商品について
その外観にふさわしい、1音1音が息を呑むような響きを生むボーズを代表する5.1chシステム
■OmniJewel Speakers
■ベースモジュール
■リアルガラストップ
■サラウンドスピーカー
■Unify
■Bluetooth
■ADAPTiQ
■電波式リモコン
サウンドバーのような一体型スピーカーの導入は手軽だが、迫力溢れるサラウンド音声を楽しんだり、音楽コンテンツをいっそうの臨場感とともに味わうのなら、5.1chフルセットのホームシアターシステムに勝るものはない。
本機をハンドリングしてみると、ユーザーが頭を悩ませがちな設置・設定・リスニングの3つの要素が、どれもこれまでの常識を覆してしまうほど「楽」に使いこなせると同時に、極めてパワフルかつ上質なサラウンド体験をもたらしてくれる製品であることがよくわかる。
システムを接続・設置して、テレビやソース機器につないだり、ルームアコースティックに合わせて音場を調整するところまでの導入部分は、本機に搭載する「UNIFY」機能が徹底サポートしてくれた。機器同士はパッケージに同梱される専用のケーブルで結線。端子の形状がそれぞれ異なっているので、つなぎ方で迷うことはなかった。
視聴はBlu-rayディスクのタイトルをチェックした。最初に映画『インターステラー』の「チャプター6」からロケットの打ち上げシーンを選んだ。ジェット噴射の爆音はにごりがなく、力強くて迫力があり、さらに細かい音の粒立ちもシャキッとしている。音のフォーカスにブレがない。低音はだぶつかず、小刻みでタイトな振動が心地よく身体にぶつかってくる。
宇宙空間に到達した後の水を打ったような静けさとのコントラスト感も鮮やかだ。センターチャンネルのダイアログも、船員の緊張と安堵感を細かく描き分けるほどリアル。宇宙服が擦れて発生する細かい音のニュアンスにもしっかりとした存在感がある。OmniJewelスピーカーがカバーする明瞭な中高域に思わず息を呑んだ。
「ナイトモード」を使いこなせば、大きな音を出せなくても快適なシアター観賞が楽しめるので集合住宅の方にもオススメ。スマホがリモコンがわりになるSoundTouchアプリの活用や、Spotifyといった音楽配信やインターネットラジオ、ホームネットワークにつないだNASやPC内の音楽ファイルなどの再生も楽しめる。
ありふれたホームシアターシステムの枠を超え、生活空間を様々な音楽で彩るスマートなオーディオシステムにもなってくれる、ボース史上最強のLifestyleシリーズだ。
文:山本 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「Phile-web」所収記事を短くまとめたものです。
【製品仕様】
[電源] Console用電源アダプター x 1、電源コード x 4
[接続ケーブル] HDMIケーブル x 1、3.5mmステレオ音声ケーブル(Acoustimass接続用) x 1
[スピーカー] Center SPケーブル x 1、Front SPケーブル x 1、Rear SPケーブル x 2、OmniJewelベース x 4、ワイヤレスレシーバー x 2
[その他] ユニバーサルリモコン x 1、単3乾電池 x 4、ADAPTiQ用ヘッドセット x 1、IRエミッター x 1、ドライバー x1、ゴム足 x 4