商品について
新世代のフラッグシッププリメインアンプ
主な特長
・「Vivid & Spacious」を体現するフラッグシップモデル
・37種に及ぶカスタムコンデンサーを投入
・A7075（超々ジュラルミン）による新開発トップカバー＆フット
・全段バランスアンプ構成
・Advanced UHC MOSシングルプッシュプル回路
・インピーダンス切り替えスイッチ付きMC / MM対応CR型フォノイコライザー
・低倍率箔採用の高音質カスタム・ブロックコンデンサー
・アルミ砂型鋳物ケース採用大容量電源トランス
デノンが4年かけて作った新旗艦プリメインアンプ
“SX1 LIMITED”は同社のサウンドマネージャー、山内慎一氏が4年の歳月をかけて作り上げたものだ。オリジナルの「PMA-SX1／DCD-SX1」から基本設計は踏襲するが、カスタムメイドの電解コンデンサーやA7075超々ジュラルミン製のトップパネルなどの特別なパーツが加えられた。
視聴では、プリメインアンプ「PMA-SX1 LIMITED」とSACDプレーヤー「DCD-SX1 LIMITED」を組み合わせてテスト。情報量はオリジナルよりも大幅に増加している。主要メロディの裏側にあるリズムやハーモニーが耳のフォーカスを合わせなくても自動的に脳内に流れ込んでくる。怒涛のごとく押し寄せてくる音楽の意味やニュアンスを受け止めるのが誠に心地よい。
実力的に見て、格上の海外モデルに匹敵する内容だ。とくにPMA-SX1 LIMITEDの直熱三極管的な表現は他のソリッドステート機ではまず得られない。DCD-SX1 LIMITEDと組み合わせた時の説得力の強さにも惹かれるものがある。このランクでこの音が出せるというのは、現代オーディオ界の奇跡のひとつといっても過言ではない。
文：石原 俊
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
デノンの最高峰プリメインアンプとして長年君臨していたPMA-SX1のチューンナップ版。音質担当者が自らの音の信念に従い、個人的な手業として4年もの歳月を掛け、部品を入れ替え、望みの音に仕上げていった。
ユニバーサル・ミュージック麻倉怜士セレクションからのSACD「ファリァ三角帽子」を再生した。英デッカの天下の名盤だ。まさに、刮目の音だ。冒頭の左に位置するティンパニの連打、続くセンターやや右の金管の躍動、センター位置のメゾソプラノの包容感、左右に拡がる男性コーラスの力強さ。この名録音の魅力をさらに増幅して、聴かせてくれた。ステージ感が格段に素晴らしい。ホールで生で聴いているような深い音場感、音の粒子の空間への煌めく飛翔、色彩感の鮮やかさ……など、生命力に溢れ、空間感が濃い音が、PMA-SX1LTDSPでは聴けたのである。
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