやり込むと、セーブデータの栞がピンクにかわりちょっとHな展開のストーリーや可笑しなストーリーも追加されていきます。
PS1版にはSFC版にはない「真理が主役」の追加シナリオや、かつて先着プレゼントでもらえたちょっとHなかまいたちの夜のCDドラマも入って、SFC版をやりこんだ人にも楽しめる仕様になっています。
システム面にも変更点があり、フローチャートが追加され、自分がどの選択肢を選んだとか選択肢の直前にも戻ったりできるので、ある意味SFC版よりカンタンになっています。
ただ、これのおかげで全エンド&全選択肢コンプリートすると出る「金の栞」が出しやすくなったのも事実なんですが(SFC版じゃさすがに挫折しました)。
サウンド、演出、シナリオすべてが高いレベルで完成されたかまいたちの夜。未プレイならぜひ一度プレイして欲しい作品です。
ただ推理物なんで、犯人が一度判明してしまうと二度目以降は作業の繰り返しなのが少し悲しいですが、推理物の宿命なんでそこはあきらめてください。
PS2で続編の「かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄」も出ていますが、こちらはかなり好みが分かれるのでオススメしていいかどうか……(悪いゲームじゃないですがスプラッタ色が濃いです)。
こんな人にオススメ!
サスペンス物が好きな人にはオススメ!部屋の電気を暗くしてヘッドホン着用でプレイを推奨。
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掲載日:2004/05/27 秋葉原12号店 土山 |
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第41回 連邦のモビルスーツは化け物か!? 『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』
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PlayStation2 |
メーカー名 : |
バンダイ |
タイトル : |
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079 |
ジャンル : |
リアルタイム戦術級シミュレーション |
発売日 : |
2001/09/06 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\1,280(税込) |
※この価格は2004/05/20現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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ガンダムを題材にしたゲームはSDシリーズを含めると、現在までアクション、シューティング、シミュレーション、ロールプレイングなど多種多様、非常に数多くリリースされています。
それほどまでにバラエティーに富み、ある種カテゴリすら分類不能な物もあるのですが、どのソフトにも概ね共通の接点があります。
「ザク」=ザコ。
今回紹介のこの作品、ザクの弱さを余す事無く忠実に再現しております。
主人公機はもちろんザク(グフ〜ドム等も入手できるけど)、できれば旧ザク推奨。
1年戦争におけるザクで構成された実験部隊を題材にしたアクションシミュレーションで、
小隊を操作し、目標の補足/撃破と言った作戦をクリアして行きます。
序盤はチュートリアル的なミッションの為、作戦自体は簡単なのですが、敵にガンキャノンなどが出てくるあたりからザクの弱さが目立ち始め、ガンダムの登場で気分はカモネギ。
探索ミッション「木馬を探して」では敵に見つかった瞬間「死」が待っております。
通信で入る味方の断末魔に混じってのアムロの「一つ……二つ……」って、おい。
このゲーム、自機の動作に加えて小隊の行動指示や操作機体の切り替えなど操作方法が複雑な上に、リアルタイムの戦術シミュレーションの為、つねに部隊全体の動向を考えに入れなければならない等、非常に難易度の高いゲームです。
作戦内容も途中でコロコロ変更されるうえ、原則的に敵に見つからない事を良しとする 小隊版メタルギアなので際立った派手さもありません(気分はサバゲー)。
昨今の温いガンダムゲームとは比べ物にならない硬派なゲームですが、 その為ゲームとしての評価が真っ二つで、正直プレイヤーを選ぶゲームです。
しかしながら、オープニングのCGアニメが非常に熱く、これだけでも観る価値は大です!
こんな人にオススメ!
サバイバルゲーム好きな人
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掲載日:2004/05/20 書いた人:本部のジャンカー |
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第40回 『刑事』と書いて『デカ』と読む!『ダイナマイト刑事』
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SEGA SATURN |
メーカー名 : |
SEGA |
タイトル : |
ダイナマイト刑事 |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1997/01/24 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\580(税込) |
※この価格は2004/05/13現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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俺の武器を知ってるかい?モップ!柱時計!コショウ!
一度聞いたら忘れられない強烈なインパクトを持ったCMで有名な「ダイナマイト刑事」。
主人公は捜査中の物的損害140億ドルを誇る「ミスターダイナマイト」ことブルーノ=デリンジャーとエリート婦人警官のシンディ=ホリディ。
大統領令嬢を人質に取り、高層ビルに立てこもったテロリストと素手で対決します(なんで刑事なのに銃もってないんだ?)。
ただしこの二人、素手だってテロリストなんかにゃそうそう負けません。40種以上ある技で対抗します。
フランケンシュタイナーやサマーソルトキックなど、おおよそ刑事が使うとは思えない技を駆使するあたりがダイナマイト刑事なんでしょう(二人の使う技が微妙にバーチャファイターっぽいあたりがセガって感じですね)。
さすがにダイナマイト刑事とはいえ、敵は武装したテロリスト集団。素手だけではちとしんどい。
ビルの中にある物で対抗しますが、トイレのデッキブラシや柱時計はまだしも、コショウや殺虫剤ですら武器にします。
ちなみにライターを持っているとライター+殺虫剤で火炎放射器がわりに使いますが、殺虫剤に書いてある火気に注意などは無視してるんでしょうか?
他にも敵から対戦車ライフルやロケットランチャーをぶん取り、ビル内でぶっ放すあたりも普通の刑事とは思えません。
さすがダイナマイト刑事、あたりの被害なんぞ知った事じゃないようです。
敵のテロリスト集団もタダモノじゃありません。
ボスのウルフ本郷を筆頭に、おかしな連中が登場しますが「こいつら本当にテロリスト集団か?」と疑いたくなる奴らばっかりです。
四股をを踏む相撲取りもどきとか、怪しげな空手家風の男とか、いったいどこでスカウトしてきたのか非常に気になります。
まあ、ボスのウルフ本郷もはじめはスーツ姿で登場しますが、最後はなぜか上半身裸で刀を振り回すあたり、まっとうなボスとは思えませんね。
捕らわれの大統領令嬢もゲーム当初はまだ捕まっておらず、テロリスト達が探しているのですが、ボスの机の下に隠れているのに気が付かれないのがタダモノじゃありません。
ただ、後で敵の通信機で助けを求めてあっさり捕まります。やっぱりタダの小娘でした。
しかもこの令嬢、マジで助けにいかなきゃいけないの?というくらいアレです。
初めてスト2のケンでクリアしてイライザを見たときくらいの衝撃です。
非常におかしな連中ばかりのダイナマイト刑事ですが、これだけおかしなの奴らががそろうとこれはこれで良いような気がする辺りが不思議です。
後にDreamCastでさらにおかしさがパワーアップしたダイナマイト刑事2も発売されてます。
興味を持たれたら、こちらもあわせてぜひ。
こんな人にオススメ!
