商品の特徴
Smart Data Processing
PG2VNは空き容量に応じて、Read/Writeの速度を調整し、スループット(処理性能)を管理します。空き容量が多い場合、メモリを確保して実行するガベージコレクションを行う必要はなく、Read/Writeの動作を継続してパフォーマンスを向上させRead / Write処理を高速化します。逆に空き容量が少なく、使い尽くされていた場合、Read/Write処理を遅くし、ガベージコレクションを実行しメモリを解放します。従って、Read/Write性能は低下します。
Predict & Fetch
PG2VNはリードスピードを向上するためPredict&Fetchを利用します。ホストがシーケンシャルリードコマンドをPCIe SSDに発行すると、PCIe SSDは自動的に次のコマンドもリードコマンドとなることを期待し、待機します。ホストから次のコマンドを受け取る前に、データを準備するためデータ処理時間が加速し、ホスト側のデータ受信を短縮します。
SLCキャッシング
ダイナミックキャッシングを採用して優れた耐久性とユーザーエクスペリエンスを提供します。
Intelligent Thermal Throttling Sensor
SSDのコントローラ内に温度センサーを搭載しており、さまざまなレベルのスロットリングを適用して、読み取りおよび書き込み操作中にSSD内のコンポーネントが過熱するのを防ぎます。SMARTの読み取りによって効率的かつ予防的に保護のします。
TBW(Terabyte Written)
高品質な東芝メモリ製BiCS3 TLC NANDとPhison製E12の優れたパフォーマンスによりPG2VNは高耐久性を実現します。
TBWは、デバイスに書き込まれるデータの量を表すSSDの予想寿命の測定値です。SSDのTBWを計算するには、次の式が適用されます。
TBW = [ (NANDの耐久性) x (SSDのデータ容量) / WAF
NANDの耐久性 : NANDフラッシュのP/E(プログラム/消去)サイクルを指します。
SSDのデータ容量 : SSD全体のデータ容量
WAF : Write Amplification Factor(WAF)は、SSDのコントローラが書き込む必要のある容量と、ホストのフラッシュコントローラが書き込むデータ量の比を表す数値です。
ヒートシンクの設計について
PG2VNのヒートシンクとサーマルパッドは、Phison E12コントローラに接しておりません。 Phison E12コントローラの内部には温度センサーがあり、コントローラにサーマルパッドを直接貼り付けると、センサーの精度に影響を与えてしまうためです。 PC内部のエアフローを整えて頂くことで、ヒートシンクがNANDフラッシュを中心に高温化の抑制を促し安定動作いたします。