商品について
プロフェッショナルオーディオ機器には未知のクォリティがある。“つくり”の考え方や根本的に違う音世界がある。
◆もともと超高純度銅、6N Cuは高密度集積回路を基盤に配線するための配線材として開発された素材でした。
6N=10万分の1以下という純度を安定的に工業生産できる技術は日本だけが実現したもので、現在では7N=100万分の1以下の純度を達成。
7N導体は事実上、最先端工業立国・日本の日鉱マテリアルズ社と三菱マテリアル社の2社だけが恒常的に生産と供給が可能ですが、
アクロリンクはこの2社から独占的に供給を受けています。
◆アクロリンクはいま製品ラインナップの7N化を推進。
新製品7N-A2030III Proはこの7N D.U.C.C. Cuにアクロリンク独自のストレスフリー(配線時の曲げなどの外部応力による分子配列の乱れを自動復元する加工技術)加工を
施した極上の0.26Φ素線を19本、巻方向をホット、コールドを逆にしながら高密度に撚り合わせて導体としています。
この導体はまず高品質架橋ポリエチレンで被覆したあと、ノイズを低減するシルク糸と強度向上と振動低減をもたらす直径1.7mmにおよぶPE無垢材を沿わせて
導電PE含有の非常に良質な高分子ポリオレフィンによる内シースを形成。
そしてすきまの全くない銅箔テープを巻いてさらにUEW交織編組のダブルシールド層を重ねてUV耐性を持つポリウレタンで仕上げています。
スタジオリファレンスとして非常に多くの納入実績を重ねてきた前作6N-A2030II Proと同じ2芯シールドタイプを継承。キープコンセプトの延長線上により高いクォリティを実現しました。
◆アンバランスタイプのRCAプラグはホット側に音の良さで評価急上昇のティルル銅を中空構造に仕上げたセンターコンタクトピン。
コールド側にも高音質ベリリウム銅を投入。メッキはダイレクトロジウム。
カーボンファブリックスリーブとアルミニウムによるハイブリッド構造のピンプラグカバーという構成で、ケーブル本体の驚異的な伝送特性と高音質を引き出し、
かつ不要振動とノイズ混入を最小限に抑制しています。
◆導体、絶縁素材、構造、中空パイプ、プラグなどひとつひとつがすべて“超”がつくべき布陣となっています。
その音は質感溢れる充実の低音域描写力、フォーカスはこの上なくシャープであり、そして軽やかに空間に拡がる中高音域再現。
超ワイドレンジで生の音楽を彷彿させるような本格システムでその本領をお聴きいただきたいケーブルの誕生です。
◆7N D.U.C.C. Cu:Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで
大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。
結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、音質上のメリットは大きいのですが、金属の結晶には方向性がありこれも揃える必要がありました。
X線照射による解析現象によりその方向性は観測できますが、母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで「オーディオ信号の伝送に最適な方向性」を
具えた極めて優れた線材が完成したのです。
◆独創のストレスフリーの7NCu:アクロリンクのストレスフリー製品は独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性により、あまりに大きな外部応力でない限りセルフアニール現象で
組織を健全な状態に復元することを実現した世界でも唯一のケーブルです。
伸線加工後の加熱処理時点で原子配列の転移は通常の4N銅に比べ1/10億のオーダーを達成、結晶粒の数も1/80〜1/100となっています。
さらに電流が流れることによってエ一ジング=セルフアニール環境が促進され残留歪が減少し組織が健全に回復して、より高音質化するのです。