映画「ダイ・ハード」ファンな人
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掲載日:2004/05/13 書いた人:秋葉原12号店 土山 |
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第39回 オリジナル作品で一本ゲームができました! 『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』
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スーパーファミコン |
メーカー名 : |
バンプレスト |
タイトル : |
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL |
ジャンル : |
シミュレーションRPG |
発売日 : |
1996/03/22 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\3,980(税込) |
※この価格は2004/04/29現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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現在もシリーズが続いているスーパーロボット大戦。その中に登場するバンプレストオリジナルロボット「魔装機神サイバスター」をメインにした外伝的ストーリーで、シリーズ初となるリアル系のデザインで当時のファンの賛否両論が分かれた作品でした。
正直なところ、スパロボシリーズの中では比較的初期の作品でありながら非常に完成度は高く、個人的にはシリーズの中でも名作の一つだったと思うのですが、当時は作品としての知名度がイマイチな為か、のちに発売される次世代機に移植されずに終わったSFC最後のスパロボでもあります。
ストーリーは主人公マサキ=アンドーとライバルのシュウ=シラカワの第二次スーパーロボット大戦以前からの因縁が語られる第一章。
第四次スーパーロボット大戦以降のマサキ達の活躍が語られる、第二章の二部構成になっており、本作品からスパロボをはじめる人にも親切なシナリオになっています
(一部と二部の間にスパロボEXが時間軸上にあるのですが、回想シーンでおおまかな 説明もしてくれます)。
途中にある選択肢によりストーリーの分岐をするマルチエンドで、ルート次第ではシリーズ通して最強クラスのボスの一つでもあるネオグランゾンが仲間として登録される稀有な作品でもありました。
システムも今作品はいろいろな試みをされたようで、高さによる命中率の変化があったり、側面や背後から攻撃するとダメージがアップするなど従来のシリーズにはないシステムも導入されていました(高さは最近のには入ったかな?)。
キャラの表情変化も今作から導入され、SFCの少ない容量でよくできた物だと当時は感心したものです。
スパロボを語る上でメカをはずす訳にはいかないので、登場メカである魔装機たちについて語ってみます。
世界を滅ぼす魔神に対抗する為16体のオリジナル魔装機が作られ、その中でも上位の性能を持つものが魔装機神と呼ばれ、地水火風の守護精霊を持つ四体が製作されました。
その中の一つ、風の魔装機神サイバスターが主人公マサキの相棒であり、物語の中心になるユニットで、16体の魔装機の中でも唯一変形機能を持ちサイバードになることができます(今作では変形しませんが)。
火系の魔装機は装甲が低いものが多いのですが、その分火力が高く火の魔装機神グランヴェールの攻撃力は圧倒的です。
大地系は装甲が厚いものが多く、遠距離攻撃に長けその中でも再生能力の高い大地の魔装機神のザムジードはそうそう撃墜されません。
水系は凡庸性が高く、ゲーム中は修理装置が付いた機体が数多く存在し、水の魔装機神ガッデスは戦闘と回復をこなせる貴重なユニットでした。
ちなみに12体の魔装機達も魔装機神に見劣りするほど弱くはありませんし、今作ではしっかり鍛えてやれば、エースクラスとして活躍してくれます(意外にガルガードなんかはオススメです)。
元々はスパロボから生まれたオリジナルキャラだけの作品なので、好き嫌いはかなりあると思いますが、ゲームとしては本当にいいできなので未プレイのかたがいたらぜひ!
こんな人にオススメ!
GBAのオリジナルジェネレーションが好きならハマれます!
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掲載日:2004/04/29 書いた人:秋葉原12号店 土山 |
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第38回 がんばれ鉄人!(違 リモートコントロール ダンディ
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PlayStation |
メーカー名 : |
ヒューマン |
タイトル : |
リモートコントロール ダンディ |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1999/07/22 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\980(税込) |
※この価格は2004/04/22現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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タイトル通り、PSのパッドに見立てたリモコンで不思議な挙動の巨大ロボを操作し、世界(街?)の平和を守ります。気分は鉄人28号の正太郎君。
パッドすべてのボタンを使用するのですが、操作その物は複雑ではなく、ゲーム中でも追々説明されるため敷居は低いのですが、登場ロボの身長が50mと言う設定のため重量感の演出で動きは重く、操作にはある程度敵の動きを先読みする必要があります。
また、建物など視界をさえぎる物がある場合や、リモコンの有効範囲を外れた場合はロボのコントロールを一時中断し、主人公その物を移動させる必要があります。
当然、主人公移動中はロボ無防備。
リモコンの有効範囲が300mのため、付かず離れず位置取りをする必要がありますが、うかつにロボに近づきすぎれば当然踏まれてダメージ受けます。
ゲームはミッションクリア型で、面毎にクリア条件/報酬が設定されており、クリア後に
被害額を相殺した報酬が手に入ります。
被害額。そう、このゲームでは建物や信号機など戦闘によって破壊された物はすべて主人公の勤める警備会社に請求されます。
敵のロボが壊した物まで請求される理不尽さ。しかもビル1煉が100億円。
うかつに通れるだろうと思って路地に入り込み肩がビルに触れようものなら、一気に100億円飛びます、なんてバブリー。
しかもロボの格納庫近辺は嫌がらせのようにビルが建っており、壊しても壊しても次の面では復活し出撃を拒みます。
ミッション数は60以上あり、プレイ次第で内容がある程度変化するのですが、難易度が高いミッションの場合、クリアできないと思わず敵と一緒に街を破壊する自分がいたりします。
目先のクリアに気を取られ破壊の限りを尽くすと、当然報酬は無くなり「破産」と言う形でゲームオーバーを迎えるのですが、報酬があればロボの強化が行なわれるため、微妙なゲームバランスが成立しています。
ロボの操作も画面が常に主人公視点の為、「リモコンで操作している!」感が異様にあり、インサイド率が高いゲームです。
ファンから続編を希望する声も多かったのですが、残念ながら本作はヒューマン最後の作品となりました。
しかしながら、続編ではありまあせんが、同じ開発チームで「ギガンティック ドライブ」というPS2タイトルがエニックスより発売されています。
こんな人にオススメ!
