ゲームパッド・コントローラー

RPGやアクションゲームを遊ぶならキーボードマウスよりゲームパッド。
WASDよりスティックの操作に慣れた方も多いでしょう。
最近では様々な要因で本格FPSもゲームパッドでプレイされる方も増えています。

そんな本格FPSでの使用を目的とした最新の機能を搭載した高性能な製品も多数発売されています。

また家庭用ゲーム機用のゲームパッドも、サードパーティ製で正規ライセンスを取得したゲームパッドが存在します。

ここではPlayStation、Xbox、Nintendo Swithに対応したものも含め、PCで使用できるものをまとめて紹介しています。

FPSなど両方の親指で移動・視点変更を同時に使用しなければならないゲームにおいて、その操作を行いつつ表側のABXYボタンを使用するために考えられた機能です。
通常ABXYボタンは右手の親指で押しますが、スティックに取られて押せないために、追加ボタンを背面などに設置しABXYを割り当てすることによって、右スティックとボタンを同時に操作することを可能にしました。
スティックで移動・視点変更しながらスキルを使えたり、グレネードを投げたり、ジャンプしたりすることが可能なので有利に戦うことができます。

また他にも押しにくいスティック押し込みのR3・L3を割り当てればスティックを誤操作せずに簡単にR3・L3が押すこともできます。

使い方はいろいろ考えられるので自分に合ったキー割り当てが可能なのが追加ボタンの魅力です。

※製品にもよりますが、追加ボタンは基本的にゲームパッド上のボタンを割り当てます。キーボードの特定キーを割り当てたり、マクロ設定することはできません。

磁気ホールエフェクトスティックとはスティックに設置された磁石の強さを利用し傾きを検出するものです。

通常のスティックでは可変抵抗による抵抗値の変化で傾きの検出をしていました。
これは金属接点が常にこすれており、長期間使用することによって接点が汚れてしまったり、接点がすり減ってしまったりと、接触不良が起こる可能性があるものです。
このような経年劣化が起こると主に「ドリフティング」と呼ばれる、いずれかの方向に浅く入力してある状態として症状が発現します。

これらの問題を解決するのか、磁気ホールエフェクト方式です。
磁気ホールエフェクト方式では磁石の強さでスティックの傾き検出するため、物理的な接触がなく金属摩耗は起こらないのです。

トリガーロックは主にFPSの射撃ボタンとなっているR2またはL2トリガーボタンの押し込みの深さを浅くし、反応ポイントを早めることができる機能です。
通常トリガーボタンは1cm以上押し込みが必要ですが、それを浅く変更して押し込むまでの時間を短くして素早く弾が撃てるようにするできます。

ヘアトリガーという機能は、ソフトウェア制御や、ゲームパッド上の特定のボタンを押すことによってトリガーボタンの物理的な押し込み量は変わらずに、反応ポイントだけ深い位置から浅い位置に設定変更できるものです。

ゲームパッドのABXYボタンはメンブレンを採用している製品が一般的です。
これはラバードームというカップ状のゴムに伝導体が設置してあり、この伝導体が基板に接触することでボタンのON/OFFを行うものです。
ゴムの反発力で押し返すので、部品数が少なく低コストです。

これに対してマイクロスイッチ搭載モデルは、マイクロスイッチと呼ばれるマウスのクリックの部品と同じものを搭載しているものです。
このマイクロスイッチは反応ポイントまで押し込む深さが浅く、より速い反応を求められる格闘ゲームなどで有利に働きます。
また押し込んだ時のフィードバックはカチカチと、クリック感があり気持ちの良い反応が返ってきます。