商品について
新開発Axial-Acoustic 2Way Speaker Systemを採用。 低音用ドライバーと高音用ドライバーで、周波数帯域の広い理想的な2Way Speakerの性能を実現するハイレゾ音源対応ステレオヘッドホン。
■新開発Axial-Acoustic 2Way Speaker Systemを採用したハイレゾ音源対応ステレオヘッドホンです。 ■高解像度な音楽ファイルである“ハイレゾ音源”に対応しています。 ■ボイスコイル径φ7mmの低音用ドライバーとφ5mmの高音用ドライバーを採用する2Way構成です。 ■低音用ドライバーはフロントローデッド構造により不要な高域成分をカットする理想的なアコースティック2Way方式としました。これにより広い周波数帯域と歪みの少ない、音楽信号に対するリニアなレスポンスを実現しています。 ■高音用ドライバーは振動板が直接外耳道に対向する事により、優れた高音のレスポンスが得られます。 ■マグネットに高磁力ネオジムマグネットを採用することで、ダイナミックな低域を再現します。 ■軽量なCCAWボイスコイルを採用することにより、振動のレスポンスを向上させ、よりワイドレンジでクリアな音質を実現します。 ■高剛性オールアルミ製ハウジングを採用することによりドライバーヨークから発生する不要な振動を抑制し、振動膜からの音楽信号を忠実に再生するとともに堅牢性と軽量化を実現しています。 ■遮音性が高く、耳にしっかりフィットする「耳栓タイプ」で、音漏れを低減するうえ、周囲の雑音に影響されず安心して使用可能です。 ■イヤーキャップはフィット感が選べるようにS・M・Lサイズが付属しています ■奥行2段階で調整可能な“デプスフィットイヤーキャップ”を採用し、密閉性を高め低音表現を向上します。 ■イヤーキャップは内外の硬度を変えることで、音質向上とフィット感を両立させています。 ■コードには、信号伝送ロスが少なく滑らかな高域再生を実現するOFCリッツ線を採用しています。 ■左右のグランドケーブルを独立分離化し4線にすることで、左右間の静電ノイズ・電磁ノイズを減少させ、音の広がりと引き締まった低音を実現します。 ■ゆったり接続できる1.2mのコードを採用し、付属のコードキーパーでコードをまとめることが可能です。 ■コードには絡みにくく耐性に優れたエラストマー素材を採用しています。 ■ヘッドホンを収納し、持ち運びにも便利な専用ポーチが付属しています。
エレコム「EHP-DH1000A」は、ダイナミック型ドライバー2基を同軸上にレイアウトしたカナル型イヤホン。同社としては士郎正宗デザインの上級機に続く、2製品めの“同軸”デュアルダイナミック構成の採用となる。
ドライバーはユニットサイズも含めて、上級機とは全く別のタイプをチョイス。アニソンとの親和性を謳っていた士郎正宗モデルに対して、本機はワイドレンジさと高解像度をアピールしている。
新開発「Axial-Acoustic 2Way Speaker System」を採用。ノズル側に設置された高域用ユニットと、180度背面を向く配置で低域用ユニットをレイアウト。低域側の「フロントローデッド構造」により、電気的なネットワークを介さず高域成分をカット。アコースティックな手法のみで理想的な2ウェイ方式とし、良質なサウンドを実現したという。
筐体は、オールアルミ製ハウジングを採用。不要振動を抑制し、振動板の音がストレートに伝わる、音楽信号に忠実なサウンドを実現したという。フロントローデッド構造の採用もあって、余分振動の排除は必須のこと。よく考えられた構成だ。
奥行2段階で調整可能な「デプスフィットイヤーキャップ」システムを採用し、ユーザーの耳に合わせて密閉性や装着感を高められる。こうした細やかな配慮も嬉しいかぎりだ。
試聴してまず気がつくのが、質感の良い低域だ。ボリューム感はかなり多めだが、ほどよく締まった表現のうえ解像感もしっかり確保されているため、チェロなどはとても存在感のある演奏に感じられる。ドラムのタムやバスドラも、ヘッドの貼り方や素材まで伝わってきそうな情報量の多さもあってリアルに感じられる。
相性が良かったのが、アコースティック/クラシック系の音楽だ。ヴァイオリンのソロはとてもエッジが立っていて、演奏の細やかなニュアンスがしっかりと伝わってくる。音色的には、普段よりやや力強い演奏に感じられるが、これといった違和感もなく、かえって臨場感の高さが好ましく思える。
本機は、デュアルダイナミック構成のメリットを巧みに活かした独自システムを採用し、たっぷりとした量感と音色の良質さを併せ持つ低域と、ストレートな表現の中高域を両立させた、まとまりの良い製品に仕上がっている。筐体のコンパクトさ、ケーブルの扱いやすさなどユーザビリティも含め、魅力ある製品だ。
文:野村ケンジ
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。