商品について
極上の静寂空間と高音質をワイヤレスで持ち歩く。高精度ノイズキャンセリング機能を搭載したBluetooth対応ステレオヘッドセット。
◆電波干渉による音切れが少ないBluetooth標準規格Ver.3.0。
◆フィードフォワード方式のANCを採用し、高音質を損なわないまま最大90%の環境騒音を低減。
◆ハンズフリーで音楽も通話も楽しめるウェアラブルネックバンドデザイン。
◆φ13.5mm大口径ドライバーと密閉性を高めるセパレーターによりノイズキャンセル使用時でも引き締まった低域再生。
◆有線接続でもノイズキャンセリング機能の使用が可能。
◆電源OFF時でも通常のヘッドホンとして使用できるスルー機能。
◆航空機内やBluetooth非対応機器にも接続できる専用アダプター&接続用コード付属。
◆圧縮ロスの少ない高音質aptXや音質劣化を抑制するAACコーデックに対応。
◆ワンセグ音声がワイヤレスで聴けるSCMS-Tに対応。
◆マルチペアリング対応により最大8台までの機器登録が可能。
◆2台のBluetooth機器を同時接続できるマルチポイントに対応。
◆Bluetoothとノイズキャンセル機能を同時に使用しても最大連続8時間使えるロングバッテリーライフ。
◆本体の電池残量が画面で確認できるiPhoneバッテリー表示に対応。
「ATH-BT08NC」は、同一カテゴリの他製品とは違うポイントが随所に見られる、実にユニークな製品だ。
まず、装着方法だ。「ウェアラブルネックバンドデザイン」とネーミングされたそのスタイルは、丁度ヘッドホンを首にかけるように、緩やかなカーブのネックバンドを首元に載せるかたち。
そしてATH-BT08NCは、イヤホンでは珍しいノイズキャンセリング対応モデルでもある。マイクは左右イヤホンのハウジングに内蔵。ハウジング外側に集音マイクを配置するフィードフォワード方式を採用しており、騒音カット率は90%にものぼるという。航空機用変換アダプターも付属するので、出張時などにも活躍してくれるだろう。
iPhone 6とペアリングしてBluetoothのワイヤレス接続で試聴してみた。ダイナミックドライバーの特性を活かしたスタンダードな高音質。空気感を持たせて響かせる豊かな低音に、高域までしなやかに伸びるナチュラル志向のサウンドで、例えば宇多田ヒカルの『Automatic』では空間のスケールを出しながら重低音の量感を出しつつダイナミックに鳴らす。楽器やボーカルのアタックの優しさは実にオーディオテクニカらしく、アニソンやJ-POPは男性/女性ボーカルとも癖なくフラット。繊細な音再現性も持ち合わせるため、クラシックやジャズは大得意だ。
そして、ノイズキャンセル機能をONにしても、OFFの状態と比べて音質差が極めて小さいのは本機の美点だ。
実際に電車に持ち出して使ってみた。走行時に響く重低音の騒音をカットし、静寂空間を作り出す効果は十分。音楽リスニングはもちろん、スマートフォンで映画やアニメを見るのにも、セリフが聞き取りやすくなりオススメだ。
ワイヤレスイヤホンとして、そして未だ少数派のインナーイヤー型ノイズキャンセル対応モデルとして、装着スタイルからして新しい「ATH-BT08NC」は一目置かれる存在になるに違いない。
文:折原一也
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。