ラジコン好きな人
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掲載日:2004/04/22 書いた人:本部のジャンカー |
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第37回 ドクター・モローの島 ヒューマン パペットズー ピロミィ
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PlayStation |
メーカー名 : |
ヒューマン |
タイトル : |
パペットズー ピロミィ |
ジャンル : |
シミュレーション |
発売日 : |
1996/02/16 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\980(税込) |
※この価格は2004/04/15現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★☆☆☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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次世代ゲーム機の登場は家庭用ゲーム機の革命でした。
特にPS1のポリゴン表示能力は、それまでの機種では表現できなかった種類のゲームの登場を促しました。
今回紹介のこのゲーム、ポリゴンを応用した仮想動物(園)作成シミュレーションで、色々な動物の手足を組み替えて新しい動物を作って放し飼いにし、ソレを観察する・エサを与えると言った内容で、ゲーム全体のパステルチックな構成や音楽、ひらがな主体の文章からメルヘンチックな雰囲気が感じ取れます。
操作やゲーム性も明らかに低年齢層を狙っていると思われ、動物のパーツを購入する代金(ハート)は単純操作で無尽蔵に増やせるなど、難易度といった物は存在しません。
それ故、積み木の様に好きな動物を組み合わせ親子で鑑賞するといった開発コンセプトが明白な本作ですが、元になる動物のポリゴンが次世代機の性能をバリバリに引き出した「本格リアル趣向」なため、大変な事になっております。
登場する動物は大小様々な「哺乳類(含む絶滅種)」以外に、「爬虫類(含む恐竜)」「鳥類」「架空動物」が有り、組み合わせ的に「ハムスターの頭」「ワニの胴体」「キリンの四肢」「ティラノサウルスの尾」と言ったモノが作成可能でソイツラがポリゴンで動き回る姿は悪夢です(尻尾に頭をつける「双頭」とか頭に尾をつける「頭なし」とかもアリ)。
しかも、物理的に動作できない組み合わせ(手と足で動物が異なる等)の場合は動けず、
エサを食べるだけの「肉塊」としてのみ存在が許されます(動物園に売却可能)。
このあたりのアバンギャルドさに比べれば、メガテンの悪魔合成など子供の遊びです。
挙句の果てに音楽館にて「鳴き声」までもエディット可能!
選択可能な「鳴き声」の中に何故か楽器があるのですが、ヤリスギです。
<閑話休題>
みなさんは「キメラ」と言う言葉をご存知ですか?
かのギリシャ神話の中に出てくる怪物で、こうあります
「体全体が種類の異なる動物で構成されているモノの名前」
だと。
今回はどの様な「キメラ」が私たちを「ひゃぁ」と言わせてくれるのでしょうか。
</閑話休題>
低年齢層向けに開発されたであろう本作は、実は忌まわしいキメラを創造する禁忌のソフトに変貌している為、商業的にこそ失敗してはおりますが、ナレーション(片言だけど)に「井上喜久子」を起用するなど、天然素材100%の珍味中の珍味、好事家垂涎の逸品に仕上がっております。
こんな人にオススメ!
本来想定されるルールとは別な所の面白さを理解できる人
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掲載日:2004/04/15 書いた人:本部のジャンカー |
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第36回 低血圧なの! Nintendo オウガバトル64 PersonofLordlyCaliber
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Nintendo64 |
メーカー名 : |
Nintendo |
タイトル : |
オウガバトル64 PersonofLordlyCaliber |
ジャンル : |
シミュレーションRPG |
発売日 : |
1999/07/14 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\480(税込) |
※この価格は2004/04/08現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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スーパーファミコン版「伝説のオウガバトル」のゲームシステムをブラッシュアップした秀作シミュレーションRPGです。
「伝説のオウガバトル」同様に行動の選択・プレイ内容でシナリオが分岐し、人民の解放を目指すも大量虐殺に周知するも思いのまま。
どちらの道を進もうと、何故か初期メンバーは主人公の下を離れる事はありません。ノンポリにも程があります。
このゲーム最大の謎が「ソルジャー」。
使い捨ての駒として登場する3人一組のユニットで、彼らには名前はおろか性別も有りません。
また、戦闘によるダメージで一人、二人と消えてゆきます。
消えた分は編成画面の「補充」で追加されるなど、殆ど消耗弾薬気分。
そして最大の謎は、生き残りつつ戦闘を繰り返していると、ある日突然彼らは「人間」になります。
編成リーダーが男なら「ファイター」、女なら「アマゾネス」に。そしてここで初めて名前がもらえるのですが、悲しい事に3人の内で人間になれるのはたった一人。
他の二人は消えてしまいます。合掌。
ゲームシステムの面では進軍時の部隊に「疲労」と言うパラメータが追加され、この数値が一定量を超えるとその部隊は「野営」を始めます。最前線敵陣の真々中でも。
それは敵の部隊にも言え、敵部隊の疲労を見極め「寝込みを襲う」事で優位に戦闘が行なえますが、進軍方向や敵部隊の動きを完全に把握して置かなければならず、今回のゲームも鵜飼気分が味わえます(本作のチュートリアルで、ゲーム進行方法や戦闘方法をデネブ姐さんが説明/実演してくれるのですが、この時のパーティーが野営中に敵襲を受けるとデネブ姐さんが低血圧だと言うことを激白します)。
本作は「タクティクスオウガ」と同じ時系列のため、デネブ姐さんは本編には登場しませんが「伝説のオウガバトル」に登場したキャラが数名登場します。
その中に「伝説のオウガバトル」の主人公がいるのですが、「男」です……
私個人、当時その作品は女主人公でプレイしてたのでかなり凹みました。
時系列と言えば、本作にはタイムリミットがありません。
毎年、キャラクターメイキングで設定した主人公の「誕生日」に誕生パーティーが開かれ、様々なアイテムがプレゼントされるのですが、年齢の上限である99歳を超えても誕生パーティーが開かれます。
グラフィックに変化は無いのですが、誕生パーティーの際の仲間の台詞が年々グチっぽくなってゆきます。
じっくりと時間をかけて攻略ができる半面、80年以上も戦闘が終わらないのもどうかと。
面白いんですけどシナリオ破綻しちゃってます。
こんな人にオススメ!
