商品について
DLP 4K(UHD) ホームシネマプロジェクター
4K(3840x2160)XPRテクノロジー、2,000ルーメン、HDR10&HLG対応、Cinematic color,色再現性約10億7000万色、コントラスト比30,000:1、HDMI端子x2(HDCP2.2対応)、スマートエコ(ランプ寿命最長約15000時間)、3D対応、縦自動台形補正等。
「高いコントラスト」と「自然な発色」に真骨頂。奥行きを覚える自然な描画力
まず『グレイテスト・ショーマン』を冒頭から視聴。逆光にヒュー・ジャックマンが映える場面は、舞うホコリを確認できるほどの緻密な描画に、4Kモデルとしての力を実感。赤い衣装もビビッドで、背景の黒との落差が印象的だ。そして5Wの内蔵スピーカーは、予想以上に聴かせてくれる。
『PAN ネバーランド 夢のはじまり』で浮遊する水泡の間を海賊船が飛ぶシーンは、かなりの高輝度情報が含まれるため、SDRでは雲が白とびしてしまう。HDRでも太陽の周囲など描画が難しい部分はあるが、HT3550はこれを破綻なく見せてくれただけでなく、奥行きを覚えるほどの自然さもあった。
高いコントラストと自然な発色が本機の真骨頂だろうか。暗部階調を出しつつも明るい部分は明るく、鮮やかな描画だった。またDLP特有のカラーブレーキング現象がほぼ気にならない点も感心した。
4K/HDR対応でコントラストが高く、6畳間に置けるほどの短焦点で、レンズシフトと台形補正機能を備え、迫力十分なスピーカーを内蔵、しかも価格は20万円以下。 “4K/HDRで20万円以下” というトレンドを創り出せる可能性は、多いにあるといえそうだ。
文:海上 忍
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。