商品について
pro iCANの技術を採り入れたmicro iCAN SE
■Class A TubeState回路
micro iCANは、真空管がオーディオ信号を増幅する手法を周到にモデルにした、ディスクリート回路を使用しています。私たちはこれをTubeStateと称しています。iFi独自の技術です。私たちがみずから試聴してみたところ、特別なA級回路は良好なことがわかりましたが、micro iCANが他と大きく違うのは、TubeState回路を搭載しているからです。TubeState回路によって、サウンドは大きく向上するのです。家庭用電源から電力を供給される他のA級ヘッドホン・アンプを越えて、特別な「要因X」をiCAN SEに与えているのが、このTubeState回路です。だからこそ、 iCAN SEはA級ヘッドホン・アンプの大半よりも性能が良いのです。Class A TubeStateこそが、その違いを生み出しているのです。
■パワーと栄光
micro iDSDは、信じられないほどのパワーを要求するHE-6を駆動することのできる、おそらく唯一のポータブルDAC+アンプです。micro iCANもこれと同じ技術を受け継いでいるので、出力が10倍の4,000mWにまで高められています。ユーザーが調節できるゲイン設定と組み合わせて、iCAN SEは最小から最大のヘッドホンに至るまで、すべてに対応することができるのです。しかも、最高に簡単に。
■過剰なまでの部品性能
micro iCAN SEの内部を見ると、ELNA Silmic(エルナー社シルミック・シリーズ・コンデンサー)、MELF抵抗器、C0Gキャパシターが使われているのがわかります。これらの「高品質な」 部品は、どんなにがんばってもこの価格帯の製品に使われることはありません。しかしiFiでは、私たちは最高のサウンドを引き出そうと常に努力しており、それにはそういった部品を入念に選んで使う作業も含まれています。価格対パフォーマンスの割合は、度外視しているのです。内からも外からも、iFi流のやり方は非の打ちどころがないのです。
■ヘッドホン用3D HolographicSoundとXbass
最高のサウンドを再生することにかけては、iFiは、試さないものは何もないという点で、常に羨望の的となる評判を得てきました。録音というのは、そのほぼすべてが、ヘッドホンではなくスピーカーによる再生を前提に行われます(ヘッドホンとスピーカーは対極にあります)。ヘッドホンで音楽を聴くと、音が「頭の中にある」ように感じられることが多いのは、そのためです。ヘッドホン用3D HolographicSoundシステムはこれを矯正し、ヘッドホンが消えて、演奏者が頭の中ではなく部屋の中にいるように感じさせてくれるのです。今回のSEモデルでは、3D HolographicSoundをさらに洗練させたので、音場がただ「広がる」だけでなく、演奏者が「目の前にいる」感じが一層強まるようになっています。これはほんとうにスペシャルなことであり、何時間聴いても疲れることがないのです。
■出力信号が純粋なまま伝送されるDirectDrive
iCANのオリジナル・モデルにカルト的なステータスを与えたもうひとつの核心的理由が、DirectDriveです。これは、出力用のカップリング・キャパシターがないことを意味します。この「ダイレクト・シグナル・パス」は無比の存在であり、iCAN SEもこの回路のトポロジーを保持しています。だれもが透明なサウンドを聴くことができます。そしてその透明度は何ものにも負けないのです。
■ゲイン設定:0dB, 12dB, 24dB(ユーザー選択可能)
■S/N比:>123dB(A)
■全高調波歪率(THD):<0.003%(400mV/150R)
■周波数特性:0.5Hz to 500KHz(-3dB)
■出力インピーダンス:<1 ohm
■ヘッドホン出力:>4000mW(16Ω)
■出力電圧:>10V(>600Ω)
■入力電圧:AC 100 _ 240V, 50/60Hz
■消費電力:<5W idle, 12W max.