商品について
最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitのデジタル信号とアナログ入力に対応 人間工学に基づくデザインが美しい、ハイスペックなDAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ
◆DAC部に高品質なBurrBrown PCM1795を採用
単体D/Aコンバーターのリファレンスモデルとしても高い評価を得ているTEAC「UD-501」や、DSD 5.6MHz対応マスターレコーダー 「TASCAM DA-3000」においても
採用実績のあるBurrBrown PCM1795を採用しました。
◆マスタークロックには44.1kHz系と48kHz系の水晶発振器を2基搭載
デジタルオーディオの処理において重要なマスタークロックには、オーディオ用の高精度水晶発振器を2基搭載。
44.1kHz系と48kHz系それぞれ専用のクロック(22.5792MHz、24.576MHz)を使用することで、再生するファイルのサンプリング周波数系統に合わせた完全な同期が可能となり、
正確なD/A変換を実現します。
また、アシンクロナスモードに対応し、USBデジタル接続時にパソコンやポータブルデバイス側のクロックに依存せず、『HA-P5』内部の高精度なマスタークロックを利用することで
ジッターノイズを抑えたクリアな再生を可能にします。
◆ノイズの干渉を抑える回路設計
回路基板は、回路同士の干渉による不要なノイズの発生を避けるためアナログ部とデジタル部を分けてレイアウト。ノイズに起因する歪みを限りなく低減します。
◆iOS、Android、Windows、MacからのUSBデジタル入力に対応
USB A端子とUSB Micro B端子を装備。USB A端子はiOSデバイスとのダイレクト接続に対応しており、市販のLightning-USBカメラアダプタを使用せずに、
最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitまでのデジタル信号を入力することができます。
USB Micro B端子は、Android、Windows、Macintoshからのデジタル信号入力に対応し、こちらも最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitの再生を行うことができます。
また、それぞれのOS用のハイレゾ対応再生アプリ(無償)を用意しており、すぐにハイレゾ音源をお楽しみ頂けます。
◆プッシュプル回路とオペアンプによるディスクリート構成のヘッドホンアンプ部
プッシュプル回路とオペアンプのディスクリート構成によるAB級動作のヘッドホンアンプ部を採用。
ヘッドホンアンプ「HA-501」の開発で培ったノウハウがふんだんにつぎ込まれた回路は、10Hz〜100kHzの周波数特性とS/N比110dBを達成。
ノイズの発生を抑えたクリアな回路設計で、ハイレゾ音源が持つ原音そのままのキメの細かさや空気の震えまで、ありのままに伝えます。
◆低歪みの高精度オーディオ用オペアンプBurrBrown OPA1602を採用
ディスクリート構成のヘッドホンアンプ部には、オーディオ用に開発されたBurrBrown OPA1602 SoundPLUSRを採用。歪みを抑えたクリアな再生を可能にしました。
◆160mW+ 160mWの高出力仕様
電源部の高電圧化と低インピーダンス化により、160mW+160mW※の高出力と低域の再現性の向上を実現しました。600Ω負荷時においても30mW+30mWの出力が可能。
ポータブルヘッドホンアンプとして比類なき性能を誇ります。
◆高品位なオーディオ用チップフィルム・コンデンサーを採用
オーディオ専用に開発された大容量チップフィルム・コンデンサーを採用することで、コンデンサ自身が持つ不要なノイズや振動を極力排除しました。
◆その他
・L/Rグランド完全セパレート設計を採用したヘッドホンアンプ部
・同軸デジタル/光デジタル/アナログオーディオ入力
・様々なデバイスからのDSDネイティブ再生を可能にするTEAC HR Audio Player
・アナログライン出力を装備
・シンプルな外観に相応しいサンプリングレート、およびバッテリー残量表示
・持ち運びやすい約180gの軽量なボディ
・便利なUSB充電
TEAC「HA-P5」は、最上位機に位置付けられるUSB-DAC内蔵ポタアン。
回路基板もデジタル/アナログと分離して配置。
まずiPhone 5とLightning端子でデジタル接続。
印象的だったのはMETAFIVE『META』。そのカラフルな音楽を全ての音にパワーがプラスされたように表現。立ち上がりも俊敏で音抜けも良く、エレキギターのカッティングやシンセサイザーの広がりはアンプの力強さを裏付ける。
ボディの大小は問われない。エレガントなボディの中に注目すべきフィーチャーがぎゅっと凝縮された本機も、じっくりと向き合うことで未体験のゾーンへ誘ってくれる、そんな価値を有している製品だと今回の試聴を通して感じた。
文:中林直樹
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。