商品について
MUSIC FRIEND IN MY POCKET
Astell&Kernをもっと身近に。AK Jrの後継モデルが登場します。
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Astell&Kernをもっと身近に。AK Jrの後継モデルが登場します。
◆「AK70」は、Astell&Kern のサウンドを、より身近に楽しんで頂くために誕生した「AK Jr」の後継となるニューモデルです。
Astell&Kern ポータブルプレーヤーとして最もエントリー向けに位置するモデルではありますが、第二世代AKシリーズ「AK240/120II/100II」と同様のシーラス・ロジック製DAC「CS4398」をシングル構成で搭載。さらにUSB オーディオ出力のサポートや、ネットワーク対応など、上位モデルに差し迫る機能・性能を備えています。幅広いニーズに応えるハイクオリティ&ハイコストパフォーマンスモデル、それが「AK70」です。
・AK240、AK120II、AK100IIに採用のシーラス・ロジック製DAC「CS4398」を、シングル構成で搭載
・PCM最大384kHz/32bit、DSD128(5.6MHz/1bit)の再生に対応
*ネイティブ再生は192kHz/24bitまで。
*352.8kHzは176.4kHz、384kHzは192kHz、32bitは24bitにダウンコンバート、DSDはPCM176.4kHz/24bitに変換対応。
・USB AUDIOデジタル出力をサポート。DSDファイルはDoPでの伝送にも対応
*PCM:384kHz/32bit DoP:DSD128(5.6MHz/1bit)まで。(2016年6月現在)
・通常のヘッドホン端子に加え、バランス出力端子を搭載(2.5mm/4極)
・DLNAネットワーク機能「AK Connect」搭載。ストリーミング再生やスマホからの遠隔操作などにも対応。
・プレーヤー本体から直接楽曲を購入できる、ストア機能搭載
・第3世代AKシリーズと同じUIを採用。さらにトップメニューのアートワーク拡大表示機能も搭載。
・PCと接続してUSB DACとして使用可能
*PCM:96kHz/24bitまで
本格的なポータブルオーディオをこれから始めようとする方に薦めやすい単体プレーヤーの中で、初めて購入する製品の上位候補はAstell&Kern「AK70」だろう。携帯性、操作性、音質、機能、価格と全て強みがありトータルバランスが良く、慣れたらバランス駆動にも対応できる。
AKシリーズはポータブルオーディオファンの間で普及率/認知度も高い。では、AK歴代の小型エントリーモデル「AK Jr」「AK100MKII」を愛用するユーザーの乗り換え機としてはどうなのかも含めて、本機をチェックしてみよう。
歴代モデルと比較した違いとしては、2.5mmバランス出力も装備した点は大きい。USBデジタル出力にも対応し、ポタアン次第で音質の大幅向上も期待できる。また、システムやインターフェースが現行ハイエンド機と同系になったので、アップデートで安定性向上や機能追加も期待できる。
サイズや持ち心地は、100MKIIより縦に長いけど薄く、Jrより縦は短いが他の部分は大きく重いという感じ。100MKIIからの違和感は少ないが、Jrのサイズ感が好きでジーンズ等の外ポケットに入れたい人には厳しいかもしれない。ボタンやイヤホン端子の配置はあまり変わらず、形状の違い等はあるものの一貫性がある。
音の面では従来機の流れを汲んだ進化を感じる。100MKIIは中低域の厚みが足りず全体的にさっぱりとしていて、Jrではクリアさと艶が出たが中低域は頑張りすぎた印象もあった。AK70では中低域の要素も出しつつ力強く制御している。
Jrの音の方向性は気に入っていて完成度の向上を求める人にはぴったりではないだろうか。一方で100MKIIの方が合うと感じるユーザーには、音だけで言えばAK70も違うかもしれないが、使い勝手や将来性はAK70が優位だろう。
環境一新の気持ちも込めて、音の方向性の違いも楽しみの一つと捉えられれば、AK70に行くのはありだ。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。