商品について
新世代のフラッグシップSACDプレーヤー
主な特長
・「Vivid & Spacious」を体現するフラッグシップモデル
・37種に及ぶカスタムコンデンサーを投入
・A7075（超々ジュラルミン）による新開発トップカバー＆フット
・アルミ砂型鋳物ベース採用ドライブ・メカニズム「Advanced S.V.H. Mechanism」
・Advanced AL32 Processing
・フルバランス・ディファレンシャル構成のD/A変換＆オーディオ出力回路
・L.C.マウント・ツイントランス＆アルミ砂型鋳物ベース
・DSD 5.6 MHz & PCM 192 kHz / 24bit対応USB-DAC
デノンが4年かけて作った新旗艦SACDプレーヤー
“SX1 LIMITED”は同社のサウンドマネージャー、山内慎一氏が4年の歳月をかけて作り上げたものだ。オリジナルの「PMA-SX1／DCD-SX1」から基本設計は踏襲するが、カスタムメイドの電解コンデンサーやA7075超々ジュラルミン製のトップパネルなどの特別なパーツが加えられた。
視聴では、プリメインアンプ「PMA-SX1 LIMITED」とSACDプレーヤー「DCD-SX1 LIMITED」を組み合わせてテスト。情報量はオリジナルよりも大幅に増加している。主要メロディの裏側にあるリズムやハーモニーが耳のフォーカスを合わせなくても自動的に脳内に流れ込んでくる。怒涛のごとく押し寄せてくる音楽の意味やニュアンスを受け止めるのが誠に心地よい。
実力的に見て、格上の海外モデルに匹敵する内容だ。とくにPMA-SX1 LIMITEDの直熱三極管的な表現は他のソリッドステート機ではまず得られない。DCD-SX1 LIMITEDと組み合わせた時の説得力の強さにも惹かれるものがある。このランクでこの音が出せるというのは、現代オーディオ界の奇跡のひとつといっても過言ではない。
文：石原 俊
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
かねてから、私の店舗イベントでのリファレンスSACDプレーヤーはDCD-SX1だったが、その音質改良モデルのSX1 LIMITEDを聴いたとたん、「圧倒的に素晴らしい!」と判断し、現在はLIMITEDをリファレンスにしている。
マクロ的にもミクロ的にも鮮度が格段に上がった。粒子感が細かく、密度が高い。音源が持っている音の情報性、情緒性、コンセプトを上手に再現。しかも無色透明ではなく、独特の表現で楽しませてくれる。温度感が高く、気持ちのいいデノン的な音味も備えつつ、空間感と直接音の情報性が絡み合っている。単にハイファイなだけではなく、音楽を美味く聴かせてくれる名SACDプレーヤーだ。
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