シミュレーションゲームが好きなかた
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掲載日:2004/04/08 書いた人:本部のジャンカー |
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第35回 今回のポイント・マンは、オレ一人でやる(違 ウルフチーム FZ戦記AXIS
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メガドライブ |
メーカー名 : |
ウルフチーム |
タイトル : |
FZ戦記AXIS |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1990/10/10 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,280(税込) |
※この価格は2004/04/01現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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「またロボゲーかい!」とか「またPC移植かい!」と言う突っ込みが内部から出てますが、懲りずにレビュー(?)。
クォータービュータイプのアクションシューティングでX68000からメガドライブへの移植作品です。
パッケージデザインがパッと見でクラッシャージョー(安彦良和)にしか見えないが、実は「美樹本晴彦」です。
副題がFZ(ファイナルゾーン)戦記となっており、登場ロボットのパイロットがファイナルゾーンの「ハワード・ボウイ」と言う部分だけでお腹一杯なこの作品、今回は足手まといの部下達はおりません。
多彩な武装を持ち、使用方法で攻撃内容が変化するのが特徴で、湯水の様に出てくる
(出てこないときはさっぱり出てこないケド)敵を粉砕しつつ、ボスの登場を待ちます(&探します)。
武器は多彩なだけあり、Mapによっては使い道の無いものや、使えても弾数制限で思い切って使えない物が多々あります。
そのため力技でのクリアは厳しく、地形を利用するなど、ある程度の戦略が必要とされます。
また、高速移動時のローラーダッシュや接近攻撃でのアームパンチなど、かなり「狙った」仕様となっております。
機体は武装が多ければ多いほど耐久力が上がる仕様で、かなり頑丈な作りになっており、ボスまでたどり着ければゴリ押しクリアは可能ですが、正直ゲーム内容の方はメリハリに乏しく、敵を探すのに手間取ると移動する時間ばかり長くなり「飽き」ちゃいます(音楽はいいのだけれど眠くなるナド)。
その結果、アクションとしての爽快感はいま一歩。
ちなみに設定元の「ファイナルゾーン」使えない部下筆頭の「ランディ・ハンセン」は、この大火力のパワードスーツ(?)にバズーカ一丁で渡り合ったそうですが、だとしたら超人。
なんであんなに使えないキャラなのか不思議。
こんな人にオススメ!
クソゲーでも「またジョーカーを引いてしまった」と流せる人
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掲載日:2004/04/01 書いた人:本部のジャンカー |
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第34回 酔っ払い中年(?)戦士が主人公 Pioneer LDC バウンティ・ソード
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SFC、PS1 |
メーカー名 : |
Pioneer LDC |
タイトル : |
バウンティ・ソード(SFC) バウンティ・ソード ファースト(PS1) |
ジャンル : |
シミュレーションRPG |
発売日 : |
1995/9/8(SFC) 1997/6/6(PS1) |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
SFC:\480(税込) PS1:\280(税込) |
※この価格は2004/03/25現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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スーパーファミコン全盛期に発売されたシミュレーションRPGで、このカテゴリでは「タクティクスオウガ」や「ファイアーエムブレム」が有名です。
本作は上記タイトルとは異なり、パーティーキャラが独自のAIで「勝手に動き回り」、職業に合わせたアクションを起こす事が最大で最後の特徴です。
AIは、ある程度は思考ロジックを弄くれる(魔法優先や回復アイテムの制限など)のですが、挙動その物が「タコ」で、多くの場合は特攻/死に突き進む仕様となっており、さらに死んだ場合の復活は無く、死んだらそのキャラは失われてしまいます。
そのため、基本的には全キャラの行動を逐一監視、あるいはマニュアル操作での行動指示を与えねばならず、気分は鵜飼。
そして、主要パーティーの欠損を防止するため傭兵を雇うのですが、彼らの役目は「囮」。
彼らを使い捨ててパーティーは旅を続けます。心が痛い。
ゲームバランスの面でも問題があり、敵を倒したキャラだけが経験値を入手できるため、通常の戦闘では援護/回復役は一向にレベルアップしません。
街の闘技場でレベルアップが図れるのですが、援護/回復役の攻撃力はたかが知れており、彼らのレベルアップは単純労働その物、単調この上ありません。
ネタバレではありますが、シナリオもかなり強引で敵の将軍がボロボロ仲間になったり、真のボスが身内にいたり等、お約束のオンパレード。
他にもツッコミドコロが多すぎて画面からの「メダパニ」放射率がかなり高いです。
キャラ設定や企画そのものは非常に美味しそうなのですが、シナリオ/ゲームバランス、キャラクタCGが及第点以下で、 さらに本作発売の翌月に「タクティクスオウガ」が
発売されるなど、かなり切ない宿命を背負っている本作ですが、地味にファンがおり、
PS1にも内容のリファインが殆ど無い移植がなされ、さらに続編(バウンティ・ソード ダブルエッジ)までが発売されています。
キャラクタに感情移入ができれば面白いソフトだと思います。
実際私も何度かクリアするまでプレイしてた訳ですが。
こんな人にオススメ!
渋キャラ好みな人
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掲載日:2004/03/25 書いた人:本部のジャンカー |
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第33回 大変長らくお待たせしました、ただ今よりポリスノーツを上映致します。 KONAMI POLICENAUTS
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3DO、PS1、SS |
メーカー名 : |
KONAMI |
タイトル : |
POLICENAUTS |
ジャンル : |
アドベンチャー |
発売日 : |
1995/9/29(3DO) 1996/1/19(PS1) 1996/9/13(SS) |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
3DO:\980(税込) PS1:\1,280(税込) SS:\980(税込) |
※この価格は2004/03/18現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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「スナッチャー」「メタルギア」で有名な小島秀夫監督の作品です。
……すみません、実はコンシューマ版はどれもプレイした事ありません。プレイしたのはPC-9821版で、今でも時々あそんでいます。
当時、PC-9821専用!大容量CDウンタラカンタラ〜の謡い文句で速攻購入。
「小島秀夫監督」作品という事で、まったく期待していなかった(PC-88版スナッチャーで激しく幻滅させられた)のですが、クリアしての感想
「……ちゃんと完結してるよ、このゲーム……」
シナリオやゲーム内容に、「小島秀夫監督」作品に対する評価が一変しました。
ゲームはコマンド選択式のアドベンチャーゲームで、環境汚染/臓器売買/非合法企業をテーマにした重いバックエンドを持っているハードSFで、世界観や演出はプラネテスに近い物があります。
しかし、随所にライトなノリが用意されており(選択コマンドの組み合わせで登場女性キャラ全員のムネが触れるなど色々)、プレイを飽きさせません。
さらに、進行はコマンド選択式ですが、随所にミニゲーム的な「ガン・シューティング」や「間違い探し」、発狂寸前に追い詰められる「爆弾解体」などが用意されており、プレイに変化を持たせています。
登場キャラクターも何処か(ダイ・ハードとか)で見たことがあるようなオモシロキャラが脇を固めており、例えばプレイヤーの宿敵であるレッドウッドは「ガン・シューティング」で確実に数百発打ち込んでるにも関わらず元気に逃げ、最後はパワードスーツで攻めて来るなど、オモシロ過ぎます。
あと6年で、舞台である密閉シリンダー型宇宙コロニー「BEYOND COAST」が完成するはずなんですが、宇宙世紀はまだですか?
