商品について
手ブレ補正機構「VC」を搭載しながら小型化を実現。
35mm判換算で超広角16mmから準広角37mm相当までの幅広い広角域をカバーする超広角ズームレンズ。
「SP AF10-24mm F3.5-4.5 Di II LD Aspherical[IF](Model B001)」の性能を大幅に向上。光学性能の抜本的な見直しをはじめ、基本性能の大幅な向上を図ることで、ズーム全域で高い描写性能を実現。
さらに、手ブレ補正機構VC、新モーター「HLD」、簡易防滴構造、防汚コートなどを搭載しながら、前機種とほぼ同等のコンパクトサイズを実現。
■超広角ズームレンズでクラス最大(※1)の焦点レンジを継承
APS-Cサイズ専用超広角ズームレンズで最大となる、10-24mmという幅広い焦点距離を実現。35mm判換算で、超広角16mmから準広角37mm相当までの幅広い画角をカバーしています。人間の視野を遥かに超えたダイナミックな光景から何気ないスナップまで、様々な広角表現を1本で楽しむことができます。
※1:デジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズ相当)専用の超広角ズームレンズにおいて。(2017年1月現在。タムロン調べ)
■ズーム全域で向上した高い光学性能
レンズ構成は11群16枚。LD(Low Dispersion:異常低分散)レンズ1枚、XLDレンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ1枚、複合非球面レンズ1枚などの特殊レンズを適切に配置しています。光学系のサイズ増大を抑えながらも、広角レンズで目立ちやすい倍率色収差、コマ収差や歪曲収差をはじめとした諸収差の発生をズーム全域で効果的に補正しています。
また、定評あるタムロン独自のBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティング、鏡筒内の内面反射を配慮した光学設計により、広角レンズで発生しやすい有害光の影響を抑制し、高い逆光耐性を実現しています。
■低照度下などで威力を発揮する手ブレ補正機構VC
広角レンズにも手ブレ補正機構を、という多くのお客様からのご要望にお応えし、タムロン独自の手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」を搭載しました。アクチュエーターとアルゴリズムを最適化することで、Model B001のコンパクトなデザインを維持しながらVCの搭載に成功。夕景や室内といった低照度下など、シャッター速度が遅くなる撮影条件で効果を発揮し、手持ち撮影の自由度を高めています。
■駆動力と安定性に優れた新モーターHLDを初搭載
AF駆動の動力として、タムロンとしては初となる「HLD(High/Low Torque Modulated Drive Motor)」を開発・採用しました。HLDは駆動力と安定性に優れ、大型のフォーカシングレンズを搭載するModel B023のAFもスムーズに制御できます。また、フルタイムマニュアル機構の搭載により、AF撮影時でもフォーカススイッチを切り替えることなくMFでピントの微調整を行うことが可能です。
■コンパクトボディに凝縮された構造的工夫
Model B023では、画質の向上や新機能の追加など、基本性能を大幅に改善しながら、VCユニットやAFユニットなど部品の配置を最適化した省スペース設計により、前機種Model B001から全長の短縮を実現しています。また、APS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラと組み合わせた際のバランスが良く、機動力に優れた軽量・コンパクトボディに仕上げています。
■防汚コートと簡易防滴構造を採用し、レンズの利便性を向上
対物側のレンズ最前面には撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを採用。ホコリや水滴、手の脂などレンズ表面に付着した汚れがふき取りやすく、メンテナンスが容易です。さらに、屋外での撮影にも配慮し、レンズ鏡筒の可動部、接合部の各所に、防滴用のシーリングを配することで、レンズ内部に水滴が浸入しにくい簡易防滴構造を採用しています。
■機能性と操作性に拘った外装デザイン
SPレンズシリーズの柔らかな曲線構成とディテールを継承しつつ、内部構造に素直に寄り添うフォルム、細くあしらわれたルミナスゴールドリング、さらにはスイッチボックスの形状や、表示窓など、機能性と操作性に拘った完成度の高いデザインとなっています。
■ニコン用に電磁絞り方式を採用
レンズ本体に内蔵したモーターで絞り羽根を駆動・制御する電磁絞り方式をニコン用(※2)レンズに採用。より精密な絞り駆動が可能となります。
※2:電磁絞り対応カメラは、D3100、D3200、D3300、D5000、D5100、D5200、D5300、D5500、D7000、D7100、D7200になります。(2017年1月現在)