商品について
MOMENTUM On-Ear 第二世代のBluetoothモデル。
◆MOMENTUM On-Ear第二世代のBloothhthモデル。
Bluetooth4.0、NFC、apt-X対応
◆ノイズキャンセリング機能搭載。
◆収納に便利な折りたたみ式。
付属のケーブルで通常のヘッドフォンとしても使用可能。
◆3時間充電で、22時間使用可能 (Bluetooth、ノイズキャンセリング同時使用時)
MOMENTUM On-Ear Wirelessは、スタイリッシュさとオーディオ的な音の良さを兼ね備えた、“MOMENTUMシリーズ”のワイヤレス/ノイズキャンセリング対応ヘッドホンだ。
試聴ではBluetoothの安定性も高かった。ゼンハイザーはコンシューマー/プロ向けステージ用ワイヤレスマイクなど技術の蓄積があり、無線通信技術の基盤があるので信頼に足るだろう。
ノイズキャンセリングは違和感を出さないバランスが巧い印象。効果は強力で、音楽を流さず静かな室内で空調ノイズを下げるために使うと血流が聞こえるほど。それでいて強引さがなく、良い意味で音楽再生中は存在を忘れられる。
イヤーパッドとヘッドバンド内側にはアルカンターラを採用しさらりとした装着感。カジュアルさがワイヤレスの軽やかさともマッチする。
音質は特に低音のチューニングが巧みだ。相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」はドラムスとベースの太さと弾力が素晴らしい。シンプルに言えば「楽しい低音」。ロックのドライブ感やジャズのスイング感といった表現に長けている。ノイズキャンセリングのおかげで屋外でも楽しさは損なわれない。
Q-MHz feat. 小松未可子さん「ふれてよ」はエレクトリックベースの役割が大きい曲で、その好感触が際立つ。ベースの最低音域までを使うフレージングでも音の輪郭、弾みや太さも維持され、アレンジや演奏をより明確に伝えてくれる。
ボーカルは飾らない響きだ。シンバルのシャープさやギターのエッジは目立たせないがクリアさは確保し、聴きやすさとのバランスが適切だ。音もMOMENTUM On-Earに求められる身近さに沿っている。
今回強く実感したのは明確なコンセプトとブレない物作りだ。MOMENTUMシリーズが一つのブランドとして確立されつつあるような完成度を見せてくれた。
文:高橋 敦
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。