商品の特徴
Smart data processing
CG3VXは空き容量に応じて、Read/Writeのパフォーマンスをディスクの空き容量に基づいて調整し管理します。空き容量が残っていると、ファームウェアはRead/Writeコマンドを継続し実行します。メモリを割り当ててガベージコレクションを行う必要がないため、Read/Writeパフォーマンスは加速します。反対に、容量が少ない時はメモリを解放するためRead/Writeのパフォーマンスを落としガベージコレクションを実行します。そのため、Read/Writeパフォーマンスは低下します。
Predict & Fetch
通常、ホストがSSDからデータを読み取ろうとするとSSDは1コマンドを受け取った後に、1回データの読み取りアクションを実行します。ただし、CG3VXでは、Readパフォーマンスを向上させるためData Predict & Fetchを実行します。Data Predict & Fetchは、ホストがSSDにSequential Read コマンドを発行した際に、自動的に次のコマンドが実行されることを期待し、SSD側で次のコマンドを受信する前にデータの準備をします。そのため、ホスト側はデータ受信をするまでに長く時間が掛からず高速にデータ処理が可能となります。
SmartZIP
NAND フラッシュにデータの書き込みを行うには時間が掛かります。Write性能を向上させるため、CG3VXは圧縮技術 SmartZIPを利用します。ファイルの種類に冗長パターンが違う、種類に応じて圧縮できるかどうかに関係なくエンコードエンジンSmartZIPによって実際にフラッシュに書き込まれるデータ量を減らすことが可能です。圧縮せず書き込むSSDと比較すると、書き込まれるデータが少なくすむため書き込み効率の向上と共にSSDの寿命(耐久性)も向上します。
ダイナミックキャッシング
より良い耐久性とパフォーマンスを提供するためダイナミックキャッシング(SLCキャッシング)を採用しています。
TBW(Terabyte Written)
Terabyte WritteとはSSDの寿命予測の測定値です。これはデバイスに書き込まれたデータの量を表します。SSDのTBWを計算するために、次の式が適用されます。
TBW=[(NAND Endurance)x(SSD Capacity)]/[WAF]
NAND Endurance : NANDフラッシュのP/E(プログラム/消去)サイクルを指します。
SSD Capacity : SSDの総容量です。
WAF : Write Amplification Factor(WAF)は、SSDコントローラが書き込む必要のあるデータ量とホストのフラッシュコントローラが書き込むデータ量の比率を表す数値です。