商品について
MDR-1AにDAC機能を搭載 手軽にハイレゾ音源が楽しめる
◆ハイレゾを存分に鳴らしきるデジタルアンプ
ソニーが培ってきた高音質デジタルアンプ技術 S-MasterHX搭載
◆USB Audio対応(192 kHz/24 bit、DSD1 5.6 MHz)
USB Audio接続時は非同期伝送方式(Asynchronous)を採用し、最大192 kHz/24 bitに対応。本機独自のクロックを生成し送信側のクロックのジッターの影響を排除することで高音質を実現。
※DSDはPCM変換での再生
◆ウォークマン、Xperia、iPhone/Pad/Podとのデジタル接続に対応
◆新開発広帯域40mmHDドライバーユニット
ハイコンプライアンス化により低域再現性を高めつつ、可聴帯域を超える100kHzに至る高域再生可能なHD振動板形状を採用。
◆アルミニウムコートLCP振動板
表面にアルミニウムの薄膜をコートし、二つの素材を合わせることで超高域まで色付けの少ない音質を実現
◆エルゴノミック立体縫製イヤーパッド
装着性の向上はもちろん気密性を高め音漏れを低減し重低音域の迫力をあますところなく再現。
今回の試聴テストは「Xperia Z2と直接接続」→「USBホストケーブルを介したハイレゾ出力」の順で試聴した。
エレキやピアノの高域がとても煌びやかだ。ボーカルの押し出しが強く、中域の音もやや派手めな印象を受ける。ベースは量感もたっぷりとあって、厚手かつ濃いめ。MDR-1ADACは中低域の量感がプラスされて、高域はメリハリを強くしたハッキリ&クッキリとした音づくりを狙っているように感じた。
ハイレゾ音源の再生では低域の透明度が上がり、アタックのスピード感が高まるとともに音のアラインメントがビシッと揃う。中低域を中心とした力強さを残したまま前後左右方向への広がりが増してくる印象だ。高域の伸びはやや中域の力強さに引っ張られているような感もあるが、メインボーカルやコーラスの高域は立体感が高まり、ライブ盤らしくオーディオエンスの歓声や歌声もよく見晴らせるようになる。エレキギターの中高域はしなやかでロングトーンのサスティーンに粘りがある。
イヤーパッドの形状はMDR-1Rから改善が図られており、見た目にも肉厚。特に耳の裏側のいわゆる“エラ”の箇所にあたるイヤーパッドの厚みをたっぷりと取ったことで、音漏れをしっかりと抑えながら低域のボリューム感の向上にもつなげている。
文:山本 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。