商品について
DTS Virtual:X & Bluetooth 対応サブウーハー内蔵サウンドバー
DTS Virtual:X 対応の2.1ch フロントサラウンドシステム
Hi-Fi コンポーネントに通ずるデノンサウンド
原音をストレートに再生するPure モード
選べる3 つのサウンドモード(Music / Movie / Night)
人の声を強調して聞き取りやすくするダイアログエンハンサー
2 基の75 mm サブウーハーで迫力の重低音を再生
HDMI 1 入力/ 1 出力(ARC / CEC 対応)
4K / 60p / HDCP 2.2 のパススルーに対応
Dolby Digital、DTS、AAC に対応
光デジタル入力、アナログAUX 入力装備
Bluetooth 対応でスマートフォンの音楽も楽しめる
テレビの前に設置しやすいスリムデザイン(高さ66mm)。壁掛けにも対応
繊細にして明快な音。オーディオファン向けのサウンドバー
テレビの薄型化が進み、内蔵スピーカーでは音が不足しがちなことから人気のサウンドバー。多機能化も進む中、DHT-S216はエントリーモデルながら音に徹した製品である。
DENONのサウンドマネージャーである山内慎一氏が、最終的な音質調整を担当。つまり、ハイエンドオーディオ同等の念入りな音検証されているとも解釈できる。
実際の音は、繊細にして明快。アコースティックギターはアルペジオの一音一音がくっきり描かれ、倍音成分も心地よく伸びる。細かく刻まれるハイハットもメリハリよく、音の消え際はすっきり収束する。ボーカルの定位が明瞭で、テレビ画面中央に口もとが浮かぶ。ステレオ再生を真摯に追求したから為せる技だ。
YouTubeで音楽PVを見ると予想以上に楽しく、スマホやPCで見る時と比べると迫力は雲泥の差だ。UHD BD再生ではバー型とは思えない低域の量感と瞬発力を体感でき、バーチャルサラウンドも、バーチャライズの前段でデコードした音声を再構築する独自処理の効果で葉の落ちてゆく様もしっかり描かれる。
これからホームシアターに挑戦したい方はもちろん、音に一家言ある方にもお勧めできる一台だ。
文:海上 忍
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
このサウンドバーは、もはや普通のサウンドバーではない。稀有なハイファイサウンドバーなのだ。
「ピュアモード」(サラウンド処理などをバイパス)で聴くと、文字通りピュアな音が堪能できる。ビックカメラ有楽町店での本サウンドバーのイベントでお客さんが盛りあがったのは、「なんていい音なんだろう。こんなサウンドバー、聴いたことがない!」だ。まるでハイファイアンプにてハイファイスピーカーを聴いているようだ。
普段はハイエンド機器を手掛けるサウンドマネージャーによる音作りが、「正統的で、バランスが好適な、音楽がストレスなく楽しめる音」に結実したのだろう。ナレーションやサウンドイフェクトなどのテレビの音も、素直だ。