……いや、喫煙家なんで完成しても行きませんが。
こんな人にオススメ!
マ・クベ好き(意味不明)
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掲載日:2004/03/18 書いた人:本部のジャンカー |
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第32回 「ディフェンダー」÷3+「スクランブル」×0.5 バルトロン
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ファミリーコンピュータ |
メーカー名 : |
東映動画 |
タイトル : |
バルトロン |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1986/3/19 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\294(税込) |
※この価格は2004/03/11現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★☆☆☆☆ |
音楽 |
★★☆☆☆ |
操作性 |
★★☆☆☆ |
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ゲームシステムは、昔懐かしのウィリアムス社製「ディフェンダー」を思わせる左右任意スクロール(基本的には右スクロールで、左にもスクロールできる)のシューティングゲームで、ワープやスマートボムも実装しており、完全にディフェンダーのパクリゲー。
変更要素として、ディフェンダーでは加速はボタン操作であるが、本作はスクロール方向後方だと遅く、前方に行くと加速される仕様となっており、一番遅い状態でスクロール方向を切り替えると自動的に最大速度で逆方向にスクロールされる不思議な操作感が味わえます。
その他、ディフェンダーではボタン操作のワープ/スマートボムも方向キーとBボタンの組み合わせで解決したフリをしており、操作が紛らわしい事この上ありません。
また、自機はエネルギーを必要としており、時折打ち出されるエネルギーを回収しないと「死」がまっており、このあたりはコナミの「スクランブル」を匂わせています(マップ構成もスクランブルちっく)。
このゲーム、FC版グラディウスと同時期に発売され、弟がグラディウスが品切れの為に不幸にも代わりに買って来てしまったソフトなのですが、個人的には激ハマリ(弟はトラウマになってたみたいだけど)。
前述の不思議な操作感、ダラダラと長い面構成、メリハリが無い敵の攻撃、意味の無いワープ(何処に飛んでいくかわからない&ワープ直後、目の前に障害物で「死」)で、シューティングと言うよりは耐久マラソン。
さらに単調なBGMの為に、現実世界では強力な睡魔との闘いが待っている等、非常にシュールで私好みの一品。
巷でのクソゲー評価が高いのも頷けます。
結局、ディフェンダーが好きな癖にヘタ(5ボタン操作に馴染めなかった)だったが為にハマッただけなのかも、正直、人にはすすめるのはどうかと思えるステキなソフトです。
こんな人にオススメ!
ディフェンダー好きで睡魔に耐えられる人
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掲載日:2004/03/11 書いた人:本部のジャンカー |
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NEOGEO |
メーカー名 : |
アルファ電子 |
タイトル : |
ニンジャコマンドー |
ジャンル : |
アクションシューティング |
発売日 : |
1992/5/29 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\12,800(税別) |
※この価格は2004/03/04現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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ゲーム自体は比較的難易度の低いアクションシューティングです。
開発元であるアルファ電子については、対戦格闘「ワールドヒーローズ」が有名(?)です。
悪の組織こと『マルスコーポレーション』が歴史を悪用(?)するのを、ブラウン博士によって選ばれた3人の戦士がタイムマシンに乗って、各時代にはびこる悪いやつらをやっつけるゲームなのですが……
織田信長が巨大化して刀を振り回したり、呂布が変身して竜になったりでめちゃくちゃになってます。かとおもえば双子の力士が現れて、逆立ちしながら攻撃してきます。
このゲームの真の醍醐味は、登場人物のやり取りにあります。
それはまるで漫才のようであったり、「何をいってるんだ?」とも思えるようなセリフを堪能してこそ、このゲームの魅力を味わえるというものです。
NEOGEOは格闘ゲームが目立ちますが、なかなかどうしてこういった嗜好のゲームもあり、設定やビジュアルにこだわったシューティングありとなかなか楽しいです。
今年もKOFがでますが、これをプラスワンで!ぜひ!!
こんな人にオススメ!
「濃い」ゲームが好きなかたはぜひ
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掲載日:2004/03/04 書いた人:裏方の仕事師 |
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第30回 大火力な小型戦車で巨大な敵を粉砕! グラナダ
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メガドライブ |
メーカー名 : |
ウルフチーム |
タイトル : |
グラナダ |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1990/11/16 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\380(税別) |
※この価格は2004/02/26現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★★☆ |
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つい先日、社内の会話で以下のようなやりとりが。
A: |
Winではグラナダが期待できそうだな…… |
私: |
今月(2月)中旬だっけ、P-EGG。昔燃えたなぁ……MT32繋げて |
A: |
は?……いや、今春発売のアドベンチャーゲームだけど?? |
全然話がかみ合わない。
結果……ク○ナドですか……今回初めて知りました。
X68K版からの移植で、オリジナルはLA音源に対応しており、MT-32を通して流れたBGMは強烈な印象として今でも心に残っています(音楽は必聴の完成度!)。
MDに移植されるに当たり、あんまり意味が無い(と言うか意味不明)なオープニングのカットや面構成(アイテム面の削除/オリジナル面の追加)の変更があった程度で、移植のクオリティーは非常に高く、3ボタンの導入で操作性が改善され完成度の高いシューティングになっています。
惜しむらくは、ゲームの内容が「レーダーに映る敵をすべて撃破」する物のため、面後半は残りの敵を探すのに時間を費やす形となり冗長になってしまった点と、アイテムの有無で面の難易度が天と地ほど変わってしまうバランスの悪さが目立つ点です(2面でエパレットを取ったら物陰からの攻撃だけで撃破対象物の破壊ができる等)。
また、ゲームの進行においてもバックグラウンドにドラマを感じなく、漠然と多彩なマップ/多彩な敵を撃破するだけの物となってしまい作業感に際悩まれます(2面、飛行中の航空機飛行甲板がマップなど理不尽さが……)。
しかしながら、小型の自機に見合わない強力な攻撃や破壊できるオブジェクトの数と質に「破壊」のカタルシスを存分に感じさせる一品でもあります。
このゲーム、何故か敵に撃破されるより、ブラスター使用時の反動による後退で「落ちて死ぬ」印象が異常に高い……
こんな人にオススメ!
