商品について
Hα線対応。宇宙の赤い神秘を鮮やかに写しだす天体撮影専用超高精細デジタル一眼レフカメラ。
Hα線対応の光学フィルター
光学フィルター(赤外線カット)の透過特性を天体撮影用に変更したD810Aは、一般的なデジタル一眼レフカメラでは淡くしか写せないHα線の波長で光る星雲を、期待どおりに赤く写せます。
ご注意:D810Aで赤外域に近い波長の多い光源下や、赤外域に近い波長の反射率が高い一般の被写体を撮影した場合は、実際より赤みがかった撮影画像になり適切な色再現にならないため、一般被写体の撮影にはおすすめできません。
光学フィルター(赤外線カット)のHα線の透過率を約4倍に拡大
撮像素子前面にある光学フィルターの透過特性をHα線(波長:656.28nm)で発光する星雲などの天体撮影用に変更しています。一般的なデジタル一眼レフカメラでは、一般の被写体の色を適切に再現するために可視光域「赤」寄りの光の透過率を抑えています。Hα線はこの領域にあるため、そのままでは、Hα線の波長で光る星雲は淡く写すことしかできません。D810Aの光学フィルターは、可視光域「赤」寄りの光の透過率を、より赤外域近くまで高く保持。Hα線の透過率をD810比で約4倍に引き上げており、Hα線の波長で光る星雲を期待どおり、鮮やかに赤く写すことができます。
長時間露光に便利な、最長900秒までの露光時間を設定できる長時間露光マニュアルモード(M*)
通常の露出モードP、S、A、Mに加え、新たに露出モードのひとつとして長時間露光マニュアルモード(M*)を搭載しました。連続撮影の「100コマ制限」が解除されるシャッタースピード4秒以上の長秒時で、4秒、5秒、8秒、10秒、15秒、20秒、30秒、60秒、120秒、180秒、240秒、300秒、600秒、900秒のシャッタースピード設定と、バルブ、タイムの設定が可能。設定秒時は実制御秒時なので、長時間露光、コンポジット、比較明合成などに便利です。特に比較明合成を行う場合の、総露出時間の算出が容易です。
赤く点灯し続けるファインダー内の水準器表示
M*モードでファインダー内の水準器表示を点灯させると※、水準器表示は半押しタイマーがOFFになるまで赤く点灯し続けます。暗い中でも見やすく、星景撮影での水平出しに有効です。
※ カスタムセッティングで「Fnボタンの機能」に「ファインダー内水準器」の割り当てが必要です。
有効画素数3635万画素の解像力
際立つ解像感と滑らかな階調表現を実現した、D810と同じ光学ローパスフィルターレス仕様のニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載。有効画素数3635万画素の、ニコンデジタル一眼レフカメラ中最高の解像力を活かした天体写真が撮影可能です。さらに、最新の画像処理エンジンEXPEED 4が、鮮やかで抜けのよいクリアーな発色、漆黒から純白までの繊細でニュアンスに富んだ立体感のある階調を再現。天体写真のクオリティーをかつてないレベルへと高めます。