商品について
メタル素材で魅せるミニマルデザインとキレのある高解像サウンド
メタル素材で魅せるミニマルデザインとキレのある高解像サウンド
■メタル素材に存在感を与える洗練されたデザイン
円筒形状のステンレスを切削したボディに、高品質感と音の響きをイメージするV字カットとスピン加工を加え、コンパクトながら洗練された存在感を放つデザインとしています。シンプルさとミニマルさを追求した、一体感のあるフォルムを実現しました。
■多様なスタイルに合うモダンなカラーラインアップ
洗練されたスタンダードを表現したカラーラインアップ。ファッションの定番色を基調とした多様なスタイルに合うモダンなカラー4色からお選びいただけます。
■ハイレゾ対応チタンコート振動板を採用
伝搬速度に優れたチタンコー ト振動板を採用。キレのあるギターサウンドや鮮やかで艶のあるボーカルを再現します。
■無垢削り出しのステンレスボディ
高剛性ステンレス素材を切削加工した、無垢削り出しのステンレスボディを採用。不要な振動を抑え、キレのあるドラムサウンドや引き締まったベース音を実現します。
■絡みにくいグルーヴケーブル
ケーブルの被覆部分に微細な溝を入れて摩擦をおさえることで、絡みにくいグルーヴケーブルを採用しました。
JVCが新たに提案する新レーベル「N_W」の第一弾として登場したイヤホンが、“SOLIDEGE”シリーズの「HA-FD7」だ。
「質感の高いソリッドなデザインと高解像かつキレのあるソリッドなサウンド」というSOLIDEGEのコンセプトは、このモデルを一目見て、そして、しばらく聴けば多くの方が「こういうことか」と納得することだろう。
いちばんわかりやすいのはハウジングだ。円筒形でコンパクトな筐体からは、金属ならではの密度や凝縮感が伝わってくる。まさにソリッド。イヤーピースとケーブル周りの他は全て金属に統一することで、このモデルのクールな雰囲気はさらに高められている印象だ。
さて、そのサウンドを聴くと……意図したコンセプトをこれほど見事に具現化できているのはすごいなと感心させられた。たしかにこれは「高解像かつキレのあるソリッドなサウンド」だ。特に低域側での「ソリッド」さが際立つ。
ウイスパー感のある女性ボーカルとロックなリズムセクションによるポップス、相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」は、ステージの照明を少し落としたようなダークな雰囲気で再生。そのダークな空間だからこそ、そこにそれぞれの音が浮かび上がる陰影、立体感が生える。浮かび上がるボーカルやシンバル、ギターは、刺さる成分をほぐしてしっとりとした感触。気候やロックでいうと、カリフォルニアではなくロンドンのような雰囲気のサウンドだ。
「ソリッド」ということではベースの感触が素晴らしい。ドーンと広く広がる豊かさではなく、それと同等のエネルギーをぎゅっと凝縮したかのような、コンパクトでありつつ力感に満ちた音だ。暴れるパワフルさではなく、しっかりと制御された力強さで落ち着いたドライブ感を生み出してくれる。
新レーベル新シリーズの第一弾がこの完成度。いや第一弾だからこそ、その意義の全てを体現するものとしてこの完成度でなくてはならなかったのかもしれない。ルックス、サウンド、コンセプト。全てに凝縮感のあるイヤホンだ。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。