破壊に異常な興奮を覚える人
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掲載日:2004/02/26 書いた人:本部のジャンカー |
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第29回 ジャンルは「対戦格闘」…… 電脳戦機バーチャロン
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SEGA SATURN |
メーカー名 : |
SEGA |
タイトル : |
電脳戦機バーチャロン |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1996/11/29 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\100(税別) |
※この価格は2004/02/19現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★☆☆☆ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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「バーチャしにいく?」……仲間内で良く交わされた会話で、もちろん対象は「ファイター」ではなく「ロン」である(「レーシング」の場合も有ったけど)。
アーケードでの出現当時、サイバースレッドにはまり込んでいた身内はサイバーコマンドをスルーしてすべてこちらにオールシフト、操作性方法もスレッドをやり込んでいた為あまり違和感なく(バルだけ除外)定着に成功。
私はSEGA SATURN本体を「このソフトだけの為」にツインスティック2本とあわせ同時購入、重くはないけどカサ張る荷物を必死こいて家に持ち帰った。
流石にアーケードと比べてやはりコンシューマ機、特に3Dに弱いとされるSEGA SATURNとしては、頑張ってはいるがなんか荒く、ツインスティックもしっかり固定しないと八つ橋(アファ使い)できない等の些細な問題もあっ
たが、「ヤガランデ」や試作テム/ライデンが使えるなどの要素があり、十分楽しめた(もちろん通信対戦版も購入)。
散々やりつくし、暫くして飽きが来る頃に小さな問題が……
「ツインスティック」。
邪魔。
結局、コレが活用されるソフトは以降リリースされず、接客アイテムとしてこいつで「サンドアール」やったりとか「レイディアント シルバーガン」どこまでプレイできるかとか、色物用具として引っ張り出されるだけであった(それにも懲りず、PC版、DC版のツインスティックも購入し死蔵>学習能力0)。
専用コントローラ物は怖いねぇ……
追伸:
SS版ツインスティックは最近、PSジョイパッドとのニコイチでPS2版VOマーズで復活。
こんな人にオススメ!
最近のチャロンの敷居の高さに辟易している人
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掲載日:2004/02/19 書いた人:本部のジャンカー |
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PC Engine |
メーカー名 : |
ビクター音楽産業 |
タイトル : |
ヴェイグス |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1990/6/29 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\380(税別) |
※この価格は2004/02/12現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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発売日を調べて「こんなに昔だったのか……」と、自分がオサーンになってしまった事に打ちひしがれてます(涙
PC-8801Mk-IISR版からの移植で発売は何故かビクター音楽産業。
遡ることさらに2年前、PC-88版のオープニングデモを飽きることなく見続け、猿の様にやりこんだ「あの」ゲームがPCエンジンで発売される……
PC-88版唯一の不満点であるスクロールのガタツキが「おそらくは」解消される……
そう「思ってしまった」私は発売日に速攻購入。
予想通り、流石はコンシューマ機で、非常にスムーズなスクロールとキャラの動きに感動。
ビジュアルデモが無い(Huカードだから当たり前)事や、敵が柔らかすぎる(と、言うより自機の初期武装が強い、特にビームライフル)、動きに重量感が無い、タイニーヴェイグスが無い(当たり前だ)などの些細な違いはあったけれど、非常に満足な移植内容でした。
ちなみにこのゲーム、進行方向に対して「反対方向下側」(右に進んでいる場合は左下)の方向キーで旋回をするのだけれど、旋回中は「無敵」で……
つまりパワーアップを考えなければ「右下」と「左下」を連打しつつ胸部バルカン打ちっぱなし(ABボタン押しっぱ)で、いつかは「クリア可能」と言うアクションゲームとして根本的な欠陥があったりします。
まじめにプレイする場合、自機が非常に大きくザコ敵も「特攻」属性を持つ物が多いため、かなりな被弾を覚悟しなくてはいけませんが、「肉を斬らせて骨を絶つ」プレイスタイルは「漢」を感じさせずにはいられない熱いゲームです。
こんな人にオススメ!
「ガンダム」よりは「ボトムズ」な人
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掲載日:2004/02/12 書いた人:本部のジャンカー |
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第27回 とても強固で忠実な「ナイツ」 ファンのいるゲーム、ナイツ
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SEGA SATURN |
メーカー名 : |
SEGA(ソニックチーム) |
タイトル : |
NiGHTS into dreams... |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1996/7/5 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\50(税別) |
※この価格は2004/02/05現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★★☆ |
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15歳の少年と少女が、夢の世界の住人のナイツと一緒に大冒険!!……カンタンに説明するとこんなゲームです。
方向キーとボタン1つ(場合によってはL、Rボタンも使用)で、カンタンに操作可能なステージクリア型の横スクロールアクションゲームです。
アナログコントローラーがあれば、よりカンタンに多彩なアクションが可能になります。
ナイツがフィールドを軽快に飛び回るのが魅力の本作ですが、その他でも特に注目したいのはA-LIFE(人工生命プログラム)システムです。
フィールドには、夢の世界の住人のナイトピアン達が独自の生活をしているのですが、それぞれナイツに対して好感度のようなものを持っています。
彼らに嫌われるようなことをすればナイツから逃げだし、近寄らなくなって沈んだ音楽になります。
逆に好意を持たれると歌を歌ったり、ナイツを応援してくれたりして、明るい音楽に変化します。
プレイの仕方次第で、音楽の部分部分が変化するわけです。何度でも楽しめます。
エリオット、クラリスのどちらも最初は1ステージしか選べませんが、クリアすると増えていきます。
最終ステージでの演出は必見です。慣れてきたら、高ランクでのクリアを目指しましょう。
本編が面白かったというかたには、後に発売されたクリスマスナイツもぜひプレイしてもらいたいです。
クリスマスナイツは、それ単体でもプレイ可能ですが、本編のデータがあると連動してさらに楽しめます。
最後に、このコメントを書くにあたり久々にナイツを起動したのですが、パワーメモリー内のランクAのセーブデータが消えてしまいました。
移植またはリメイクを以前から熱望していましたが、こんなでき事があって改めて強く思いました。
ナイツ発売から今年で8年。そろそろ現行のハードで飛んでみたいなぁと思う今日この頃です。
こんな人にオススメ!
