商品について
写真表現にとって欠かすことのできない広角域、焦点距離30mm(35mm換算で28mm相当)の“広角カメラ”「SIGMA dp1 Quattro」
■3900万画素相当の高解像度を実現する、新開発 Foveon X3 SENSOR Quattro
Foveonセンサー独特の豊かなトーンとグラデーション、しっかりとしたテクスチャを感じさせる「フルボディ」画質は、光の情報を垂直方向にまるごと取り込める世界唯一のセンサー方式、「フルカラーキャプチャシステム」によるものです。新センサーでは、新たな3層構造1:1:4を採用。輝度情報はトップ、色情報はトップ、ミドル、ボトムの3層で取り込み、Foveonセンサーならではの持ち味はそのままに、さらなる高画質を追求。解像度(従来比30%アップ)とノイズ特性を向上させ、高画素化に伴うSN比の悪化を抑えられるだけでなく、忠実な色再現を行うための膨大なデータ処理の高速化にも成功しました。
■「Quattro」に最適化した画像処理を行う新開発エンジン「TRUE III」
新しいdpシリーズには、シグマが新開発した画像処理エンジン「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)III」を搭載しています。Foveonセンサーの進化とともに長年培ってきたノウハウを余すところなく投入し、新世代Foveonセンサー「Quattro」から出力された信号を「TRUE III」によって14bitで処理する事により、生成するリッチな画像信号を最適に処理できるよう洗練させました。大容量の画像データを生成し、豊かなカラーディテイルを損ねることなく、高精細で立体的な描写を実現します。
■諸収差を極限まで追い込んで最適にまとめあげた圧倒的な高画質性能、高性能レンズ19mm F2.8
Quattro センサーに最適化するために開発された専用設計の高性能広角レンズ19mm F2.8(35mm換算28mm相当)を搭載。蛍石と同等の性能を誇るFLDガラスを1枚、グラスモールド非球面レンズ2枚を採用し、諸収差を極限まで補正。テレセントリック性も考慮して被写体の情報を画面の隅々まで余すことなく伝え、センサー能力を最大限に引き出します。
■充実のカラーモード
各撮影シーンに最適な色調、コントラストなどを調整したカラーモードを新たに4モード追加しました。彩度を抑え、シャドウを強調し、映画のようなイメージを再現するシネマや、赤の色再現を強調し、夕焼けなどのシーンをより印象的に表現するサンセットレッド等、本格的な芸術表現をより身近に、気軽に楽しめます。
■専用現像ソフトウェアSIGMA Photo Pro
「SIGMA Photo Pro」は、RAW データを直感的に現像できるソフトウェア。Quattroが捉えたフルデータを余すことなく表現します。撮影した画像を見ながらスライダーを左右に動かすだけの簡単操作で、思いのままの写真表現が可能です。モードの切り替えでFoveon X3ダイレクトイメージセンサーの特徴を活かした、トーンやグラデーション描写、深みのあるモノクローム現像も可能です。
■画質と操作性の向上を両立させるための、新しいカメラのあるべきかたち
新しいdpは、その高い画質ポテンシャルを最大限に引き出し、芸術的な作品を生み出すための最適なボディバランスを追求しています。カメラを構え、両手でしっかりとホールドしたときの操作感、ポータビリティを考慮した場合に最適な重量や形状。そして直感的な操作をサポートする構成を工学的に追求しています。センサーとレンズとの正対、レンズユニットの独立配置。熱による信号への影響を避けるため、熱源となりやすいバッテリーや電源回路からセンサーや基板を極力離し、ボディにレイアウトすること。これらすべてが完全に統合された「最高画質での作品づくり」のためのカメラを、ぜひその手にとって確かめてください。