フォレスト出版
詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション
論点すりかえ、記号論理、不完全性定理、古典論争、パラドックス、社会的ジレンマ……、これだけの情報がコンパクトに詰まった一冊!
論点すりかえ、記号論理、不完全性定理、古典論争、パラドックス、社会的ジレンマ……、これだけの情報がコンパクトに詰まった一冊!
論点すりかえ、記号論理、不完全性定理、古典論争、パラドックス、社会的ジレンマ……、これだけの情報がコンパクトに詰まった一冊!
ホンモノの論理力とディベート力を身につける知の技法とトレーニング
「コミュニケーション」の根底にあるのは「他者理解」つまり自分以外の人々の考え方や生き方をどのように理解するのかというテーマである。
そこで重要になるのは、意見が違うという結論ではなく、なぜ意見が違ってくるのか、その理由を検討することであり、その際に求められるのが「論理的思考」に基づく、次の「ロジカルコミュニケーション」だ。
(1)賛成論と反対論の論点を可能なかぎり(少なくとも双方3 つ以上)明らかにして、
(2)どの論点に自分が価値を置いているのかを見極め、
(3)新たなアイディアを発見するディスカッションの過程を重視し、
(4)結論を変更してもかまわないので、
(5)その時点における自分の最適解を発見するコミュニケーション・スタイル。
本書では、さまざまな社会的・哲学的問題を提起し、多彩な論点を浮かび上がらせて、ディスカッション・ディベートの技法をつかめるように工夫している。
■ まともな大人は「論破」しない
現代の日本で主流になっているのは「相手を黙らせるコミュニケーション」だ。
双方が自己主張をぶつけ合い、場合によっては相手を嘲笑したり罵倒したりして、一方が黙り込むと、他方が「はい、論破!」のように勝ち誇るというタイプのコミュニケーションといえる。
この種の詭弁・暴言・論破に打ち勝つのが「ロジカルコミュニケーション」である。
とくに、家庭や学校や職場といった生活の中心基盤で、なぜか円滑なコミュニケーションができない、会話そのものが苦手、他者との距離の取り方が難しいなど、
コミュニケーションに本質的な問題を抱えている読者には、本書の内容は抜群の効果を期待できるはずだ。
■ 本書の構成
本書は、第1章:基礎、第2章:応用、第3章:論証、第4章:パラドックス、第5章:ジレンマの全5章で構成されている。
第1章 論理的に考えて、うまく伝えるには? 【基礎】
「論理的思考」と「コミュニケーション」の基礎を解説する。ここでは「ロジカルコミュニケーション」に必要な最低限度の「マナー」を身に付けていただく。
第2章 詐欺に騙されないためには? 【応用】
「記号」を用いて「論理的思考」の本質を解説する。「+・?・×・÷」の意味がわからないと「算数」を理解できないように、
「¬・∧・∨・⇒・⇔」といった「論理記号」を理解できないと、論理学の圧倒的な有効性に到達できないからである。
どうしても「記号」が苦手な読者のためには「論理記号」に対応する「説明」を併記してあるので、そちらを読み進めていただきたい。
第3章 筋道立てて、証明するには? 【論証】
「論理的思考」で最も重要になる「妥当性」に着目しながら、アリストテレス以降のさまざまな「論証」形式を修得する。ここで正統な論理学の流れを実感しながら、
最終的には、パズルを用いて、論理学界の「ランドマーク」と呼ばれる「不完全性定理」まで理解できる仕組みになっている。
第4章 論理を突き詰めるとどうなる? 【パラドックス】
古典的論争やパラドックスを「論理的思考」を用いて考察するとどうなるか、その驚異的なおもしろさに触れていただく。
第5章 世の中の難問に、どう答える? 【ジレンマ】
「第5章:ジレンマ」では、現実に解決困難な社会的ジレンマに関する議論を取り上げた。
ぜひ読者にも一緒に「ロジカルコミュニケーション」を用いて考える楽しさを味わっていただきたい。
必ずしも最初から順を追って読み進める必要はないので、気になるセクションから好きなように読み飛ばしてほしい。
不明な言葉があれば前に戻って確認し、何度も前後左右を読み返しながら、事典のように読み込んでいただきたい。
結果的に、いつの間にか「論理的思考」と「ロジカルコミュニケーション」が身に付いているはずだ。
商品名 | 詭弁・暴言・論破に打ち勝つロジカルコミュニケーション |
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型番 | キベンボウゲンロンパニウ |
メーカー | フォレスト出版 |
商品番号 | 101507683 |
JANコード | 9784866803180 |
メーカー発売日 | 2025/03/21発売 |
ページ数 | 261 |
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著者 | 高橋昌一郎 |
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