商品について
映画も音楽も存分に楽しめる2.1chスタンダードサウンドバー
◆スリムなボディに口径60mmのスピーカーユニットを搭載
◆スタンドの低いテレビの前にも画面を隠さずに設置できる薄型フォルム
大ヒットモデル「HT-CT370」で採用した、スピーカーにディフューザーを取り付けて音の拡散特性を向上させるスピーカー構造を踏襲している「HT-CT380」。
エントリー機であっても、デジタルアンプ「S-Master」や「S-Force PROフロントサラウンド」といったソニーの独自技術をたっぷりと投入。ワイヤレスサブウーファーは縦置きだけでなく横置きも可能で、設置性で言えば上位機「HT-CT780」を上回っている。
『ベイマックス』の、ベイマックスを追いかけてヒロがサン・フランソウキョウの雑踏へと踏み出すシーンでは、都市の息遣いを感じるほど。劇場で一度本作を鑑賞した人でも、本機を利用して自宅でもう一度作品を見直すことで、よりいっそう『ベイマックス』の世界へと入り込めること間違いなしだ。
特に「HT-CT380」で素晴らしいのは、包み込まれるような音空間の再現性。ラボのシーンでは、各キャラクターのセリフはもちろんのこと、画面中に散りばめられた音の移動感を見事に作り出す。リアリティは抜群だ。
音移動の余韻、バイクの走行音のような唸る低音などはさすがに上位機「HT-CT780」に一歩譲るものの、本機「HT-CT380」も相当な実力機であることは間違いない。前述したようにサブウーファーを縦・横どちら向きでも設置できるなど、上位機にない特長も持っているので、組み合わせるテレビのサイズや予算に応じてどちらを選ぶか決めるのもよいだろう。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。