OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III の特長
高い機動力と高画質を兼ね備えた防塵・防滴構造の小型・軽量ボディ
システム全体での小型軽量化

「OM-D E-M5 Mark III」では、新開発の手ぶれ補正ユニットや小型バッテリー「BLS-50」の採用など、各パーツにおいてさらなる小型・軽量化を追求しました。ボディのみならずレンズまで含め、カメラシステムとして小型軽量となり、撮影時はもちろん移動時にも優れた機動性を発揮します。
大口径の標準ズームレンズを装着しても、旅行に手軽に持って行けるほどコンパクトに収まります。三脚が使えない場所での長時間の撮影でも、体力的な負担が少なくシャッターチャンスを狙い続けることができます。
安心の防塵・防滴・耐低温設計

雨中や砂塵、-10℃までの低温化といった過酷な環境でも撮影できる防塵・防滴・耐低温設計。ボディー接合部をはじめSDカードスロットなど各種カバーには浸水を抑えるラバー素材を用い、気密性と耐久性の高いシーリングを施しています。さらに、各ユニットの低温動作を厳密にチェックすることで、-10℃での撮影を保証。設計の段階から厳しい試験を繰り返すことで、過酷な環境下での撮影を可能としています。
また、イメージセンサーのフィルターを30,000回/秒以上振動させてゴミやホコリを除去するSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)も搭載、ゴミやホコリが写真に映り込むといったトラブルを大幅に低減しています。
こだわり抜かれた高品位なデザイン
こだわり抜かれた高品位なデザイン
ファインダー部分のデルタカットはOMシステムの象徴的なデザインを継承。高級感と先進性を演出し、“カメラを持つ喜び”を感じさせるシャープなデザインに仕上げました。
ホールド感にこだわったグリップ
グリップ部を大きくし、背面のサムレストと合わせることでホールディング性を向上させています。モードダイヤルの操作もより行いやすくなりました。
上位機種の性能を継承した高精度AF
ピント合わせの自由度を広げる121点の測距ポイント

プロフェッショナルモデル「OM-D E-M1 Mark II」と同じ、画面内のさまざまなポイントでフォーカシングが行える121点オールクロス像面位相差AFを搭載。画角に対して縦75%、横80%をカバーし、素早く動く被写体を広範囲に高精度に捉えます。
F2.8よりも明るいレンズの使用でAF精度に影響が出る一眼レフの位相差AFと異なり、装着したすべての「M.ZUIKO DIGITAL」レンズで、絞り開放から被写体の模様に左右されない高精度なフォーカシングを高速に行えます。従来機に対しアルゴリズムの改良により、遠近の被写体が混在するシーンでも背景抜けを起こしにくくなっています。
動体撮影にも適したAF/AE追従最大10コマ/秒の高速連写

スポーツなどの動きの激しい被写体でも対応できる、AF/AE追従で最大10コマ/秒の高速連写を実現。連写中はライブビューからのAFデータだけではなく、読み出した静止画撮影データからもAF測距を行うことで、不規則に動く被写体や被写体の速度変化に素早く追従することができます。
撮影に集中できる高精細な大型ビューファインダー

約236万ドットの色鮮やかで高コントラストな有機ELパネルと、周辺まで歪みの少ないEVF光学系を採用。それにより正確なフレーミングが可能となり撮影に集中できます。アイポイントが長いためメガネをかけていてもフレーミングの全容を確認できます。
6種類のAFターゲット
グループ5点、9点、25点に加え、細かなピント合わせに対応するスモールターゲットなど計6種類から被写体やシーンに応じてAFターゲットを選択できます。
顔優先/瞳優先AF
明るいレンズでの開放時も精緻な顔優先/瞳優先AF。ポートレートに威力を発揮する瞳優先AFでは、近距離/左側/右側の瞳優先といった選択も可能。
AFターゲットパッド
ファインダーを覗いたまま、指で背面モニターをなぞることで、AF位置を自由に移動できます。被写体の動きを見ながら、直感的な操作が可能。
C-AF追従感度設定
C-AFの追従感度を5段階で設定可能。被写体に応じて設定することで、最適な追従性能での撮影が可能となります。
高画質を支えるボディ内5軸手ぶれ補正
最大約5.5段分のボディ内5軸手ぶれ補正機構

小型・軽量なボディと高い手ぶれ補正効果を両立させるため、5軸手ぶれ補正ユニットを新開発。高感度のジャイロセンサーと画像解析による手ぶれの情報を基に、画像処理エンジン「TruePic VIII」が補正ユニットを正確に制御して、最大約5.5段分の手ぶれ補正効果を実現しています。
ボディ内5軸手ぶれ補正機構により「OM-D E-M5 Mark III」では、装着したすべての「M.ZUIKO DIGITAL」レンズで手ぶれ補正が働きます。角度ぶれ、並進ぶれに加え、レンズ内手ぶれ補正だけでは対応できない回転ぶれも補正することで、手持ち撮影を強力にサポート。
大きなぶれに対応できる5軸手ぶれ補正の可動域

マイクロフォーサーズシステムを採用するOM-D E-M5 Mark IIIはセンサーの可動域が広く、より強力に手ぶれを補正できます。暗所や望遠、マクロ撮影など手持ち撮影の可能性を大きく広げています。
写真表現を拡張する多彩な撮影機能
長時間撮影をサポートする「ライブコンポジット」

同じシャッタースピードで撮影した複数の画像を重ねて、明るく変化した部分のみ合成、光跡を表現する「ライブコンポジット」(比較明合成)を備えています。この機能により長時間の露光で発生しがちな画面全体が明るくなりすぎる現象も防げます。さらに光跡の状態をライブビューで確認でき、一眼レフでは得られなかった露光状態をチェックしながらの撮影が行えます。
決定的瞬間を記録する「プロキャプチャーモード」
鳥の飛び立つ瞬間のような、シャッターを切るタイミングの難しい場面をフル画素20Mで記録する「プロキャプチャーモード」を搭載。シャッターレリーズ時から最大14コマ分遡って記録、「プロキャプチャーH」に設定した場合は最大30コマ/秒の高速で撮影できます。RAW記録にも対応しています。
4K動画も手持ちでOM-Dムービー

像面位相差AFセンサーの情報を活用し、動画に最適なフォーカシングを実現しています。4K30Pの高画質動画記録も可能。5軸手ぶれ補正に電子手ぶれ補正を組み合わせることで、アクティブなカメラワークを行っても特別な装備なしで手ぶれの少ない安定した動画撮影が行えます。