商品について
フルバランス構成に加え、こだわりのディスクリート設計アンプを採用
■新開発のフルバランス構成回路を採用し、高解像度と広大な空間表現を実現。
AC以降のアナログ部をフルバランス構成とし、解像度と空間表現を追求。セパレーション向上のために、L/R独立ボリューム、L/R独立電源、L/R独立ヘッドホン端子を採用し、バランス接続のメリットを徹底追求しています。加えてギャングエラーゼロの電子ボリュームを採用し、安定した音像定位を可能にしました。
■緻密で力強い音質を実現するディスクリートアンプ
ヘッドホンアンプ部はこだわりのディスクリート構成を採用し、緻密で力強い音質を実現しました。強力な最終段が大型ヘッドホンにもしっかり対応します。
■新開発の“ハイインテンシティモード”により、外部給電時のさらなる高音質化を実現
外部電源接続時、安定した電力供給により微小な音楽信号の再現性を向上させる、“ハイインテンシティモード”を搭載。電源設定を切り替えて、より繊細で鮮明な表現を楽しめます。
■クリアな音質を実現する、デジタル/アナログセパレート基板。
デジタル部とアナログ部それぞれに専用の別基板を採用。理想的な回路ブロックを構成するとともに、相互干渉を低減し、クリアな音質を実現しています。
■安定した高音質を実現する、新開発“アドバンスドフローティング”構造を採用
回路基板をシャーシに固定した上でボディから浮かせる当社独自の“フローティング”構造を進化させ、ボディとシャーシの接触部分をさらに少なくした“アドバンスドフローティング”構造を採用。外部振動の影響を最小限に留め、どこでも安定した高音質を実現します。
■新開発の“f”ホールシャーシプラスを採用。
当社比※31.5倍厚の非磁性ステンレス素材を使用した高剛性シャーシに、従来の “f”ホールに加え“バナナ”ホールを配置。高剛性シャーシにしなやかさを与え、芯のある力強いサウンドと豊かで自然な響きを両立します。
<■ポータブル時の使い勝手を考慮した端子レイアウト
前面にUSB端子とヘッドホン端子を配置した、ポータブル時の使い勝手を考慮した端子レイアウトを採用。■さまざまな音源を、マスター音源のクオリティに近づけるNew「K2テクノロジー」を搭載
音楽信号に対し、“ビット拡張”、“周波数帯域拡張”、“波形補正” を行い、非ハイレゾ音源をハイレゾ化するとともに、ハイレゾ音源 もより高音質化してマスター音源のクオリティに近づける、当社独自の高音質化技術New「K2テクノロジー」を搭載。
SU-AX01は、同社製品として初のバランス駆動に対応する大型パッケージのトランジスタによるハイスピード電流帰還ディスクリートアンプを搭載。
DACにはESS製ES9018K2Mを採用し、iOS端末(対応する再生用アプリケーションも併用した場合)を含め、最高384kHz/32bit・PCM&11.2MHz・DSDまで対応できるようになった。
まずは内蔵バッテリー電源の状態で動作させてみる。繋いだヘッドホンはJVCのウッド・オン・ハウジング&大口径ウッドドーム振動板を取り入れた「WOOD 01(HA-SW01)」だ。
クラシックの音場はふくよかで伸び良く、低域の太さが印象的なリッチサウンドである。ジャズピアノはウォームに響き、ボーカルの質感もハリ良く浮き立つ。ウッドベースのむっちりとした胴鳴りも密度良く描いてくれる。
そしてUSB電源アダプターを外部電源として繋いだハイインテンシティモードに切り替えて聴いてみるとディスクリートアンプがもたらす太く堂々とした中低域の厚みと、ほぐれ良く繊細で自然な浮き立ちを見せる高域が織りなす有機的なハーモニーが特長となっており、高S/Nで解像度も高く、奥行きあるクリアな音場感を得ることができた。
別売りケーブル「CN-HY01MB」に繋ぎ換えたバランス駆動ではさらに静寂性が高まるとともに音離れの良いリアルで奥深いサウンドに進化。個々の楽器の音を粒立ち良く明瞭に描くとともに、ベースもより深く引き締め、音場のクリアさが一段と向上してくる。
音像の浮き立ちもシームレスで、音の立ち上がりや立下りが的確となり、質感の表現も一層丁寧だ。オーケストラの旋律もハリ良く滑らかで余韻の制御がより鮮明となった。
文:岩井 喬
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。