空を飛ぶアクションゲームが好きな人 ハイスコアにこだわりたい人 巨大な目覚し時計が追いかけてくる夢を見たことがある人(笑)
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掲載日:2004/02/05 書いた人:秋葉原3号店 高田 |
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第26回 映画「エイリアン2」な設定のシューティング PHILOSOMA(フィロソマ)
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PlayStation(PS1) |
メーカー名 : |
SCE |
タイトル : |
PHILOSOMA(フィロソマ) |
ジャンル : |
シューティング |
発売日 : |
1995/7/28 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\180(税別) |
※この価格は2004/01/29現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★☆ |
音楽 |
★★★★☆ |
操作性 |
★★★☆☆ |
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PS1初期のシューティングで、進行に伴い縦スクロール/横スクロール/フロントビュー/バックビュー/クォータービューと変化していく変則シューティングゲーム。
「これでもか!」というほどシナリオ/ビジュアルに特化しており、ビジュアルシーンからシームレスにゲーム本編が開始される演出は◎。
ビジュアル面で伝えられる通信や作戦、指示が非常に渋く、当時としては最高水準のCGムービーと演出で「インサイド」する事受け合いです。
シナリオは「フル武装の戦闘機のみ」で連絡を絶った(謎の生物に占領された)惑星を調査、救出すると言った類で、敵はまんま中途半端な「H・R・ギーガー」がデザインしたような生物(&取り込まれた機械類)で、チープですが良い雰囲気を醸し出しています。
惜しむらくはゲームその物が「大味」な点。
武装変更が効果的でなく、敵の攻撃が理不尽(見えない/こちらの攻撃が届かない所からの攻撃、不必要に硬いなど)で、特にボス戦は冗長になりがち。
その為、シューティングゲームとしての評価が低い物となっています。
しかしながら頻繁に挿入されるムービービジュアルは必見の価値ありで、ゲームの難易度も昨今の弾幕シューティングに比べれば遥かに低く、ごり押しでクリア可能となっています。
それゆえ「バリシュー」な人から「緩い」烙印を押されてはいますが「観るゲーム」として割り切られば非常に秀作です。
この作品、思わせぶりなエンディングとなっており、PS2にて「PHASE・PARADOX」と言う「バイオハザード」系ゲームとして続編が発売されています。
こんな人にオススメ!
最近のシューティングゲームに飽食気味のシューター
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掲載日:2004/01/29 書いた人:本部のジャンカー |
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第25回 マルチ・オープニング/BGM/マップ/ボス/シナリオ/エンディングなゲーム サイバリオン
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スーパーファミコン |
メーカー名 : |
東芝EMI |
タイトル : |
サイバリオン |
ジャンル : |
アクション |
発売日 : |
1992/7/24 |
入荷頻度 : |
時々入荷する |
中古店頭価格 : |
\500(税別) |
※この価格は2004/01/22現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★★ |
音楽 |
★★☆☆☆ |
操作性 |
★☆☆☆☆ |
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各CHAPTERのシナリオを混ぜてみる
CHAPTER 1
見慣れぬ巨大な宇宙船が天をおおい、怪光線が私の体を宙に浮かせた!
意識が薄らぐ……!だが一命をとりとめた私は、ザイロスという名の惑星へ脱出した……
その後メカ系統はその機能を回復!怪惑星を探索するうち私は敵のメカ、サイバリオンを奪い、先手をうって、地球侵略を計画する決意を固めた!
《地球侵略を乱す者は残らずたたけ!》
CHAPTER 2
瀕死のアンドロイド兵が、「助けてくれれぱ通信機のありかを教える!」と言っている!
なんとそいつは私と「うりふたつ」ではないか!私は気味が悪いので、焼いて食う事にした……。
「これで交信出来るぞ!」……思ったとおり、モニタに女性の姿が映し出された。
私は彼女をサイバリオンに乗せ、旅立った!
《大チャンス!殺せる敵は殺して進め》
CHAPTER 3
助けた女性から異星人の弱点を聞こうとしたその時である!彼女が急に、こう言い放った。
「フフフ、まんまとだまされおったな!……」急に女性の体がドロドロと溶け出すと、中から醜い姿の地球人老科学者が現われた。
「わしゃ、この惑星で、遺伝子操作による超知性体創造の研究をしとった。が、やつらは創造主のわしに逆らって、地球を滅ぽそうとしとる!たのむ、これでやつらをたおしてくれ!」
やつの口から緑色の粘液が飛ぴ散った!
《強力な回転砲台だ!俺は彼女に急ぐのだ!》
CHAPTER 4
船体後部より、強烈な異臭が!老科学者は青ざめた願で、こう語り始めた!
「あなたには本当の事を言わなけれぱ……!実は私、人間じゃないの!異星人が造りあげたアンドロイド兵なのよ…!」
「正体を現わしたな!化け物め!」私は火炎放射器を手にすると、怒り狂った様に、次々と死体解剖を始めた!
《体の一部を取り、できるだけ早くかたずけろ!》
CHAPTER 5
先程の老科学者が私の目をじっとみつめてこう言った……「あぁ、もしも私が人間に再ぴもどれるものなら……でも今となってはもう無理よね……私などに人間と同じ様な恋をする貧格はないのよ……」
「何を言ってるんだ!そんな事はない!俺はお前を……」
「やめて!その先は言わないで!その気持ちだけで私は充分幸せよ……!」
《2人に恋が芽ぱえた……このままでは恐ろしい事に!》
エンディング No.105
老科学者が私の首をしめつけて来た!「くっくっく!……バカなやつだ!死ね!」
彼女の願が溶けると、そこには怪物の願が!今までにも増して優しく美しくなった彼女に私がブロボーズしたのは言うまでもない!
彼女は泣き叫ぷと、サイバリオンの自爆装置にかけ寄った!
「やめろっ!」……
〜サイバリオンは地球に帰還する事なく、無残にも宇宙のもくずとなったのであった!
