商品について
スピーカー駆動力の向上をテーマにパワーアンプドライバー段のパワートランジスタを大型化 し、瞬時電流供給能力を 42%アップ
■192 kHz / 24 bit 対応、高音質デジタル入力
ネットワークメディアプレーヤー、TV、PC などデジタル出力を持つ機器を直接接続できる、デジタル入力を装備。
同軸デジタル入力は 1 系統、光デジタル入力は PM6005 から 1 系統増え、2 系統を備えています。
最大 192kHz / 24bit の PCM 信号に対応しており、PC や D/D コンバーターからハイレゾ音源を入力することができます。
■アナログ回路に影響を与えないデジタル回路設計
デジタル入力回路は、周辺回路へのノイズ輻射を遮断するために専用のシールドボックスに封入。
さらにデジタル回路の電源ラインには導電性ポリマーコンデンサーを用い、高周波ノイズを低減しています。
また、デジタル入力が選択されていないときはデジタル入力回路への電源供給を停止し、アナログ入力の音質に影響を与えない設計としています。
■CD6006 と同等の D/A コンバーター&アナログ回路
SA8005 など、マランツのスーパーオーディオ CD プレーヤーやネットワークオーディオプレーヤーで多くの採用実績がある高性能 D/A コンバーター、シーラスロジック「CS4398」を搭載。
D/A コンバーター以降のアナログオーディオ回路も HDAMと HDAM-SA2 が実装された CD6006 のアナログ出力回路と同等の構成となっています。
■電流帰還型増幅回路
プリアンプ、パワーアンプには、上級機と同様にフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用。
広く、澄み切ったサウンドステージを再現するために、マランツが長年に渡って磨き上げてきた高速、低歪かつ安定度の高い、非常に優れた増幅回路です。
PM6006 においては 3 段ダーリントン回路のドライバートランジスタを大型化し瞬時電流供給能力を 41 %(22 A → 31A)向上。
スピーカー駆動力が強化されたことにより、ディテールの情報量が増え、ダイナミクスの表現力にもさらに磨きがかかりました。
■HDAM搭載フルディスクリート回路
オペアンプ IC の使用を極力避け、フルディスクリート構成による回路設計を追求してきたマランツ製品のパフォーマンスを大きく飛躍させたのが、圧倒的なハイスルーレートを誇るオリジナル高速アンプモジュール「HDAM」です。
HDAMは時代とともに多くのバリエーションが作られ、初代から最新型までが適材適所に使用されています。
PM6006 の電流帰還型増幅回路には、HDAM -SA2+HDAM-SA3 を用い、極めてハイスピードなサウンドを実現しています。
■シンメトリー・レイアウト
マランツがオーディオ再生において強くこだわってきたポイントの一つがサウンドステージの表現です。
左右のチャンネルセパレーションや S/N が悪いと、この目的は達成されません。
そのためプリアンプからパワーアンプ、そしてグラウンドラインに至るまで慎重に設計されたオーディオ回路は、左右チャンネルが完全に同じ長さ、対称のレイアウトで構成されています。
この徹底的なこだわりによって、サウンドステージの立体感やきめ細かなディテールの表現力が実現されています。
■MM カートリッジ対応フォノイコライザー
アナログレコードも気軽に楽しめるよう MM カートリッジ対応フォノイコライザーを搭載。Phono 入力端子にアナログプレーヤーを直接接続することができます。
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マランツが“6000”系をリニューアルし、CDプレーヤー「CD6006」とプリメインアンプ「PM6006」を発売した。
CD6006は「CD6005」の後継機。心臓部のDACチップはシーラス・ロジック社製「CS4389」で、デジタル入力はPMC 192KHz/24bitまで対応する。アナログ回路は上級機「SA8005」と同様の構成のフルディスクリート。この部分はマランツのサウンドマネージャーと音質担当エンジニアが試作と試聴を繰り返して追い込んでいる。
“6000”系はマランツのオーディオ・エレクトロニクスのラインナップ中、下から二番目にランクされる。しかしながら、このクラスのオーディオ・エレクトロニクスはユーザーに大きな喜びを与えてくれるのである。
文:石原 俊
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。