※このシナリオはフィクションです。
ダライアスによるマルチエンディング、レイメイズにおけるマルチラストステージ、そして本作はマップ構成、BGM、ボスに至るまで常時ランダムで構成されており、面をクリアした際のシナリオ如何では自機のパワーアップや1UPも、ある意味ではランダムと言う徹底振り。
シナリオもオープニング6種類がランダムで決定し、プレイの内容で最終的に100を超えるエンディングに分岐する、極めて異色なアーケードゲーム「サイバリオン」のSFCへの移植ソフトです。
発売は何故か東芝EMI。
アーケード版は、当時としては画期的な24KHz高解像度ディスプレイとZUNTATAの鋼質な音楽、さらにダライアスから継承されたメカニカルアニマルな敵キャラで、私の心(はーと)を鷲掴みにしました。
SFCへの移植ですが、拡大縮小機能を使用しており、見た目は非常に「そっくり」に再現されております。
ゲーム内容の移植と言う点では、本来はトラックボール操作の本作、パッドでの操作を余儀なくされている為に微妙なコントロールが行なえず、さらにアーケードと違いSFC版では自機の至近距離にいきなりザコ敵が「湧く」などのタイトな仕様となっており、ストレスこの上ありません。
BGMもZUNTATAから、なぜかドラクエの「すぎやまこういち」に入れ替えられ、サイバリオン風ではあるのですがすべてを台無しにしております。
全5面で各面の冒頭にシナリオが語られ、その際にグッドなシナリオに進む条件が表示されるのですが(急いでクリア/敵を多く撃破/ダメージを受けるな等)、前述の操作性の問題でSFC版では当たり前のようにバッドな方向にシナリオが進んで行きます。
どれだけの人がメガバリオンやガルドバリオンにお目にかかれたのかはまったく謎です。
こんな人にオススメ!
MTJマニア
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掲載日:2004/01/22 書いた人:本部のジャンカー |
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第24回 大自然のおしおきですぅ! 真・サムライスピリッツ
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SNK NEOGEO |
メーカー名 : |
SNK |
タイトル : |
真・サムライスピリッツ |
ジャンル : |
剣術アクション |
発売日 : |
1994/12/2 |
入荷頻度 : |
良く入荷する |
中古店頭価格 : |
\480(税別) |
※この価格は2004/01/15現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★☆☆ |
音楽 |
★★★☆☆ |
操作性 |
★★★★☆ |
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最近良質の2D格闘が無くなり、格闘ゲーム好きな筆者にとってはさびしい限りだ。
2D格闘といえば、カプコンのストII、SNKのKOFあたりがすぐ浮かぶのかもしれないが、これがオールドファンだと、SNKは餓狼伝説やサムライスピリッツになるのかもしれない。
筆者は後者のほうで、サムライスピリッツがSNKの代表ゲームで、それもここに紹介する、真・サムライスピリッツこそがシリーズ最高峰のゲームだと筆者は思う。
何がいいのか?と言われると、一言で言うと「バランスかな」と答えるだろう。
格闘ゲームを考える上で当たり前かと思うが、なかなか調整が難しいらしい。
このゲームは剣術アクションということで、全キャラ何かしらの武器を持っているが、懐刀系を持っている忍者キャラや女性キャラは技の隙が無く、相手に当てることはできるが音もペシペシという感じで威力は無い。だが
、薙刀や棍棒も持ったキャラは動作が大きくなかなか当たら無いが一発当たるとズバッとういう音で、しかも前述の忍者のように線の細いキャラだと、一発で気絶(ピヨリ)。そこに大技を入れられてそのまま死ということもある。筆者と友人の対戦でよく見かける光景だ。
このバランスのお陰で筆者と仲間たちはいまだにこのゲームで熱くもりあがっている。
また、格闘ゲームに必要不可欠なのが連続技だ。
剣術ということで、いわゆるキャンセルなどを頻繁に使った連続技などは興ざめしてしまうが、このゲームには雰囲気を壊さない程度にはいっている。
それもいいところで、このあとのシリーズにも連続技はあるがそれらは正直、度を越えたレベルになっているように筆者には思えた。
ちなみにタイトルはこのゲームから生まれたアイドルキャラ、ナコルルの勝ちゼリフである。
こんな人にオススメ!
緊張感のある対戦をしたいかた、巫女好きなかた。
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掲載日:2004/01/15 書いた人:秋葉原本店 池田 |
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第23回 シリーズいち『はい』と『いいえ』の選択が重要になる物語 ドラゴンクエストV 天空の花嫁
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エニックス スーパーファミコン |
メーカー名 : |
エニックス |
タイトル : |
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 |
ジャンル : |
RPG |
発売日 : |
1992/9/27 |
入荷頻度 : |
入荷は珍しい |
中古店頭価格 : |
\1,480(税別) |
※この価格は2004/01/08現在のものです |
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記者の主観による評価 |
シナリオ |
★★★★★ |
音楽 |
★★★★★ |
操作性 |
★★★★☆ |
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日本を代表するゲームソフトの1つである、ドラゴンクエストシリーズをここで取り上げることは正直迷いましたが、時期的なことと、スタッフでも未プレイの者がいましたので、この機会に紹介しようと思って取り上げました。
ドラゴンクエスト1から7まですべてプレイしてきましたが(リメイクを除く)、発売から11年経っているにもかかわらず、一番内容を覚えているのはドラゴンクエストVです。
一言で言えば印象的な、または記憶に残るRPGというところでしょうか。
ドラクエシリーズは、毎回パッケージに主人公のイラストが載っていますが、Vを見たときの感想は、『えっ、こんなに地味で、剣ではなくて杖を持った男が主人公なの?』でした。
お話も主人公とは「勇者の子孫」だったり、「王子」だったり、特別な存在であることがすぐに判明しますが、Vではステータス画面でも普通に、“パパスの息子”となっています。
そんな主人公にも数々の冒険や多くの人との出会いがあるのですが、平穏な日々も長くは続かないのです……
ここから物語は急展開していきます。
前作から大幅に進化したグラフィックや、モンスターを仲間にできるシステムなど、他にも紹介すべきところはあるのですが、やはり一番の見所はそのストーリーだと思います。
ネタばれしないように紹介したつもりですが、これを見てプレイしたくなった人がいたら幸いです。
また上で時期的と言っていますが、PS2に移植されることが発表されました。
スーパーファミコン版を未プレイで、時間のあるかたは、発売までにいかがでしょうか?
こんな人にオススメ!
・ファミコン世代だけど発売当時はプレイできな かった、今は子持ちのパパさん(あえてオススメ)
・主人公の名前を決める時、毎回どうしようか 思い悩むかた(今回はもっと悩むかも?!)
・子供の頃、近所に“幼なじみ”と呼べる異性が いなくて、とても残念だったかた(笑)
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掲載日:2004/01/08 書いた人:秋葉原3号店 高田 |
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